写真:古都の U助
地図を見る京都・安井金比羅宮は祇園の繁華街から至近距離にあり、その周囲には建仁寺や六道珍皇寺、高台寺や八坂神社といった人気の寺社が多く点在しています。
この安井金比羅宮といえば縁切りのご利益で知られる神社ですが、カップルやご夫婦での参拝先としてもとても人気があります。それは、こちらにお参りすると良縁の妨げとなるような悪縁を切ってくれるからだと言われているからです。
写真:古都の U助
地図を見る汚れだけで無く、心の悪いものも洗い流すつもりで参拝前には手水社でしっかりと手を清めましょう。新緑も爽やかな時期なら心身ともにリフレッシュできます。
写真:古都の U助
地図を見る緑に囲まれた本殿と、その手前にある拝殿も絵になります。
安井金比羅宮の境内には桜や紫陽花、藤の木もあり、それぞれの花の季節はもちろん、祇園の繁華街から至近距離にあるにも関わらず、境内では美しい新緑や深緑を目にすることができます。
安井金比羅宮のご祭神の一柱である崇徳天皇は、保元の乱に敗れ讃岐に流されましたが亡くなる直前、全ての欲を断ち切ったということが伝えられています。そのためここでは縁切りのご利益があるとされているのです。
写真:古都の U助
地図を見るこちらは安井金比羅宮境内にある「縁切り縁結び碑」。
もともと安井金比羅宮がある地は藤原氏の祖・藤原鎌足が藤を植え、子孫長久を祈り一堂を設け藤寺と号したというルーツを持っています。第75代崇徳天皇は特にこの藤を好まれ、久安2年(1146年)に堂塔を修造して、寵妃である阿波内侍(あわのないし)を住まわされました。戦によって別離を余儀なくされた二人ですが、後世の人々が同じような悲しい思いをせずとも良いよう見守ってくれていることでしょう。
写真:古都の U助
地図を見るこの縁切り縁結び碑は、まずご本殿に参拝した後、形代(身代わりの白いおふだ)に切りたい縁・結びたい縁などの願い事を書き、「形代」を持って願い事を念じつつ碑の表から裏へ穴をくぐります。まずはこれで悪縁を切り、次に裏から表へくぐって良縁を結びます。そして最後に形代を碑に貼ればOK。縁切り縁結び碑はいつもこの形代でいっぱいです。
写真:古都の U助
地図を見る安井金比羅宮では夏が近づく6月30日、例年午後6時から「夏越大祓(なごしのおおはらえ)」が斎行されます。これは茅の輪をくぐり、半年間の罪穢を祓う神事。
茅の輪は例年6月28日頃設置され、6月30日中まで自由にくぐることができます。
写真:古都の U助
地図を見る茅の輪の横にはくぐり方の案内も出されますので、参考にすると良いでしょう。
夏越の大祓が行われる6月30日、京都を中心とした関西方面では和菓子の「水無月」を食べる慣わしがあります。その昔旧暦6月1日は「氷の節句」と称し、宮中では冬に氷室に貯蔵しておいた氷を口にして、病気せず夏を無事に乗り越えることを祈る行事がありました。
やがて一般に氷を模したういろう菓子を食べ、病気や夏痩せせず無事に過ごせるように祈るように。京都では6月になるとほとんどの和菓子屋でこの水無月を求めることができます。京都でのおやつやお土産に、6月には茅の輪くぐりとともにこの時期の京都で押さえていただきたいものです。
住所:京都府京都市東山区東大路松原上ル下弁天町70
電話番号:075-561-5127
アクセス:
京都市バス東山安井下車、徒歩約1分
京阪本線「祇園四条」駅から徒歩10分
阪急京都線「河原町」駅から徒歩15分
2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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