写真:Lily T
地図を見る熊野古道は、2004年「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の一部として世界文化遺産に登録されました。別名は熊野参詣道とも言われ、京都や奈良などの都市から熊野三山へ至る参詣道の総称です。
熊野古道は、主に紀伊路、小辺路、中辺路、大辺路、伊勢路、大峯奥駈道の6つの道で構成されています。
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地図を見る道の世界遺産はとても珍しく、2019年現在スペインとフランスの「サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路」と紀伊山地の霊場と参詣道のみが登録されています。
近年では、熊野古道の景観を求めて世界中から観光客が急上昇しています!
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地図を見る熊野と伊勢神宮を結ぶ伊勢路は、江戸時代から多くの庶民によって使われてきました。
特に伊勢路にある馬越峠は、熊野古道ならではの綺麗な石畳の景観が見られることで、数多くの観光客から人気を集めています。
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地図を見る開通時期は未詳ですが、江戸時代とする説が有力で、紀伊藩によって整備されました。
石畳が多く用いられているのは、紀伊山地のエリアが日本でも特に降雨量が多いためです。上り坂のため体力は使いますが、実際に歩いてみると想像以上に歩きやすく、綺麗に整備されている石畳を見ると感動することでしょう!山中の景色が、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのようで、古き良き日本を感じられます。
今回ご紹介する馬越峠道は、熊野古道馬越峠登口からJR尾鷲駅まで約2時間40分のコースです。山中で見られるいくつかの見どころについても、ご注目ください!
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地図を見る馬越峠を目指して歩いていると、最初に見えてくるのが「夜泣き地蔵」です。
明治時代までは旅の安全を祈るお地蔵様があったとされる小さな祠は、やがて子供の夜泣き封じを願う夜泣き地蔵と呼ばれるようになりました。
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地図を見る馬越峠には、江戸末期の俳人可涼園桃乙(かりょえんとうおつ)の「夜は花の上に音あり山の水」と刻まれた句碑が建っています。
この俳句は、可涼園桃乙が夜桜見物の時に詠んだ俳句と云われ、1854年可涼園桃乙の弟子たちによって建てられました。
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地図を見る馬越公園内にある展望台からは、尾鷲市の景色を一望できます。ここまで登ってきた後に見る眺めは、最高です!
また、春には桜、秋には萩の花など四季折々の花々が公園内に咲き誇ります。眺めの良い東屋もあります。
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地図を見る馬越峠を下ると、大きな石造りの鳥居が見えてきます。鳥居をくぐりしばらく奥へと歩いて行くと、馬越不動滝があります。
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地図を見る馬越不動滝の左側には馬越不動尊が祀られていて、霊験あらたかなスポットです。涼むこともできて、登山の疲れも吹き飛んでしまいそうです!
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地図を見る熊野古道はいくつものコースがありますが、今回ご紹介した伊勢路の馬越峠は熊野古道の中でも登山しやすいコースです!登山した後はとても気持ちよく、気分がリフレッシュされます。
熊野古道に行こうか迷われている方は、是非とも馬越峠を登山してみてはいかがでしょうか?登山中の景観などを含めて、行って良かったと思える場所です。
是非とも、尾鷲市の馬越峠に足を運んでみてください!
住所:三重県尾鷲市馬越町4538-7
電話番号:0597-23-3784(東紀州地域振興公社)
アクセス:
熊野古道馬越峠登口
JR紀勢本線「相賀駅」から徒歩で約30分
JR紀勢本線「尾鷲駅」からバスで「鷲毛」下車・徒歩で約10分
2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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