利尻島北部にある鴛泊港フェリーターミナル(写真)は海を楽しむ拠点・海の駅も兼ね備えた建物で、海の玄関口です。ハートランドフェリーが1年中利尻島と稚内を結ぶ航路を1日2〜4往復、利尻島と礼文島の香深港を結ぶ航路を1日1〜3往復運航しており、夏季に増便されます。ターミナルの周辺には宿泊施設や土産店があるほか、近くにあるペシ岬からの鴛泊港とフェリーの写真はインスタ映えするスポットとしても知られています。
ターミナルの1階はハートランドフェリーのチケットカウンターと利尻富士町観光協会の案内所(写真)、売店、コインロッカーが、2階はフェリー利用客の乗降口、カフェ「TSUKI CAFE」、食堂丸善、インターネットコーナーがあります。
鴛泊港からは、南方向に雲がかかっていなければ利尻山(利尻富士)が見えます。また鴛泊港入港前・出港後も、天気が良ければ写真の様にフェリーの船上からきれいな利尻山を眺める事が出来ます。
<鴛泊港フェリーターミナル(利尻島)の基本情報>
住所:北海道利尻郡利尻富士町鴛泊
電話番号:0163-82-1121
営業時間:7:00〜最終便到着まで
*フェリー窓口は7:30〜最終便出港までですが、出港便と便の間は休業あり
アクセス:利尻空港よりタクシーで約10分
2階にある食堂丸善(写真)はラーメン、そば、丼、カレー、ドリンクがメニューにあるターミナル唯一の食堂。食堂の窓からは晴れていれば利尻山が見える眺めがよい場所です。
食堂丸善には利尻島らしく、とろろ昆布ラーメン塩やとろろ昆布そば、りしり昆布焼酎がメニューにありますが、広い期間に食べられる一番おすすめのメニューは北海道発祥のスープカレー(写真)。スープカレーにはチキンと野菜の2種類があり、トマトベースのスープは辛いもの好きには物足りなさを感じそうな味ですが、辛い物が苦手な人にはぴったりの味。
また夏のうにの漁期には生うに丼(写真)などの料理も登場します。うには入荷状況によって価格が変わりますので、うにを味わいたい旅行者は当日確認して下さい。
<食堂丸善の基本情報>
電話番号:0163-82-1100
営業時間:11:00〜14:00
営業期間:3月〜12月
*不定休ですので、来店前に確認して下さい。
1階の売店は売り場が小さいため土産の種類は少な目ですが、特に登山で島を訪れる旅行者にはうれしい品を販売。その名も「利尻山ソックス(写真)」。利尻山と標高が描かれたデザインが特徴的なソックスで、登山やトレッキングに向いた商品です。登山をしない旅行者でも足元から利尻を思い出す利尻山ソックスを履いてみてはいかがでしょうか。
<鴛泊港フェリーターミナル売店の基本情報>
電話番号:0163-82-1121
営業時間:7:30〜最終便出港までですが、出港便と便の間は休業あり
鴛泊フェリーターミナルの向かいにあるニッポンレンタカー利尻営業所を運営する長岡商店は、地元利尻の土産が揃った店舗でもあります。
長岡商店にある期間限定の逸品土産といえば、利尻で採れる天然のぎんなん草(みみこ)でしょう。北海道の日本海側で多く採れる天然海藻の高級品で、例年1月〜3月の厳冬期、しかも全て手作業での収穫。ぎんなん草はミネラル、食物繊維が豊富でコリコリした食感がたまらない海藻で、味噌汁に入れて食べる人が多いです。春に販売開始すると、例年6月の終わりには売切れてしまう限定土産です。
利尻島の土産を代表するものといえば利尻昆布。長岡商店にある昆布加工品のおすすめは、鴛泊の秋元昆布加工場で作った「とろろ昆布」。とろろ昆布はプレスした昆布を機械で縦に削ったものですが、秋元昆布加工場は優秀な加工技術を持つ工場で、更に人の手で良質の昆布を削って作るとろろ昆布よりも高級品である「おぼろ昆布」も製造しています。
<長岡商店の基本情報>
住所:北海道利尻郡利尻富士町鴛泊港町
電話番号:0163-89-0919
営業時間:8:00〜17:15(4月下旬から10月末まで、冬季休業)
利尻島西部・利尻町の中心にある沓形(くつがた)港フェリーターミナル(写真)は6月〜9月のみ営業。礼文島の香深港と利尻島を結ぶ航路が夏季に運航しています。沓形港にはフェリー岸壁のほかに耐震強化岸壁があり、主に日本のクルーズ客船が利尻島クルーズを行う時に寄港しています。
ターミナルは2階建てで、エレベーターや人道ゲートが完備。フェリーの乗下船は2階からです。ターミナル内に売店や飲食店はありませんが、1階フェリーカウンターの隣に利尻町観光協会の案内所があるほか、1階にはコインロッカーもあります。
<沓形港フェリーターミナル(利尻島)の基本情報>
住所:北海道利尻郡利尻町沓形
電話番号:0163-84-2424
アクセス:利尻空港よりタクシーで約20分
営業時間:9:00〜16:00(6月1日〜9月30日、それ以外休業)
*なお、観光協会は9:00〜12:00まで、フェリー窓口は10:00〜11:30まで
沓形フェリーターミナルの前には展望施設があり、ターミナルの2階よりも高い場所にある展望台(写真)から沓形港周辺の景色がよく見えます。
<沓形港展望施設の基本情報>
住所:北海道利尻郡利尻町沓形富士見町
電話番号:0163-84-2345(利尻町役場)
利用期間:5月1日〜10月30日まで
利用時間:
7:00〜21:00(5月1日〜9月15日)
8:00〜19:00(9月15日〜10月30日)
*風の強い日や波の高い日は利用出来ません。
沓形港フェリーターミナルのそばには利尻島の名物アイスで有名な「北利ん道(きたりんどう)」本店(写真)があります。北利ん道は沓形から少し離れた場所にある、ウニ割り体験で知られる神居海岸パークも運営。名物アイスの他に、初雪が降る10月、11月に利尻で収穫した山ぶどうで作るジュースも味わえます。
北利ん道の名物アイスといえば「愛す利尻山(写真)」が有名です。2019年からバニラアイスを北海道産の牛乳を使った原材料に変更し、以前よりもよりおいしくなったアイス。オリジナル製法で乾燥させたウニとバニラアイス、「昆布からの塩」で作った塩バニラの昆布を別々に味わってから混ぜて食べるのがおすすめ。しかもスプーンは乾燥昆布を加工した特製です。
<北利ん道本店の基本情報>
住所:北海道利尻郡利尻町沓形富士見町136
電話番号:0163-84-3011
営業時間:10:00〜17:00(6月〜9月)
アクセス:
沓形港フェリーターミナルより徒歩1分
鴛泊港フェリーターミナルより車で約20分
利尻島・鴛泊港と沓形港は利尻島ならではの食・眺めがある島のターミナル。夏季なら両方の港を比べながら島を観光しても楽しめる場所です。フェリーに乗って、また飛行機で利尻に来ても旅行の途中で立ち寄ってみたい鴛泊港と沓形港へ出かけてみませんか。
2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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