鹿児島県の離島・沖永良部島は、奄美大島と沖縄本島の間にあるサンゴ礁が隆起してできた島。青々とした綺麗な海に囲まれており、ウミガメが数多く生息していたり、クジラやギンガメアジのトルネードが見られるなど、海の魅力が多い島です。しかし海だけでなく、島の中には大小200〜300もの洞窟が存在しており、日本でも数少ないケイビングスポットとして有名なのです。島全体に鍾乳洞が張りめぐらされており、“鍾乳洞の島”と呼ばれることも。
沖永良部島の洞窟の特徴としては、ホールのように広い場所があり、また水量も多いので写真のような神秘的な空間を探検することができるんです!!
では、ケイビングツアーの概要です。まず、ツアー会社でヘルメット・ライト・つなぎ(中は水着など着用)・濡れていいスニーカー・軍手を着用します。そして、ケイビングの場所に車で移動します。車を降りてから、木が生い茂る道を行くこと数分。洞窟の入り口に到着します。入り口はぬかるんだ泥の坂を下っていくので、滑らないように慎重に歩を進めましょう。この第一の難関を終えると、いよいよ洞窟探検の始まりです!
洞窟の中では写真のような、鍾乳石が私たちを迎えてくれます。何千年という時をかけた、自然の美に圧巻されます(リムストーンというスポットです)。
写真:浦 カオリ
地図を見る鍾乳石のほかにも、サンゴの化石や金色のカビ、ケイブパールと言われる真珠のように美しい石など異空間の雰囲気を楽しめます。
しかし、それだけで終わらないのがケイビングツアー。半身を水に浸かって移動したり、写真のように狭い場所は、頭上の鍾乳石を傷つけないように頭をかがめてほふく前進するなど、非日常的な体験ができます。…とここまで書くと、相当ハードな印象を持たれるかもしれませんが、普通に歩く場所もありますし、ガイドさんがしっかりサポートしてくれるのでご心配なく!
ケイビングに際しての注意点は、決して鍾乳石に触らないことです!白い鍾乳石に泥や汚れが付くと、半永久的に汚れが落ちません。他にも洞窟内ではルールがあるので、ガイドさんの指示に従って動いてくださいね!
さて、沖永良部島のケイビングツアー、いかがでしたか?
日本のみならず、海外でも有数のスポットとして知られる沖永良部島のケイビング。観光化された鍾乳石のツアーとはまた違った体験ができます。是非、みなさんも体験してみてください!!
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この記事を書いたナビゲーター
浦 カオリ
1人旅が好きな元バックパッカー。海外訪問国数44か国、海外滞在歴はスペイン約6ヶ月、デンマークに1年半遊学。現在は陶芸でモノを作っています。デンマーク語で居心地の良いという意味の「ヒュッゲ」な旅をナビ…
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