ザルツブルグ・サウンドofミュージックのトラップ大佐邸が宮殿ホテルに!

ザルツブルグ・サウンドofミュージックのトラップ大佐邸が宮殿ホテルに!

更新日:2019/09/02 12:03

フルリーナ YOCのプロフィール写真 フルリーナ YOC 絶景・感動探究家、旅する音楽講師
ミュージカル映画の金字塔・サウンドofミュージック。映画でトラップ大佐邸となった「シュロス レオポルドスクロン」は、現在美しい宮殿ホテルとなっています。マリアと子供たちが湖に落ちたシーンそのままの風景と美しい庭園。客室は別館マイアーホフと1736年建築の宮殿の双方にあり、宿泊ゲストは絢爛豪華な大理石ホールで夢のような朝食を楽しめます。クアや設備、サービスも素晴らしく宿泊者のみ宮殿内見学も可能です。

トラップ邸のロケ地となった宮殿の歴史秘話

トラップ邸のロケ地となった宮殿の歴史秘話

提供元:Hotel Schloss Leopoldskron

https://www.schloss-leopoldskron.com/地図を見る

映画初公開から50年以上たちながら、人気の衰えることがないミュージカル映画の金字塔「サウンドオブミュージック」。数々の名場面のロケ地になったザルツブルクのレオポルドスクロン宮殿(Schloss Leopoldskron)と美しい湖(Leopoldskroner Weiher)は、サウンドオブミュージックツアーにも組み込まれ、たくさんの旅人が訪れます。

映画の名シーンを生み出した湖と馬門は映画そのまま!(ロケでは宮殿の敷地の隣に馬門のレプリカを作り撮影されました)。湖の向こうにそびえる美しい山は標高1973mのウンタースベルク山塊。

トラップ邸のロケ地となった宮殿の歴史秘話

提供元:Hotel Schloss Leopoldskron

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ホーエンザルツブルグ城を背に、水辺に華麗な姿を映す「レオポルドスクロン宮殿」は、1736年、時のザルツブルグ大司教レオポルド・ A・ F・フォン フィルマン の邸宅として建てられました。その後宮殿は、後にモーツァルトのスポンサーとなる彼の甥・ラクタンズ伯に譲渡され、ザルツブルグ最大の絵画コレクションを有するまでになりました。しかしラクタンズ伯の死後、絵画は売却され、宮殿の所有者もはしばしば変わり、衰退の一途を辿ります。

この荒廃した宮殿を救ったのが、ヨーロッパの有名な劇場監督であり、R・シュトラウスらと共にザルツブルグ音楽祭を創設したマックス・ラインハルト。

トラップ邸のロケ地となった宮殿の歴史秘話

写真:フルリーナ YOC

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ラインハルトは、荒廃した宮殿の階段・大広間・大理石の間などを改装。華麗な図書館とヴェネチアンルームは彼の設計によるものです。ラインハルトはこの宮殿でしばしば演劇を上演。観客を部屋から部屋に移動させたり、湖とウンタースベルク山を背景に庭園劇場を設置したりと、宮殿全体を舞台として効果的に用いました。レオポルドスクロン宮殿は次第に、演劇人や音楽家をはじめ、たくさんの芸術家たちが集う場となっていきます。

こちらの写真は美しいバロック様式の庭園と白亜の宮殿。サウンドオブミュージックツアーや観光で見学できるのはここまで。宮殿の中は宿泊者のみ見学可。それでは宮殿の中をご紹介しましょう。

宿泊者のみが利用できる豪華絢爛ロココ様式の宮殿

宿泊者のみが利用できる豪華絢爛ロココ様式の宮殿

提供元:Hotel Schloss Leopoldskron

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「ホテル シュロス レオポルドクスロン」の滞在は非日常の極み!こちらは朝食会場としても使われている大理石ホール(Marble Hall)。その名の通り大理石と華麗なロココ装飾が美しいホールです。

大きな天井画はザルツブルクの作家F・A・エプナー(A・Ebner)の作品で、ギリシャ神話の「アタランタの結婚」の物語を描いています。両側の2枚の絵は、イタリアの画家A・レンシ(A・Rensi)作。天井の美しい漆喰(stucco)はヨハン・クレーバー(Johann Kleber)によるもの。

宿泊者のみが利用できる豪華絢爛ロココ様式の宮殿

写真:フルリーナ YOC

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こちらの写真は宮殿図書館。スイス・ザンクトガレン修道院に行ったことがある方は、この写真を見て、似ているなあ・・・と思うのでは。

実は、この図書館はラインハルトがザンクトガレン修道院図書館をモデルに作ったもの。図書館には椅子や机も置かれており、ゆっくり読書を楽しめますので、ぜひ本を手に取ってお楽しみくださいね!

宿泊者のみが利用できる豪華絢爛ロココ様式の宮殿

提供元:Hotel Schloss Leopoldskron

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こちらのヴェネツィアンルームは「サウンドオブミュージック」が好きな方なら、見覚えのある部屋ですよね。ここは映画の中で、エルザが催したトラップ邸での舞踏会会場となった部屋。

実際のロケはアメリカで、この部屋を再現したセットを作り撮影されました。美しい陶製ストーブやシャンデリア、一つ一つの装飾が見事です。この部屋もラインハルトによる設計デザイン。

宿泊はマイアーホフor宮殿からチョイスを。

宿泊はマイアーホフor宮殿からチョイスを。

提供元:Hotel Schloss Leopoldskron

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ホテルへのアクセスはザルツブルグからタクシーがベスト。12〜15ユーロ程で行けます。バスで行くときには ザルツブルグ中央駅からバス22番に乗り「Leopoldskronstrasse」で下車し,少々歩きます。

大きな門を入ったら、緑の木立の先にあるピンクの建物の中にあるフロントでチェックイン。格式の高いホテルですが、スタッフは皆、フレンドリーで親切。フロントの横にはマイアーホーフカフェがあり、AM6時からAM1時まで営業。お酒、ホットドリンクの他、美味しい自家製ペストリーも楽しめます。

ホテルにレストランはないので、夕食はこちらのカフェのペストリーで軽く済ますか、歩いて10分弱のレストランに行くか、テイクアウトの夕食を部屋で楽しむかになります。

宿泊はマイアーホフor宮殿からチョイスを。

提供元:Hotel Schloss Leopoldskron

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ホテル客室は別館のマイアーホフと、歴史ある宮殿の部屋からチョイス。マイアーホフは管理棟だった建物を2014年に改装。モダンでありながら品格ある、設備の整った部屋となっています。

マイアーホフの客室構成は6タイプ55室(スタンダードS・5室、クラシックW・5室、スタンダードW・31室、スーペリアW・6室、SサウンドオブミュージックW・3室、プレミアムW・5室)。

宿泊はマイアーホフor宮殿からチョイスを。

提供元:Hotel Schloss Leopoldskron

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宮殿の客室は全室スイート。スタンダードスイート(7室)、スーペリアスイート(4室)、プレミアムスイート(1室)の全12室。、全ての客室には、レオポルドスクロン宮殿の歴史に名を連ねた人々の名が付けられています。

スタンダードスイートからは庭園を見渡せ、また一部のスイートからはホーエンザルツブルク城の展望も! スーペリアスイートとプレミアムスイートからは湖とウンタースベルク山の素晴らしい景色が広がります。宮殿内の全ての客室は2018年に改装され快適。

こちらの写真はプレミアムスイートの「マックス・ラインハルト」。独立したベッドルームとゴージャスなリビングは、まるで貴族のお部屋に招かれたよう。

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もはや夢心地! 大理石の間で豪華ビュッフェ

もはや夢心地! 大理石の間で豪華ビュッフェ

写真:フルリーナ YOC

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マイアーホフに泊まっても、宮殿に泊まっても、朝食は華麗なる大理石ホールで。天井画と大きなシャンデリアの下で頂く豪華な朝食は、至福のひととき。

もはや夢心地! 大理石の間で豪華ビュッフェ

写真:フルリーナ YOC

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席に着くと係の人が卵料理とホットドリンクのオーダーを取りにきます。ビュッフェに並ぶ品々は、温かな料理、新鮮なサラダ、ハム類やソーセージ、高級チーズやフルーツ、オーストリア伝統のパン等々。

動画:フルリーナ YOC

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宮殿のスイートの部屋には、ウエルカムフルーツとプロセッコも。また、初めて宿泊のゲストには、2019年現在、ミニバーのドリンクがホテルからのプレゼントとして無料で提供中。

それでは「ホテル シュロス レオポルドスクロン」の優雅な時間をダイジェストでお楽しみください。

泊まるだけじゃもったいない!滞在を楽しもう。

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写真:フルリーナ YOC

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「ホテル シュロス レオポルドスクロン」は、滞在をゆったり楽しんでいただきたいホテル。別館マイアーホフ1階には、チンバリのマシンのエスプレッソやカプチーノ、コーヒー・紅茶各種、フレッシュジュース等が無料で楽しめる寛ぎスペースも。また館内にはフィットネスや貸自転車などもあり、アクティブな滞在も望めます。

泊まるだけじゃもったいない!滞在を楽しもう。

写真:フルリーナ YOC

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バロック式庭園や、大理石ホールから続くテラスからの眺めも素晴らしいので、写真はもちろん、絵が好きな方はぜひスケッチなども楽しんでみては。また湖の対岸には、レオポルドスクロン城を望む絶景レストラン「Weiherwirt」もあるので、ディナーやランチに出かけるのもお勧め。

泊まるだけじゃもったいない!滞在を楽しもう。

写真:フルリーナ YOC

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バロック式庭園の他にも、宮殿には広大な庭園や森が広がっており、森林浴をしながらのお散歩もステキ!

庭園では、時の中で忘れ去られたような池や彫刻・大理石の花瓶などに出会う事も。実はこの庭園の前には、かつてラインハルトの庭園劇場があったのです。しかしラインハルト渡米後、庭園は荒廃。現在、連邦モニュメントオフィスがザルツブルクグローバルセミナーと協力して庭園の再整備にあたっています。

シュロス レオポルドスクロンを愛した人々

ラインハルトが渡米した理由は、ユダヤ人であった彼がナチの手を逃れるため。その後宮殿はナチ政府に没収されラインハルトは二度とこの宮殿に戻ることはありませんでした。1943年ニューヨークで没した彼は、死を前にしてオーストリアの女優であった妻に、18年間住んだ「シュロス レオポルドスクロン」での日々への思いを綴った手紙を残しています。

戦後、宮殿はラインハルトの子孫に返却。1959年にはザルツブルグ・グローバルセミナーが購入し、セミナーや会議、イベント会場や結婚式など、様々な用途に使われています。その後、レオポルドスクロン宮殿は、映画「サウンドオブミュージック」のトラップ邸のモデルに。映画の中でリーズルとロルフが歌い踊った白いパビリオンは、当時、宮殿の敷地にありましたが、今はヘルブルン宮殿に移されています。

そして2014年、宮殿とマイヤーホフは「ホテル シュロス レオポルドスクロン」としてオープン。ザルツブルグセミナーの本拠地として、サウンドオブミュージックツアーなどが立ち寄る観光スポットとして、そして新たにホテルとしての歴史も刻み始めました。2015年にはCastle Hotels&Manisionsの「ヨーロッパ最高の歴史的ホテル賞」も受賞しています。

「ホテル シュロス レオポルドスクロン」は、サウンドオブミュージックのトラップ大佐邸のロケ地として有名ですが、それだけではない様々な歴史を刻んできた宮殿。この由緒ある宮殿で過ごす美しい時間は、忘れ得ぬ旅の思い出を紡いでくれるでしょう。

2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/05/05−2019/06/11 訪問

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