カリブ海に浮かぶ島々!パナマ「サン・ブラス諸島」

カリブ海に浮かぶ島々!パナマ「サン・ブラス諸島」

更新日:2019/06/19 13:23

スズキ ミズエのプロフィール写真 スズキ ミズエ グラフィックデザイナー、一人旅女子ライター、世界の民族&お祭りマニア、火山と洞窟マニア
中米パナマでは太平洋とカリブ海を結ぶパナマ運河が有名ですが、それだけではありません。カリブ海沿岸から数キロのところに浮かぶ「サン・ブラス諸島」は手付かずの自然が残る島々。透明度の高い海は穏やかでマリンスポーツに最適です。島に暮らすクナ族の人たちが獲る地元名産のロブスターは肉厚で食べ応えあり。

電気も水道もないこの場所で、島と生きるクナ族と一緒にエコツーリズムを体験してみませんか?

大都会から大自然へ

大都会から大自然へ

写真:スズキ ミズエ

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パナマといえば世界三大運河の一つに数えられるパナマ運河で有名な国。首都のパナマシティには世界各国の銀行が集まり、高層ビルが立ち並ぶ街。そんな大都会の首都から東に向かったカリブ海に「サン・ブラス諸島」はあります。365の島々からなり、その中でも人が住んでいる島は49島のみ。しかし近年では地球温暖化で海面上昇により多くの島がなくなりつつあります。

大都会から大自然へ

写真:スズキ ミズエ

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ほとんどの島が海抜1m以下の場所になっています。

大都会から大自然へ

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島同士、島と本土を結ぶボートは島民にとっては生活物資を運ぶとても大切な輸送手段となっています。

そんな島へのアクセスは飛行機かボートになります。飛行機では本土に近い“ポルベニール島”まで行き、そこからボートでさらに小さな島に向かいます。ボートではカルティ港まで行き、そこからボートで約1時間。

海の民“クナ族”の生活

海の民“クナ族”の生活

写真:スズキ ミズエ

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パナマ本土のカリブ海沿岸からコロンビア国境付近までとこのサン・ブラス諸島には昔からクナ族の人たちが暮らしています。今でもこの地域一帯は彼らの特別自治区となっていて、政府は彼らの生活や文化の保護と彼らの収入源となるためにエコツーリズムを推奨しています。

エコツーリズムとは自然や生態系を壊さずに、旅を通して自然環境への理解を深める旅行のことをさします。この場所でのエコツーリズムなどの観光業や商売は彼らのみにしか許されていません。

海の民“クナ族”の生活

写真:スズキ ミズエ

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島には電気や水道はないので、電気は太陽光発電を利用し、水は雨水を貯めて生活に利用しています。もちろんWi-Fiもありません。家は竹を並べて、ヤシの葉を屋根に敷いた簡素なもの。しかし風通りが良く、部屋の中が暑いということはありません。

海の民“クナ族”の生活

写真:スズキ ミズエ

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海の民のクナ族の人たちは漁師などをして、ほとんどが自給自足の生活をしています。とても素朴な暮らしですが、ほとんどの島民はスマホを持っているので、昔ながらの生活に現代文明を活かした生活をしていると言えます。

島を彩るカラフルな衣装

島を彩るカラフルな衣装

写真:スズキ ミズエ

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クナ族の女性たちはとてもオシャレ。頭にはスカーフを巻き、とても派手な衣装に腕と脚にはビーズアクセサリーをつけています。彼女たちの衣装は今では現代風になっていますが、“モラ”と呼ばれる伝統的な刺繍が胸と背中に今でも縫われています。島ではお土産としてモラ刺繍を買うことができます。

島を彩るカラフルな衣装

写真:スズキ ミズエ

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模様は鳥や魚、動物といった身近なものや神話などをモチーフにしたデザイン。その合間を所狭しと刺繍が施されています。

島を彩るカラフルな衣装

写真:スズキ ミズエ

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腕と足に付けるアクセサリーは、一本の長いビーズを巻きつけて、模様を作るというとても凝ったアクセサリー。彼女たちは一度つけたら取り外しをせず、切れるまで付けっぱなしでいます。ちょっと私たちには面倒な気がしますね。でもモラ刺繍を活かした腕輪などがあるので、気に入ったデザインがあればお土産に良いかもしれません。

海の生活を楽しんで

海の生活を楽しんで

写真:スズキ ミズエ

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カリブ海の海は透明度が高く、透けるような青さがとても綺麗。ここでも例外ではありません。そんな綺麗な海にヤシの木だけが生える島を見ているだけで、一日過ごせそうです。白い砂浜に青い海は一番の贅沢かもしれません。

海の生活を楽しんで

写真:スズキ ミズエ

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島で遊ぶなら、そんな透明度を活かして、やはりダイビングやシュノーケリングがオススメです。ダイビングは島や参加するツアーによって異なりますが、シュノーケリングはどの島でも道具一式を借りることができます。

海の生活を楽しんで

写真:スズキ ミズエ

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シュノーケリングだけでもフグやその他多くの魚を見ることができ、充分楽しむことができます。また魚だけでなく、珍しい海の中に生えるキノコも見ることができます!

島の名物は大きなロブスター

島の名物は大きなロブスター

写真:スズキ ミズエ

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ここでの名産はなんと言っても大きなロブスター!地元の人たちは牛肉よりも多く食べて、食べ飽きていると言うくらい島の周りでは簡単にロブスターを捕まえることができます。素人では直ぐには見つけることは難しいですが、地元の方は10分に一匹の速さで捕まえているほど。

島の名物は大きなロブスター

写真:スズキ ミズエ

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島で食べるロブスターはシンプルに焼いて塩コショウで味付けしたのみですが、とても肉厚でプリプリした歯応え。物足りない人には売りに来る漁師たちから直接買って、料理してもらうことも可能です。8尾で4ドルという破格の安さ!ロブスターを食べるだけでも、訪れる価値が充分にあります。

島の名物は大きなロブスター

写真:スズキ ミズエ

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サン・ブラス諸島はエコツーリズムの場所。自然を感じながら旅をする場所なので現代的な生活を一度忘れて、全てリセットしに訪れてはいかがでしょうか?原点に戻る旅ができるかもしれません。

サン・ブラス諸島の基本情報

アクセス:パナマシティからのツアーに参加。ツアーは日帰りのものから3泊4日といったものまであるので、自分に合ったものに参加してください。

2019年6月現在の情報です。最新の情報などは公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/06/12−2018/06/15 訪問

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