播州赤穂の城下町に町家をリノベートした新感覚の宿「加里屋旅館Q」誕生!

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播州赤穂の城下町に町家をリノベートした新感覚の宿「加里屋旅館Q」誕生!

播州赤穂の城下町に町家をリノベートした新感覚の宿「加里屋旅館Q」誕生!

更新日:2019/07/30 16:47

磯本 歌見のプロフィール写真 磯本 歌見 フリーライター

歴代赤穂藩主の菩提寺であり、赤穂四十七士が眠る「花岳寺」の南隣、赤穂城址からも徒歩圏内の城下町に新しいコンセプトの宿がオープンしました。こちら赤穂御崎の温泉旅館「祥吉」の姉妹館。築120〜130年の町家には、明治・大正時代の面影がその外観だけでなく、5つの部屋や調度品などにも色濃く残っています。では宿の内部をご案内いたしましょう。

リデザインされた和モダンな宿

リデザインされた和モダンな宿

写真:磯本 歌見

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宿は、歴代赤穂藩主が菩提寺である花岳寺に行くときに通ったとされる「御成道」を通って、赤穂城から北へ1.5qのところにあります。

白地に黒の暖簾に描かれているのは虎。宿の目の前にある花岳寺・本堂の天井に飾られている虎の絵は、1854年の寅年に法橋義信が描いたものでかなりの迫力があります。暖簾の虎も、この花岳寺の虎をモチーフにしているのです。

リデザインされた和モダンな宿

提供元:潮彩きらら 祥吉

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こちらはロビーです。北欧デザインの家具と、古美術品の屏風や掛け軸が見事にコラボして和モダンな雰囲気を醸しています。温かい色で光る部屋の照明は、時間とともに刻々とその表情を変えていきます。

石灯篭やちょうずのある中庭は当初からあったもの。もともとあったこの庭の風情はそのまま残しています。以前より広めに濡れ縁を取り、外の空気を感じることができるよう、ダイアモンドチェアを置きました。

濡れ縁に沿って右手には小さな茶室があります。この茶室は、必要最小限の明かりだけを灯して楽しむお部屋として作り上げたもの。ここに座って庭を見ながらのんびり過ごすのも一興です。

リデザインされた和モダンな宿

写真:磯本 歌見

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濡れ縁に沿って左手の方に進むと、こちらにもかわいいお部屋が。ここは小さな図書室として、ミニライブラリーとデスク、チェア、スタンドライトが置かれています。

メゾネットタイプの離れのお部屋でゆったり

メゾネットタイプの離れのお部屋でゆったり

写真:磯本 歌見

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こちら、離れのお部屋「躑躅(つつじ)」の間です。

この宿にある5つのお部屋の名前は、夕陽が美しい赤穂御崎にちなんで、夕陽のオレンジの和色名を使っています。

メゾネットタイプの5人定員のお部屋でこちらは2階です。10畳の板張りのスペースに3畳の座敷が付いた和洋室。この部屋も屏風などの古美術とのコラボレーションが素敵ですよね。

黄色のチェアも目を引きますが、この宿のすべての部屋のチェアは、スタッフが各部屋に合うものを一つひとつ選んでいます。

メゾネットタイプの離れのお部屋でゆったり

写真:磯本 歌見

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2階の東側の窓からはほら、花岳寺の境内がよく見えます。一番大きなお堂が本堂です。本堂の奥には歴代赤穂藩主や大石内蔵助の祖先大石家の墓、そして四十七士の墓所があります。

せっかくこの宿に来たなら、赤穂義士ファンはもちろん、ファンならずともお参りしたいお寺ですね。

メゾネットタイプの離れのお部屋でゆったり

写真:磯本 歌見

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こちら1階の脱衣場と半露天のお風呂です。天然木の板張りのお風呂は何とも贅沢。浴槽にはサワラの木を使っています。お風呂のスペースだけで約3畳もあり、奥には縁側が。風呂上がりに外の空気を感じながら涼むのにも最適です。

そうそう、宿の改装に使った杉は、同じ西播磨の宍粟からのものだとか。住スペースも地産地消なんですね。

趣向の違うそれぞれのお部屋もすてき

趣向の違うそれぞれのお部屋もすてき

写真:磯本 歌見

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こちらは4名定員の「撫子」の間です。離れの「躑躅(つつじ)」の間以外では、最も広いお部屋で、6畳の畳スペースと洋間の和洋室です。

お風呂は広めにとったゆったりサイズで、好評のレインシャワーも備えています。

趣向の違うそれぞれのお部屋もすてき

写真:磯本 歌見

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こちら「紅緋」の間。お部屋の天井は当時のまま修復をし、柿渋だけを塗って仕上げています。このお部屋にはベッドにもなる特別なソファがあり、3人までのお客さんに対応可能です。

この部屋でも、もともとこの家にあった水屋をクローゼットとして使っています。そのあたりのセンスもなかなかのもの。

それが昭和の世代のお客さんには懐かしく、平成生まれの若い夫婦やカップルには新鮮に映るようです。

趣向の違うそれぞれのお部屋もすてき

写真:磯本 歌見

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こちらは「銀朱」の間。3つある2階のお部屋のうちの一つです。この部屋の窓からも花岳寺を望むことができます。

2人定員のコンパクトなお部屋ですが、天井が高く、不思議と狭さを感じさせません。木造建築だからこそ出来る空間なんですね。

その他、2階の廊下には、この宿のモチーフとなった虎の絵を描いた作家さんによる猿の絵も屏風のなかに残されていますよ。ぜひ見て帰ってくださいね。

温泉旅館の料理も楽しめる

温泉旅館の料理も楽しめる

提供元:潮彩きらら 祥吉

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食事は1泊朝食付きが基本で、「地域に出掛けて町全体を楽しみながら宿泊を」というこの宿のコンセプトに合わせ、晩ごはんは城下町の雰囲気を味わうことができるようにと、外食をおすすめしています。

宿では、好みに応じて様々なタイプの店を紹介してくれますので、ブラっと夜の加里屋の町に出てみてはいかがでしょうか。

「いやいや、夜も宿でゆっくりしたいので宿で食べたい」という方のためには、要予約で晩御飯も用意します。御崎の祥吉同様、瀬戸内の旬の味覚がたっぷり詰まった約8品を楽しむことができます。

この料理、宿泊者ではなくても予約さえすれば食べることができるので、別の宿に宿泊の方や地元の方も利用することができます(3日前までに要予約)。

温泉旅館の料理も楽しめる

提供元:潮彩きらら 祥吉

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こちらが朝ごはんです。「ザ・旅館」的な朝ごはんですが、作っているところを見ることができるオープンキッチンで、魚は炭で炙って出し、卵焼きは目の前で焼いて出す、だしをしっかりとったおみそ汁の香りと土鍋で炊いたごはんに、旅情をそそられるのでは。

レストラン「GOKAN」にもぜひ!

レストラン「GOKAN」にもぜひ!

写真:磯本 歌見

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ここが1階のレストラン「GOKAN」です。

宿泊客が食事をするスペースですが、普段はカフェとして地域に開かれています。営業時間は11時から17時まで。宿の雰囲気そのままに洗練された和モダンな空間で、座り心地のよい椅子とテーブルを置いています。

レストラン「GOKAN」にもぜひ!

写真:磯本 歌見

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カウンターには、すぐ近くの老舗和菓子屋「岩佐屋」の商品、ケーキなど、5〜6種類が用意されているので、好みのお菓子3種類を選んで、ドリンクをオーダーします。これでなんとワンコインの500円。

カップは、信楽焼の作家さんにオーダーしたオリジナル。宿泊客じゃなくても利用したいですよね。

【GOKAN】
電話番号:0791-55-9517
営業時間:11:00〜17:00
定休日:祥吉の休みに準ずる

レストラン「GOKAN」にもぜひ!

写真:磯本 歌見

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いかがでしたか。「加里屋旅館Q」すてきでしょう。

この宿では、赤穂御崎の温泉旅館「祥吉」との姉妹館という強みを生かして、大きな風呂に入りたいというお客さんは御崎までの送迎も行っています。

また、従来にはない形の宿として、隣接の花岳寺を巡り坐禅や写経をしたり、特産の塩味饅頭の歴史を学び饅頭づくりを体験するなど、地域のことを知ってもらう機会をオプションとしていろいろ考えています。

加里屋旅館Qの基本情報

住所:赤穂市加里屋1996
電話番号:0791-56-5488(予約専用)
定休日:祥吉の休みに準ずる
駐車場:あり
料金:1泊朝食付き9,000円〜

2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/06/10 訪問

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