異国情緒誘う“門司港レトロ” 散策おすすめモデルコース

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異国情緒誘う“門司港レトロ” 散策おすすめモデルコース

異国情緒誘う“門司港レトロ” 散策おすすめモデルコース

更新日:2019/07/11 15:02

万葉 りえのプロフィール写真 万葉 りえ アマチュア写真家

新幹線の小倉駅から在来線に乗り換えたら、門司港レトロ地区の玄関口になるJR門司港駅まではわずか15分。
その門司港駅自体が昔の面影をよみがえらせてグランドオープンしたのが2019年3月のこと。明治から昭和にかけて日本三大港の一つとして栄えた面影を今も伝えるこの地区には、駅から歩ける範囲でノスタルジックな建物がいくつも建っているのです。さあ、歴史を感じながらゆったり周ってみませんか。

まずは、JR門司港駅の前に建つ「旧門司三井倶楽部」へ

まずは、JR門司港駅の前に建つ「旧門司三井倶楽部」へ

写真:万葉 りえ

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日本遺産に認定されている「関門“ノスタルジック”海峡」は構成文化財が合わせて42件(認定ストーリー52件)という大変ボリュームのあるもの。そんな歴史をつたえる建造物が門司港駅から歩ける距離に建っています。駅舎として重要文化財第一号になっている門司港駅で下車したら、まずはその向かい側に建つ旧門司三井倶楽部へ行ってみましょう。

まずは、JR門司港駅の前に建つ「旧門司三井倶楽部」へ

写真:万葉 りえ

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ここは三井物産の接客などを行う施設として1921(大正10)年に建てられたのですが、翌年アインシュタイン夫妻が日本訪問したおりには宿泊場所として使われました。2階には「アインシュタインメモリアルルーム」があり、夫妻が滞在した時の様子をよみがえらせています。

同じく2階には北九州ゆかりの林芙美子の記念室もあります。仕事を転々としながらも文学の道をあきらめなかった芙美子。やがて「放浪記」が認められてから有名作家への階段を上っていった彼女の軌跡を、たくさんの資料や映像でたどることができるようになっています。

まずは、JR門司港駅の前に建つ「旧門司三井倶楽部」へ

写真:万葉 りえ

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さて、門司のご当地グルメとして挙げられるのが焼きカレーです。1階にある「レストラン三井倶楽部」でもその名物をご賞味いただけます。こんがり焼かれた海老はカラまでカリカリ。そしてこの地で忘れてはいけないのがフグ(フク)。こちらではそんな海鮮がのっている焼きカレーが、当時の雰囲気を今も濃く残す素敵な空間でいただけます。昼食の時間にかかって散策される方は、ぜひご賞味を!

<基本情報>
住所:福岡県北九州市門司区港町7-1
アクセス:JR門司港駅から徒歩1分
営業時間:9:00〜17:00(レストラン11:00〜)

次は八角形の塔が印象的な「旧大阪商船」へ

次は八角形の塔が印象的な「旧大阪商船」へ

写真:万葉 りえ

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旧門司三井倶楽部のすぐ北側、道の角に建っている旧大阪商船のビルも、門司がいかに貿易の拠点であったかを表してくれるものの一つでしょう。海運会社・大阪商船が創立されたのは明治時代。オレンジ色のタイルと白い石の帯が美しいこのビルは、その門司支店として1917(大正6)年に竣工されました。

次は八角形の塔が印象的な「旧大阪商船」へ

写真:万葉 りえ

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このビルの1階、通りに面した側はご覧のように回廊のようになっていて、中へと入れば門司港ブランドの作品が展示販売されています。

また、北九州にゆかりのあるわたせせいぞう氏の作品が沢山並ぶ「わたせせいぞうと海のギャラリー」は100円でご覧いただけます。こちらはテーマに沿って春と秋に展示作品が入れ替わります。ギャラリーのチケットも、この旧大阪商船の建物が入ったわたせ氏のイラストがあしらわれているので、思い出の一品になるはずです。

次は八角形の塔が印象的な「旧大阪商船」へ

写真:万葉 りえ

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建物の北側に出れば御覧のように港の景色が広がります。かつては「港の美貌」といわれていたこのビル。あまり高い建物がなかった当時は行き交う船の目印にもなっていたことでしょう。窓枠の凝った造りなどは今の建築物には見られないもの。少し離れて塔にある二つの大きなアーチ形の窓など、印象的な姿もしっかりご覧ください。

<基本情報>
住所:福岡県北九州市門司区港町7-18
アクセス:JR門司港駅から徒歩2分

「旧門司税関」で果物店のフルーツパフェを

「旧門司税関」で果物店のフルーツパフェを

写真:万葉 りえ

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旧大阪商船の美しい姿を後にして、今度は北側へと足を進めてみましょう。左手に気持ちの良い港の景色を目に入れながら見えてくるのが、決まった時間に船を通すために動く「ブルーウィングもじ」という名が付いている跳ね橋です。

「旧門司税関」で果物店のフルーツパフェを

写真:万葉 りえ

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この跳ね橋を渡りながら眺められるのが、赤煉瓦の建物が二つ入った景色です。手前の建物は1909(明治42)年に門司税関が発足したのを契機に1912年に建てられた「旧門司税関」。昭和初期まで税関庁舎として使われていたこの建物は、民間に払い下げられ倉庫として使われていた時期もありました。

残っていた当時のレンガに特別にあつらえて作ったレンガを加えて修復され、経済産業省の「近代化産業遺産」になっています。
館内には無料の休憩所が設けられているのですが、現在は吹き抜けになった広い空間に上から光が降り注ぎます。また3階にある展望室から貿易が盛んだった往時の様子を想像しながら眺めてみるのも一興でしょう。

「旧門司税関」で果物店のフルーツパフェを

写真:万葉 りえ

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ご存知ですか、門司港はバナナのたたき売りの発祥の地。それもこの港が取り扱ったたくさんの荷の一つとして、フルーツの輸入があったからなのです。ここでおすすめしたいのが、地元の果物店がプロデュースしている「Mooon de Retoro モーン デ レトロ」のフルーツたっぷりのパフェやフレッシュジュースです。ぜひ果物屋さんこだわりの味をお楽しみください。

<基本情報>
住所:福岡県北九州市門司区東港町1-24旧門司税関内
電話番号:093-321-1003
営業時間:11:00〜17:00

ウェディングフォトにも人気の「大連友好記念館」

ウェディングフォトにも人気の「大連友好記念館」

写真:万葉 りえ

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跳ね橋を渡る時に、旧門司税関の奥に見えていたもう一つの赤いレンガの建物は「大連友好記念館」です。

ウェディングフォトにも人気の「大連友好記念館」

写真:万葉 りえ

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北九州市と中国の大連市の友好都市締結15周年を記念して建てられたこの建物、表側だけでなく少し裏側へと回ってみても、エキゾチックな外観から異国情緒をたっぷりと感じられるでしょう。

ウェディングフォトにも人気の「大連友好記念館」

写真:万葉 りえ

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それもそのはず。戦前は大連への定期航路もあった門司港。1902年に大連市に建てられた東清鉄道汽船会社の事務所をモデルとしているのです。建築の複製にあたっては、外壁のレンガなどは大連市で制作したレンガを使うという念の入れよう。ウエディングフォトの舞台にしたくなるのもうなずけますよね。

かの地の気候も伝えてくれる内装にも注目を

かの地の気候も伝えてくれる内装にも注目を

写真:万葉 りえ

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1階にはレストランがあり、格調高い雰囲気の中で中華料理をいただけます。ランチもあるので、海鮮が中心の大連風中華料理をいかがでしょう。

かの地の気候も伝えてくれる内装にも注目を

写真:万葉 りえ

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そして趣ある階段を上がった2階には、誰でも利用できる休憩スペースや大連市の紹介コーナーがあります。

かの地の気候も伝えてくれる内装にも注目を

写真:万葉 りえ

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窓際に立てば、二重になった窓や壁の厚さから、寒さ厳しい大連市の様子がしのばれるでしょう。ここで門司と大連とが定期航路でつながっていた時代に思いを馳せてみませんか。

<基本情報>
住所:福岡県北九州市門司区東港町1-12
アクセス:JR門司港駅から徒歩5分

数々の歴史を刻んできた関門海峡

日本で5番目の美術館である国立新美術館や、名古屋市美術館など、数々の美術館等にも携わり日本を代表する建築家だった黒川紀章氏。その黒川氏が設計したマンション 門司港レトロハイマートの31階には「門司港レトロ展望室」があります。

大連友好記念館のすぐ北側なので、時間があればこちらにも足を運んでみませんか。眼下に広がる景色を眺めれば、明治からの歴史だけでなく、源平の合戦や宮本武蔵と小次郎の巌流島の戦いなど、関門海峡を舞台に繰り広げられた歴史がもっと感じられることでしょう。

2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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