唯一無二の世界観!?エストニア・タリンのおとぎカフェ4選

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唯一無二の世界観!?エストニア・タリンのおとぎカフェ4選

唯一無二の世界観!?エストニア・タリンのおとぎカフェ4選

更新日:2019/06/17 16:33

藤井 麻未のプロフィール写真 藤井 麻未 元秘境系海外旅行添乗員、トラベルライター

ヨーロッパには素敵な街が数あれど、エストニア・タリンの旧市街ほど中世的でロマンチック、不思議な魅力のある街は無い。とりわけ街に点在するカフェやレストランは際立つ個性が魅力的。まるでおとぎ話に出てくるようだ。今回はその中でも選りすぐりの4店をご紹介しよう。一歩足を踏み入れたなら、その唯一無二の世界観に魅了されること間違いない。

1.ピエール・ショコラテリエ(Pierre Chocolaterie)

1.ピエール・ショコラテリエ(Pierre Chocolaterie)

写真:藤井 麻未

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タリンの旧市街は、貴族など支配者階級の治めた山の手エリアと商人や職人たちを中心に市民が治めた下町エリアとに分かれる。下町の中心であったラエコヤ広場を外れて石畳の路地を少し歩くと、思いがけず小さな中庭に迷い込む。そこはさながら中世ヨーロッパを舞台にした絵本か、おとぎ話の世界のようだ。

「職人の中庭」と呼ばれるそのスペースには、職人の手仕事の生み出すフェルト製品や陶器の工房など、思わず覗いてみたくなるような魅力的な店がぐるりと囲んでいる。中でも一際異彩を放つのが、「ピエール・ショコラテリエ」だ。まるで絵本の主人公が住んでいそうなガーリーでミステリアスな佇まいのこの店は、手作りチョコを味わえるカフェ兼ショップである。

1.ピエール・ショコラテリエ(Pierre Chocolaterie)

写真:藤井 麻未

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吸い寄せられるように中へ入ると、そこには更なる別世界が広がる。ドライフラワーやブリキの食器、天上から釣り下がる不思議なデコレーション。ビロードのクロスや点々と灯るキャンドルがノーブルな雰囲気を醸し出しつつ、個性的なランプや調度品、むき出しの石壁が絵本の中のカントリーハウスを思わせる。奥から魔法使いが出てきてもおかしくない気がしてくる。

1.ピエール・ショコラテリエ(Pierre Chocolaterie)

写真:藤井 麻未

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ここでは、パイやケーキ、焼き菓子にコーヒー、紅茶やホットチョコレート、自慢の手作りチョコが味わえる。濃厚チョコケーキや各種チョコはざっくりとした見た目が何とも美味しそう。コーヒーや紅茶との相性も抜群だ。思わず時を忘れて長居してしまう。

<基本情報>
住所:Vene 6, Tallinn 10123
電話番号:+372-523-9461
営業時間:毎日9:00〜23:00

2.オルデ・ハンザ(Olde Hanza)

2.オルデ・ハンザ(Olde Hanza)

写真:藤井 麻未

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そのあまりの異空間に、入った者を驚かせるレストランがラエコヤ広場近くにある「オルデ・ハンザ」だ。

タリンはかつて「ハンザ同盟」の加盟都市として栄えた。ハンザ同盟とは北ドイツを中心とした商業同盟で、北部ヨーロッパ、バルト海沿岸地域の貿易を独占した。タリンもその一都市として多くの商人たちで賑わい、当時の街はさぞ活気に溢れていたことだろう。そして、オルデ・ハンザはタリンが最も栄えていた15世紀当時の商家を、歴史家監修のもと忠実に再現したレストランなのだ。

2.オルデ・ハンザ(Olde Hanza)

写真:藤井 麻未

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堅牢な石造りの建物。重厚な木の扉を開けると中は想像以上に仄暗い。建物の細部に至るまで当時を再現しているため照明も蝋燭のみなのだ。目が慣れてくるまではほとんど暗闇に近い。

木製のテーブルの間をいそいそと行き来するのは、中世の衣装を身にまとった男女たち。その一角ではエストニア民族楽器が奏でられ、独特の音色がより中世北欧の雰囲気を醸し出している。当時裕福だった商人たちの屋敷では、このように音楽を奏で踊りながら宴を催していたのかもしれない。

ここではメニューまでも当時を再現している。イノシシやウズラなどのジビエは当時っぽさを味わえるが、苦手な方はもちろん牛フィレ肉や牛すね肉のステーキなどもある。チーズのオーブン焼きや、クリームソースにライ麦ライス、胚芽パンの付いたワンプレートなどなかなか美味しい。修道士のレシピを用いた秘伝の食前酒や、ハニービール、ジンジャービールなど女性好みのドリンクやご当地ワインもオススメだ。

2.オルデ・ハンザ(Olde Hanza)

写真:藤井 麻未

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そして、ぜひ入ってもらいたいのがトイレである。衛生面やプライバシーは現代用にアレンジしているので心配は不要。通常の水洗個室トイレとして使用できる。しかし、そのデザインがなんともユニークで、ここで用を足せばなんだか本当に15世紀の商家にお邪魔した気分に浸ることができる。

<基本情報>
住所:Vana turg 1, Tallinn 10140
電話番号:+372-627-9020
営業時間:毎日11:00〜24:00

3.ボガポット(Bogapott)

3.ボガポット(Bogapott)

写真:藤井 麻未

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タリンの街を歩いていると、各レストランやカフェ、ショップの看板がとてもユニークで可愛らしいことに気付く。多くがその店のテーマとしているものをモチーフにしており、看板を見ただけで何の店かが分かる。トームペアエリアへ至る坂道にあるボガポットもその一つ。何とも愛らしい壺(ポット)のモチーフが看板となっている。そう、ボガポットはオリジナルの陶磁器を作る工房兼カフェなのだ。

3.ボガポット(Bogapott)

写真:藤井 麻未

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塀で囲まれた入口から中へ入ると小さな中庭となっている。はちみつ色の土壁に赤い屋根の可愛らしい民家のようであるが、庭を囲む家屋には工房兼ショップの扉とカフェへの扉が並んでいる。カフェの方へ入ってみると、中のインテリアに心ときめく。まるでおとぎ話に出てくる小人が住んでいそうだ。調度品は年代物だが温かみのあるクロスやソファーカバー、明るい色調のランプや花瓶などがところどころに散りばめられていて女子心を掴む。

3.ボガポット(Bogapott)

写真:藤井 麻未

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そして、何といってもこのカフェではエストニア伝統料理の「セリヤンカ」というスープが絶品なのだ。特製の壺型カップにたっぷりと注がれたスープはミネストローネのようであり、しかし何かが違う。トマト味をベースにしたコックリと深い味わいで、セロリやネギのような数種類の野菜がゴロゴロと入っている。更にサワークリームの酸味がアクセントをつけ後を引く美味しさだ。

そして、これについてくる黒パンがまた素晴らしく美味しい。レーズンに似たような甘味と酸味が究極のバランスで、パウンドケーキとパンの間のようなしっとり感。コクのあるセリヤンカと合わせると得も言われぬ味わいである。日本では未経験、これを食べに通いたい!と思うこと間違いない。

<基本情報>
住所:Pikk jalg 9 Tallinn 10130
電話番号:+372-631-3181
営業時間:毎日10:00〜19:00

4.ケアウィダー(Kehrwieder Kohvicum)

4.ケアウィダー(Kehrwieder Kohvicum)

写真:藤井 麻未

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タリンのカフェの魅力と言えば、無機質で人工的な照明を極力使用していないところだ。
出来る限り自然光に頼り、小さなランプやぼんやりと温かい光を投げかける間接照明、蝋燭などをうまく利用している。これにより、どこかミステリアスで隠れ家的、おとぎの世界のような非日常感を醸し出しているのだ。

4.ケアウィダー(Kehrwieder Kohvicum)

写真:藤井 麻未

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ここ、ケアウィダーもそんなカフェのひとつ。穴蔵のような店内は小さな窓から差し込む陽の光と、あちらこちらに灯る読書灯、蝋燭の明かりにより仄暗く絶妙に落ち着く空間を演出している。ずっとここに隠れて読書でもしていたい。大ぶりなチョコや大きなカップに並々と注がれるカフェラテなども良心的。ぜひゆっくりと寛いでみて欲しい。

<基本情報>
住所:Aia 13, Tallinn 10111
電話番号:+372-642-7026
営業時間:毎日10:00〜22:00

タリンカフェの魅力

世界を旅する時、その街のカフェやレストランに入るとご当地らしさを感じることができる。スターバックスやマクドナルドのような均一化したチェーン店ではなく、ローカルに根を張る個性派が面白い。

タリンの素敵なところは、他では見当たらない独自の世界観を持った店ばかりだということ。どれをとっても似たようなサンプルが他に無いが、それがある意味「タリンぽさ」なのかもしれない。唯一無二のおとぎの世界で、自分好みの店を探してみてはいかがだろうか。

2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/05/09 訪問

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