海に浮かぶバリ島の絶景「タナロット寺院」

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海に浮かぶバリ島の絶景「タナロット寺院」

海に浮かぶバリ島の絶景「タナロット寺院」

更新日:2019/06/25 11:10

アシュ 飯田のプロフィール写真 アシュ 飯田 SFC修行僧、陸マイラー

神々が宿る島と称されることもあるバリ島。イスラム教徒が9割を占めるインドネシアで、島民の約9割がヒンドゥー教を信仰している珍しい地域です。土着の信仰とミックスされたバリヒンドゥーは日常生活に根ざしており、バリ島内に建立された寺院には、祈りを捧げる人々が訪れています。
数多い寺院の中でも、海に浮かぶ不思議な寺院があります。本記事では、絶景の宝庫であるタナロット寺院の魅力をご紹介します。

干潮時ならではの迫力ある景色

干潮時ならではの迫力ある景色

写真:アシュ 飯田

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バリ島の潮の満ち引きは干満差が大きく、場所によっては2mほどになることもあります。干潮時には、潮が引いて現れる岩礁がタナロット寺院の建つ岩山まで続き、その裾まで近づくことが可能。その威容を近くで見るために、寺院の建つ岩山周囲に多くの人が集まります。

一方、満潮時には高くなった水位で海の孤島になるタナロット寺院。タイミングが合わなければ簡単には近づけないところに、神様のいたずら心を感じます。

干潮時ならではの迫力ある景色

写真:アシュ 飯田

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バリ島は波が高いことで有名で、サーファーにとても人気のリゾート地。元々オーストラリアのサーファーに知られていた地ですが、1960年代頃から一気にビーチリゾートとして開発され、日本人にも知られるようになりました。

その大きな波はタナロット寺院にも打ち寄せ、干潮時には岩礁に打ち付けられた飛沫が勢いよく飛んでくることも。バリ島の海の荒々しさを体感できるスポットです。

干潮時ならではの迫力ある景色

写真:アシュ 飯田

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巨大な岩山の上に生い茂る木々と、その隙間から覗く寺院。近くで見上げると、剥き出しの自然と一体となった寺院の姿に、ふと神様の存在を感じるような気持ちになるでしょう。

タナロット寺院は16世紀にジャワ島からやってきた高僧が、海の神様を祀るために建てさせました。建立から500年ほど経った現代でも信仰は篤く、地元の人もよくお祈りやお供え物を捧げにやってきます。現在はヒンドゥー教のお坊さん以外はお寺に入ることができませんが、岩山の途中までは観光客でも登ることができるようになっています。

沈む夕陽が描く美しいシルエット

沈む夕陽が描く美しいシルエット

写真:アシュ 飯田

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タナロット寺院のもっとも見ごたえのある時間帯。それは、太陽が水平線に沈んでゆく黄昏時です。干潮時には寺院の建つ岩山付近まで歩いて行くことができるので、様々な角度、ポイントからサンセットを楽しむことができます。

印象に残る絶景を撮影できるおすすめのポイントは、波が寄せる水辺ギリギリ。西の方に目を向けると、タナロット寺院と岩山、太陽が重なり、絶妙なシルエットを浮かび上がらせます。

沈む夕陽が描く美しいシルエット

写真:アシュ 飯田

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寺院以外にも、美しさが際立つシルエットが訪れる人を楽しませてくれます。刻々とその形を変えるので、影絵の世界を生で見ている様な感覚になります。
この自然の演出は、晴れていて太陽が雲に隠れておらず、さらに干潮のタイミングでないと見れないもの。運よく見られた日には、思わず神様に感謝!

沈む夕陽が描く美しいシルエット

写真:アシュ 飯田

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陸側は崖となっており、寺院を見られるように崖上にはレストランやカフェが軒を連ねています。美しい夕陽とオレンジに染まる寺院と海が気分を盛り上げ、食事を一層美味しく感じさせます。

当然ながら、サンセットの時間帯には最前列の席がすぐに満席に。もし特等席でサンセットを味わいたい方は、遅くとも陽が沈む30分前に入店するのがおすすめです。

あわせて行きたい!タナロット寺院近くのもう一つの絶景寺院

あわせて行きたい!タナロット寺院近くのもう一つの絶景寺院

写真:アシュ 飯田

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タナロット寺院から歩いて10分ほどの場所に、崖の上に建てられた寺院、バトゥボロン寺院があります。この寺院の特徴は、何と言っても崖に空いた丸い穴。打ち寄せる強い波によって浸食され、偶然にも丸い形の穴があけられ、とてもインパクトのある絶景になっています。
崖だけでも寺院だけでも生まれない、一瞬で目を奪われる絶景です。

あわせて行きたい!タナロット寺院近くのもう一つの絶景寺院

写真:アシュ 飯田

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タナロット寺院でのサンセットよりも、実は人気のあるバトゥボロン寺院越しのサンセット。海岸沿いにある公園からは、ちょうど西側を臨むことができ、バトゥボロン寺院の向こうへ沈む夕陽がとても幻想的な光景を生み出しています。

雨季は雨や曇りの日が多いので、4月頃から始まる乾季がおすすめ。また、4月5月は海上に雲が出ることが多いので、6月から8月がサンセットの見られるベストシーズンになります。

あわせて行きたい!タナロット寺院近くのもう一つの絶景寺院

写真:アシュ 飯田

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サンセットを眺めていると、陽が沈みかけた頃に頭上が騒がしくなるのに気づくと思います。ちょろちょろと動き回る鳥は、陽が完全に沈むと同時に一気にその数を増やし、黒くて細長いうねりを作り上げます。

その正体は、塊となったコウモリたち。サンセット鑑賞ポイントの下が、ちょうどコウモリの巣となっており、暗くなると同時にえさを求めて一斉に巣穴から飛び立っていく光景は圧巻。襲ってくることはありませんが、近くに何万匹もの大群が現れると、身の危険をおぼえる程の怖さを感じます。

<バトゥボロン寺院の詳細情報>
住所:Pura Batu Bolong Badung, Mengwi, Bali
アクセス:クタから車で約1時間。またはタナロット寺院から徒歩約10分

日没後に見られる伝統舞踊ケチャ

日没後に見られる伝統舞踊ケチャ

写真:アシュ 飯田

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バリの伝統舞踊の一つ、ケチャダンス。タナロット寺院敷地の北側で催されています。
インド叙事詩の「ラーマーヤナ」の物語を元に再編集され、今ではショーとして昇華され、観光客でも伝統の一端に触れることができるようになっています。
劇場は円形のすり鉢状になっており、真ん中に燭台が置かれ舞台の中心となっています。

日没後に見られる伝統舞踊ケチャ

写真:アシュ 飯田

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サンセット後から開始されるケチャ。2,30人の上半身裸の男たちが燭台を3重に取り囲み、「チャッ、チャッ、チャッ」とリズムを取りながら大合唱する光景に圧倒され、惹き込まれていきます。楽器もなく自らの声で音を奏でる姿は、原初の音楽を想起させ、ふと懐かしさを感じる場面もあります。

日没後に見られる伝統舞踊ケチャ

写真:アシュ 飯田

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ケチャはインド叙事詩を元に構成されていることは、前述の通り。そのため、特徴的な登場人物が踊りの途中で出てきます。
きらびやかな衣装とお化粧に身を包んだお姫様の様な女性や、災いと人々を惑わす邪神、そして猿の神様など多種多様。それぞれのキャラクターに愛嬌があり、思わずクスっと笑ってしまう場面も魅力の一つです。

サンセットから日没後の夜まで楽しめるタナロット寺院。特に夕方は絶景写真を撮ることができるマジックアワーなので、タイミングを計ってぜひ訪れてみてください。

タナロット寺院の詳細情報

住所:Beraban Abian Village Tuwung Kediri Tabanan Bali
電話番号:+63-0361-880361
アクセス:クタから車で約1時間

2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/05/25−2019/06/24 訪問

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