列車が走らないローカル線…北海道・JR日高本線を代行バスで旅しよう

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列車が走らないローカル線…北海道・JR日高本線を代行バスで旅しよう

列車が走らないローカル線…北海道・JR日高本線を代行バスで旅しよう

更新日:2019/06/19 13:27

もんTのプロフィール写真 もんT チューター、フリーライター
北海道・日高地方を太平洋に沿って走っていたJR日高本線。2015年に高波で甚大な損害を受け、現在は代行バスが運行されています。列車は走らなくなってしまったものの、のどかな沿線風景や駅舎は昔のまま…。ローカル線の小駅をもれなく、代行バスがのんびりと巡っていきます。全長約150kmのJR日高本線を、代行バスに揺られて終点まで旅してみましょう。
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列車が走るのは鵡川まで…JR日高本線の現在

列車が走るのは鵡川まで…JR日高本線の現在

写真:もんT

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JR日高本線は、苫小牧駅から日高地方の様似(さまに)駅までを結ぶ、全長146.5kmのローカル線。太平洋の海沿いや日高の丘を駆け抜ける、風光明媚なローカル線でした。2015年1月の高波による被害で、途中の太平洋に沿った区間で路盤が流出。復旧は絶望的で、現在は途中の鵡川(むかわ)駅から様似駅までの間、116kmもの区間で、代行バスが運転されています。苫小牧駅から鵡川駅までの約30kmは、列車の旅が楽しめます。まずは鵡川へ向かいましょう。

列車が走るのは鵡川まで…JR日高本線の現在

写真:もんT

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鵡川からは、いよいよ列車代行バスの始まりです。駅舎の前が乗り場です。出発地から目的地までの通しの鉄道の切符で、乗車可能。「青春18きっぷ」や「北海道&東日本パス」などの、お得な鉄道のフリーきっぷも、もちろん有効です。途中の主要駅、静内(しずない)までは写真のような観光バス仕様の車両なので、列車よりも乗り心地は良いかも…。ここから静内までは約50km。2時間弱のバスの旅です。

各駅停車のバスの旅〜駅舎やホームはまだ健在

各駅停車のバスの旅〜駅舎やホームはまだ健在

写真:もんT

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「列車代行バス」ということなので、かつて列車が停車していた、ほぼすべての駅の駅前、あるいは駅近くの停留所に停車していきます。乗降客がいなくても、必ず小停車。駅前に停まる場合は、駅舎をじっくり観察できますね。写真は、日高門別(ひだかもんべつ)駅。列車が走らなくなった今も、ほとんどの駅で、駅舎やホームは健在です。

各駅停車のバスの旅〜駅舎やホームはまだ健在

写真:もんT

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日高門別駅を過ぎると、日高本線の線路にほぼ並行して、バスは走ります。ときどき踏切も渡りますので、そんなときに線路の様子も観察できます。写真は節婦(せっぷ)駅近くの踏切を渡るときに、大狩部(おおかりべ)方面を写した1枚。線路や路盤が破壊されてしまったのは、海岸段丘崖に沿って走る海沿いの絶景区間でした。

待合室には駅そばも!〜鉄道駅の風格残る静内駅

待合室には駅そばも!〜鉄道駅の風格残る静内駅

写真:もんT

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鵡川を出てからおよそ2時間弱で、静内に到着。代行バスの旅は、すべてここ静内で一度、乗り換えとなります。ここは日高本線随一のターミナル駅。駅員さんがいて、改札口もあり。入場券を購入すると、駅ホームの見学ができます。

待合室には駅そばも!〜鉄道駅の風格残る静内駅

写真:もんT

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待合室には、なんと駅そばのスタンドもあり!列車は走っていた当時のままの風景が、こんなところにも残っています。待合室に併設で、新ひだか町の観光情報センターもあるので、町内観光する前に、観光マップなど、ここでゲットしておきましょう。バスの乗り換え時間がたっぷりあるときは、駅近くの観光スポットなど、散策できます。

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終着駅・様似を目指して最果てを行く

終着駅・様似を目指して最果てを行く

写真:もんT

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静内から先は、路線バス仕様のバスに乗り換えて、日高本線の終着駅・様似を目指します。静内から様似までは約60km、およそ2時間の旅です。この区間、国道は太平洋に沿って延びていますが、鉄道の線路は、ところどころで内陸の集落をまわるように敷設されました。代行バスは、線路に忠実に沿うように、内陸部にも分け入りながら、走ります。車窓には、サラブレットの牧場の風景が展開します。

終着駅・様似を目指して最果てを行く

写真:もんT

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小さな無人駅にももちろん停まっていきます。写真は、蓬栄(ほうえい)駅。末端区間になると、このような秘境駅の連続です。

終着駅・様似を目指して最果てを行く

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浦河(うらかわ)を過ぎると、海沿いに国道をひた走ります。

かつてのターミナル…様似は襟裳岬への玄関口

かつてのターミナル…様似は襟裳岬への玄関口

写真:もんT

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静内を出て2時間ほどで、日高本線の終着・様似駅に到着です。こちらも鉄道駅として、現在もJR線の切符の販売が行われています。ただし、12時25分くらいから13時45分くらいまでの間は、お昼休みで窓口は閉まってしまいます。来訪記念に切符を買い求めたい場合はご注意を!

かつてのターミナル…様似は襟裳岬への玄関口

写真:もんT

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駅の先へ行くと、線路の終端が…。終着駅の雰囲気を醸しています。鉄道旅行が一般的だった時代は、ここが日高の最南端である襟裳岬へと向かうターミナルでした。現在も、襟裳岬を経由して、十勝の広尾町までを結ぶJRバスが運行されています。そして、広尾でバスを乗り継いで、帯広へと抜けることもできます。襟裳岬を公共交通機関利用で観光するには、日高地方の静内や浦河、あるいは様似で1泊するのが良いでしょう。

JR日高本線・代行バスの旅まとめ

日高地方の代行バスの旅、海あり牧場あり…のかつての車窓風景を、今でものんびりと楽しめます。列車は走らないものの、駅の風景は往時のまま…。各“駅”に停まっていくので、駅マニアにはたまりませんね。そして、有人駅では切符の販売も行われていますから、切符収集家も要注目です。

今回紹介した日高本線の代行バスの区間ですが、正式に廃線にして交通体系を見直そうという話し合いが、沿線自治体とJR北海道の間ですでに始まっています。残念ながら、鉄道としての全面復旧の可能性は非常に低いでしょう…。しかし、今ならユニークなバスの旅がまだ楽しめます!消えゆくローカル線の今を、ぜひ見に行ってください。

2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/03/27 訪問

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