写真:森 のこ
地図を見るまずは「耕三寺博物館(耕三寺)」について簡単にご紹介しておきましょう。大阪出身の元実業家である耕三寺耕三氏の発願により、昭和11年(1936年)から造営が始まった耕三寺を母体とする博物館で、いまは耕三寺自体も博物館の一部として公開されています。
SNSで話題の「未来心の丘」以外にも、広大な敷地内には20もの伽藍が立ち並ぶほか、仏教美術品が展示された分館「金剛館」を有しています。
写真:森 のこ
地図を見る「未来心の丘」は、耕三寺博物館(耕三寺)の敷地内の一番奥に、5,000平方メートルもの広さで整備された大理石の庭園です。
耕三寺博物館の芸術活動の一環として創られたもので、広島県出身の彫刻家・杭谷一東氏が12年もの歳月をかけて制作しました。庭園に用いた3,000トンの大理石はすべて、イタリアで採掘されたもの。瀬戸内海の青い海も眼下に望むことができ、さながらギリシャの海辺のような景観が楽しめる場所です。
写真:森 のこ
地図を見る未来心の丘内には特徴的なオブジェがいくつかあり、フォトスポットとして人気を集めています。特に人気のオブジェが「光明の塔」。未来心の丘の中心に据えられたオブジェで、西に沈む太陽に向かって、合掌しているようなイメージで造られた塔です。この塔の間に立って撮る記念写真が、未来心の丘を訪れた人の定番ショット!
写真:森 のこ
地図を見るまた、光明の塔は庭園内で最も高台に位置しており、ここから西の方角に見える瀬戸田水道と庭園を一緒に写真に収めることができます。上の写真に写っているオブジェは「亀玉の舞台」と言って水天(水の神様)が乗る亀をイメージしたもの。
写真:森 のこ
地図を見るこちらは庭園の東のはずれにある「未来からの炎」のオブジェ。大理石がアーチ状に積み重ねられています。ここは比較的人が少なく、記念撮影もしやすいスポットです。
そのほかにも写真映えするスポットが点在していますので、お気に入りの場所・アングルを見つけて撮影を楽しんでください。
写真:森 のこ
地図を見る未来心の丘は耕三寺博物館(耕三寺)内で最も奥まった場所にあり、ここにたどり着くまでにも、日本各地の有名寺院の建物や観音像をモチーフとした見応えのある伽藍がいくつもあります。
上の写真の建物は、豪華絢爛な彫刻と豊かな色彩に目が止まる「孝養門」。日光東照宮の陽明門を模した建築物で、陽明門以上の艶やかさを目指して彩られているそう。この門があることから、耕三寺は「西の日光」とも呼ばれています。
写真:森 のこ
地図を見る朱色のきらびやかな建物は「本堂」。 平等院鳳凰堂を模したもので、こちらも鮮やかさは本家以上!まるで沖縄の首里城のような、目の覚めるような朱色をしています。
写真:森 のこ
地図を見る法隆寺夢殿の御本尊・秘仏救世観音を手本とした「救世観音大尊像」は、全高15mと迫力の大きさ。なお、この観音像の足元を出口として、「千仏洞地獄峡」という数多の仏像や地獄極楽画図が飾られた全長350mもの地下道も造られています。
そのほか室生寺五重塔を模した「五重塔」や、法隆寺の夢殿を模した「八角円堂」など、数々の豪華絢爛な建物が建てられており、うち15の建築物は登録有形文化財として登録されています。モデルとしている建築物以上の豪華絢爛な建物の数々は、未来心の丘と並ぶ耕三寺博物館(耕三寺)の大きな見どころです。
写真:森 のこ
地図を見る尾道市街から耕三寺博物館(耕三寺)へ車で向かう場合は、しまなみ海道を通行します。生ロ島北インターチェンジで降りて、ICから耕三寺博物館(耕三寺)までは10分ほど。無料で利用できる専用駐車場が用意されているので、そちらを利用しましょう。
写真:森 のこ
地図を見るフェリーで生口島へ渡る場合は、尾道駅近くの尾道駅前桟橋から、瀬戸内クルージングが運航する尾道〜瀬戸田航路の船に乗船し、約40分で生口島の瀬戸田港まで行くことができます。瀬戸田港から耕三寺博物館(耕三寺)までは、徒歩10分ほどです。
住所:広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2
電話番号:0845-27-0800
アクセス:車の場合は生ロ島北ICから約12分/フェリーの場合は尾道桟橋から船で40分、瀬戸田港から徒歩10分
2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/12更新)
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