海水浴場として人気の、また日本海に沈む美しい夕日を見ることができる福井県有数の波辺として知られている「三国サンセットビーチ」を舞台に、毎年8月11日に、花火大会が豪華絢爛に繰り広げられます。
1981年(昭和56年)より、花火大会が復活して、2019年で第39回目です。花火大会の見学者数は20万人を超え、広い三国港を囲むように観覧席が作られていて、港のあちらこちらから花火の見学ができます。
有料観覧席も「サンセットビーチ会場観覧席」、「ボートパーク観覧席」、「米ケ脇区道観覧席」 と作られていて、椅子に座って花火見物ができるようにもなっています。
夕陽の名所としても知られている三国港では、観覧席からも花火大会前に夕陽がきれいに見えます。
打上開始前から、アナウンスが流れ始めて、花火大会のボルテージが上がります。そして19時30分に、わくわくする瞬間が訪れ、まだ薄暮の夜空にオープニング花火が盛大に打ち上げられます。
19時30分から約1時間の間に、20号玉(二尺玉)、10号玉(尺玉)、7号玉、5号玉、4号玉、3号玉の音楽スターマイン、斜めスターマイン、ナイアガラ、仕掛花火、水中花火など約1万発の花火が打ち上がります。
2018年の打ち上げプログラムは以下です。
19:30〜19:34 オープニング
19:36〜19:50 三国な夜にようこそ
19:52〜20:00 アートオブファイヤー
20:01〜20:06 GO!GO!三国 & EXPLOSION!!
20:07〜20:17 アートオブファイヤー スターマイン
20: 19 ナイヤガラ
20:21〜20:30 これぞ三国の大花火
毎年いろいろとプログラムに工夫が凝らされますが、豪華絢爛、迫力満点だけは間違いないです。
闇の中に浮かび上がる花火は、豪華絢爛な風景を創り出します。
夜空に打ちあがる花火は色彩鮮やかで、周囲を明るく照らします。
夏の夜空に次々と打ち上がる花火は、様々な趣向が凝らされていて、1時間があっという間に過ぎてしまいます。
三国花火大会名物の「水中花火」は、3隻の水中花火船から火をつけた花火玉を花火師が直接海へ投げ込んで、水の中から花火が打ちあがります。
三国花火大会の最大の花火は、20号玉(二尺玉)で、上がる高さは500m弱、開く直径は約500mほどで、頭上に火の粉が落ちてくるかと思えるくらい迫力満点です。
<基本情報>
開催場所:福井県坂井市三国町宿、米ヶ脇「三国サンセットビーチ」
電話番号:0776-50-3152(三国花火大会実行委員会事務局)
アクセス:JR福井駅からえちぜん鉄道・三国芦原線で三国港駅まで約50分
三国港は戦国時代には朝倉氏、柴田氏など歴代国主の支配と保護を受け、港町としての機能を整えていき、江戸時代にには、北陸の船乗りたちが大阪と北海道間を物資輸送しこれを売買して差益を得る「北前船交易」を行う基地になっていました。そんな歴史を持つ三国町には、落ち着いた街並みが残り、のんびりと街巡りをするスポットも多くあります。
えちぜん鉄道「三国駅」から「エッセル坂」と呼ばれる小道をいくと、三国の町を見下ろす高台に見えてくる奇抜な建物が「みくに龍翔館(三国郷土資料館)」で、三国の歴史・文化を伝える資料館として公開されています。
入り口を入るとすぐに、北前船の5分の1の模型船が展示されています。
<基本情報>
住所:福井県坂井市三国町緑ヶ丘4-2-1
電話番号:0776-82-5666
アクセス:えちぜん鉄道三国駅から徒歩10分、またはJR芦原温泉駅から京福バス三国駅行き「三国観光ホテル」下車
昔、遊郭に行こうか止めようかと思案し、遊んだ後に名残を惜しんで見返った橋だと伝えられている、見返り橋、思案橋と名付けられた橋も残されていています。
江戸末期に建てられた、三国独特の商人文化を代表する建物の旧岸名家など、数々の歴史ある建物もあります。
瀧谷寺は三国最古の寺院です。南北朝時代の永和元年(1375年)、睿憲上人によって開山されました。
三国町には、福井県の観光地として知られている断崖絶壁が続く東尋坊もあります、花火大会の行われるサンセットビーチから北方向に約2.5Kmほどの場所です。8月11日に豪華絢爛な花火大会を堪能して、その前後で、自然と歴史あふれる三国町を巡ってみませんか?
2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/17更新)
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