ポルトガル旅行のベストシーズンは?気候や服装についても解説

ポルトガル旅行のベストシーズンは?気候や服装についても解説

更新日:2019/06/28 08:58

Lady Masalaのプロフィール写真 Lady Masala 知られざる名所案内人、蚤の市マニア
他のヨーロッパ諸国と比べると物価が安く、どこか素朴で懐かしさを感じさせる街並みが残るポルトガル。アズレージョと呼ばれるタイルで飾られた教会や建物が郷愁を誘います。温暖な気候とおいしいシーフードが魅力のポルトガルを訪れてみませんか?

ベストシーズンや気候、季節ごとの服装やイベントなど、旅行日程を考える際に役立つ情報をお伝えします。

年間を通じて過ごしやすいポルトガルの気候

年間を通じて過ごしやすいポルトガルの気候

写真:Lady Masala

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地中海性気候に属するポルトガルは、夏には雨が少なく乾燥し、湿度が低くからっとしています。冬には雨の日が多くなりますが、比較的温暖で、一年を通じて過ごしやすい気候となっています。日本と同様に四季がありますが、6月から9月は乾季となります。

ポルトガルは南北に縦長の地形で、北部に位置するポルトは、南部にあるファーロに比べて雨が多く、平均気温も3度前後低くなっています。このような若干の地域差はあるものの、ポルトガル全土の平均気温や降水量には大きな違いは見られません。二つの都市の中間に位置するリスボンを例に挙げて季節の特徴を見てゆきましょう。

年間を通じて過ごしやすいポルトガルの気候

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【春 3-5月】
2月末には桜に似たアーモンドの花が咲き始め、春の訪れが感じられます。平均気温は16度前後と低くはありませんが、朝晩の寒暖の差が激しいのが特徴です。4月には雨が多く、降りだすと急に冷え込むこともあります。3月の最終日曜日からは夏時間が始まり、日を追うごとに日照時間が長くなってゆきます。

【夏 6-9月】
乾季に入り青空の広がる晴天の日が続きます。平均気温は25度を下回りますが、30度を超える日もあります。ただし、朝晩の寒暖の差が激しいので注意しましょう。湿度が低いため、じめじめした日本の夏よりはずっと過ごしやすいと感じるはずです。直射日光を避け木陰に入ると涼しく快適。夏至を迎える6月中旬頃は一年で最も日が長く、21時頃まで日が暮れません。

年間を通じて過ごしやすいポルトガルの気候

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【秋 10-11月】
雨期に入り雨が多くなりますが、平均気温は16度前後とまださほど寒いわけではありません。秋晴れの日は空気が澄んでいて気持ちがよいですが、雨が降ったり止んだりという不安定な天気が続くこともあるので、雨具の携帯は必須。10月最後の日曜日からは冬時間が始まり、日ごとに日照時間が短くなってゆきます。

【冬 12-2月】
平均気温が12度前後と他の欧州諸国と比べても過ごしやすい気候です。最も雨が多い時期なので雨具は常に持ち歩くようにしましょう。冬至前後は日照時間が短く、16時頃には日が暮れはじめます。

ポルトガルのベストシーズンは「夏」

ポルトガルのベストシーズンは「夏」

写真:Lady Masala

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ポルトガル旅行のベストシーズンは、日照時間が長く晴れの日が続く「夏」。6月から9月は乾季にあたり、雨の心配をする必要がありません。30度を超える日もありますが、湿度が低くからっとしているため木陰に入れば強い日差しを避けられます。すがすがしい青空の下でよい写真が撮れそうです。

ただし、旅行代金が安い時期ではないことを覚悟しておきましょう。どこまでも晴れ渡る青空に映えるマリーナや歴史ある建物、その美しい街並みには、高いお金を払ってでも見ておく価値があるのです。

季節に合った旅の服装

季節に合った旅の服装

写真:Lady Masala

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【春&秋】
日中は夏のように暑くなるかと思えば朝晩は冷え込むこの季節。薄手のセーターとジャケットを用意しましょう。外出先でも脱ぎ着できるように重ね着しておくと快適に過ごせます。雨が降ったり止んだりの日が多く、雨具の携帯は必須。傘にもジャケット代わりにもなるウィンドブレーカーはとても重宝します。常にカバンに入れておける薄くて軽いものをひとつ用意しておくとよいでしょう。

【夏】
暑い日が続くため、毎日着替えが必要です。荷物を減らしたいと思うなら通気性のよいTシャツを2-3枚持参し、ホテルで手洗いするとよいでしょう。ノースリーブだと教会などの宗教施設で入場を断られることがあるので注意。日差しが強く、日焼け対策は必須。サングラスも持って行きましょう。朝晩はひんやりするので、薄手のカーディガンがあると便利です。

【冬】
冬としては温暖で過ごしやすい気候ではありますが、セーターと薄手のコートを用意しましょう。日暮れが早く暗くなると冷え込むので、保温性の高い下着やシャツ、セーターを上手に重ね着して外出先でも温度調節できるようにしておくとよいでしょう。外出時には毛糸の帽子やマフラー、手袋を身に着けるか、カバンに入れておきましょう。雨具の携帯は必須。ウィンドブレーカーが1枚あると傘やコート代わりになって便利です。

【靴】
石畳の多いポルトガルの街を歩くには、スニーカーやウォーキングシューズなど底が厚く弾力性のある靴がおすすめです。ヒールが高い靴、滑りやすい靴は避けてください。夏はサンダル、秋冬はブーツでもよいですが、こちらも履きなれた歩きやすいものを選びましょう。

ポルトガルに行くなら見てみたい季節の祭り

ポルトガルに行くなら見てみたい季節の祭り

写真:Lady Masala

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ポルトガルでは、キリスト教にちなんだ祭事が多く、その大部分は夏祭りを兼ねています。期間中は鮮やかな衣装を身に着けた人々が街を練り歩き、会場は華やかな雰囲気に包まれます。

【5月 マデイラ島】
大西洋に浮かぶポルトガル領マデイラ島最大の都市フンシャルで開催される「フラワー・フェスティバル」。花の島とも呼ばれるマデイラ島に春の訪れを告げる祭りでは、街中がカラフルな花々で彩られ、美しい花で飾られた山車が街を練り歩きます。

【6月 リスボン】
別名イワシ祭りとも呼ばれるリスボンの守護聖人をたたえる「聖アントニオ祭」は、12,13日に行われます。リベルダーデ通りで華やかなパレードが開催されるとともに、下町アルファマ地区では、イワシの炭火焼の屋台が並びます。聖アントニオは縁結びの聖人でもあり、好きな人に思いを伝える日にもなっています。

【6月 ポルト】
23,24日に行われる「聖ジョアン祭」は、ポルト最大のお祭り。おもちゃのハンマー(伝統的にはニンニク)を持った人々が道行く人の頭をたたきながら街を練り歩きます。イワシの塩焼きをつまみにワインでほろ酔い気分になったら、陽気な音楽とともに夜明けまで踊り続けましょう。午前零時には花火も上がり、祭りは一層盛り上がります。

【12-1月初旬 オビドス】
リスボンから1時間ほどの距離にある中世の面影を今に残すオビドスは、期間中クリスマスビレッジに早変わり。多くのイベントが開催される他、ポルトガル一美しい村ともたたえられるオビドスを彩るイルミネーションはとてもロマンチックです。

次の旅行先は、ポルトガルで決まり!

晴れた日には美しくきらきらと輝くビーチやマリーナ、歴史を感じさせる重厚な建物、リスボンやポルトをはじめ、訪れたい魅力的な都市がたくさんあるポルトガル。

旅行をする際には、季節や目的に応じてしっかりと事前準備をして、楽しく有意義な時間を過ごしてくださいね。

※2019年7月現在の情報です。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/03/18−2018/03/19 訪問

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