写真:スズキ ミズエ
地図を見るコルコバード国立公園はコスタリカ最北の半島、オサ半島全般を占め、敷地面積は45,914ヘクタール(東京ドーム約1万個分)とコスタリカで最大の面積を誇る国立公園です。
写真:スズキ ミズエ
地図を見るその理由の一つは陸路での道はなく、簡単に訪れることができないからです。簡単に訪れることができないということもあって、太平洋沿岸地域では最も広大な原生林が広がる地域です。なので別名「コスタリカ最後の秘境」とも呼ばれています。
写真:スズキ ミズエ
地図を見るこの公園の魅力は何と言っても手付かずの自然が残り、多種多様な生物たちが生息している、ということです。ネイチャー雑誌のナショナルジオグラフィックでも“多様性において地球上で最も生物が集中している場所”と紹介されています。そのため、絶滅危惧種などを決める国際自然保護連合(IUCN)で指定国立公園に認定されています。
写真:スズキ ミズエ
地図を見る「マントホエザル」
この公園では4種のサルが生息し、写真はマントホエザルです。その他にジェフロイクモザル(絶滅危惧種)、ノドジロオマキザル、セアカリスザルがいます。それら全て中南米に生息するサルたちで、中には貴重なサルもいます。
地上に降りてくることは滅多になく、常に木の上で集団生活を送っています。サルは吠えて仲間とのコミュニケーションをとっていますが、特にこのホエザルの遠吠えは地の底から突き上げるような叫び声に似ています。上からの声は森中に響き渡ります!
写真:スズキ ミズエ
地図を見る「コアリクイ」
体の模様がまるで黒いサロペットを着ているようなコアリクイ。木にしがみついて一生懸命アリを食べてる姿はとても可愛らしいですよね。
写真:スズキ ミズエ
地図を見る「アグーチ」
走るスピードも早く、泳ぎも得意な中南米に生息するネズミの仲間。とても臆病な性格のため、野生のアグーチを日中に見ることは難しいのですが、この公園では日中でも彼らを見ることができます。
写真:スズキ ミズエ
地図を見る「ベアードバク」
別名チュウベイバクとも呼ばれ、その名の通り中米を中心に生息しています。バクと聞くと白黒のマレーバクを思い出しますが、このベアードバクはマレーバクよりも2周りほど小さく、グレー一色。絶滅危惧種に指定されるほど数が減っているとても貴重なバクです。
他の場所ではなかなな見ることができませんが、ここでは比較的多くのベアードバクが生息しているため、遭遇するチャンスは十分あります!葉を食んでいる姿は、とてものんびりしていて愛くるしい姿を見せてくれます。
写真:スズキ ミズエ
地図を見る「ハナジロハナグマ」
ハナジロハナグマの家族。アライグマ科で特徴の白い鼻も見れますね。
写真:スズキ ミズエ
地図を見る「シマクマゲラ」
赤い頭が特徴のシマクマゲラ。真っ赤な頭に真っ黒な体、縦の白いラインに丸々と見開いた目は、森の中にいても目立つ存在です。
写真:スズキ ミズエ
地図を見る「固有種のハナバチ」
ハナバチとはミツバチなどの花から花へと渡り、花粉や蜜を集めるハチの総称です。その多くは針を持たず昔から人と共存してきました。特にコスタリカには400種類を超える固有のハナバチが生息しています。体長はとても小さく1センチ程度。
太い木の幹から黒く枝のように伸びているのは、ハナバチの巣です!コスタリカのハナバチはこのように巣を縦に長く作る習性があります。巣の先端から小さなハナバチがいるのがわかりますか?
写真:スズキ ミズエ
地図を見る「トゲを持つ木」
動物たちに幹や皮を食べられないように、大きなトゲで防御。上にあがるつれて天敵の動物たちも来ないので、トゲも段々と小さくなっていきます。自然の知恵ですね。
写真:スズキ ミズエ
地図を見る「カニ」
すっかり砂と同化して、砂になりきっています。
写真:スズキ ミズエ
地図を見るコルコバード国立公園へは、拠点となるシエルペからボートで向かいます。シエルペは湿地帯の森、マングローブが広がる中にあります。そこから1時間ほどかけて海を目指します。
写真:スズキ ミズエ
地図を見るシエルペから約1時間、海に向かって川を下ります。川から見えるマングローブの森には、絶滅危惧種のミツユビナマケモノも!
写真:スズキ ミズエ
地図を見る海に出ると、海亀や好奇心旺盛なイルカとも遭遇できるかもしれません!海を走ることさらに1時間。ようやくコルコバード国立公園入口のビーチに到着です。そこから手付かずの自然世界がスタートします!
いかがでしたか?自然豊かなコスタリカの中でもこれほど広大な原生林と多くの野生動植物を見ることができる場所はここだけ。コスタリカを訪れた際は、コルコバード国立公園まで足を運んでみてはいかがですか?
住所:Los Patos Sirena Trail, Puntarenas Province
電話番号:+506-2735-5036
開園時間:8:00〜16:00
公園内は必ず専属ガイドとの同行が義務となっています。ツアーに参加して訪れることをお勧めします。
2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/20更新)
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