クルリと巻いた尻尾でおみくじを持つ、とってもキュートなこのリス、「平野神社」の一押しおみくじ、その名も「りすのお告げ」です。
リスは平野神社の神様のお使いとされていて、桜の名所として有名な平野神社らしく、桜の花を抱えています。リスは一体一体表情が違っていて、一番のお気に入りを選んで運勢を占います。さあ、貴方の選んだリスは良いお告げを運んできてくれるでしょうか。
京都市北区にある「平野神社」は794年、平安遷都の際にこの地に遷座された歴史ある神社。桜の名所として有名で、境内には50種400本の桜があります。平野神社発祥の桜「魁(さきがけ)桜」は早咲きの品種で、それが咲くと都のお花見が始まると言われています。三月下旬から四月下旬頃まで、種類の分だけ長くお花見が楽しめますので遠方からお出かけの方もスケジュールが合わせやすくおススメです!
本殿は「比翼春日造」、別名「平野造」とも呼ばれています。この2棟は国の重要文化財に指定されています。
実は、平野神社は平成30年の台風21号により大きな被害を受けました。数十本の桜の木が倒れたほか、京都府指定の文化財である「拝殿」の柱6本がすべて折れて倒壊してしまいました。
拝殿は徳川秀忠の娘、東福門院が江戸時代に建立したとされる歴史的な建造物です。平野神社では境内に募金箱を設置しているほか、ホームページでも募金を呼び掛けていますのでご確認ください。
<平野神社の基本情報>
住所:京都府京都市北区平野宮本町1
電話番号:075-461-4450
アクセス:京都市バス「衣笠校前」下車徒歩約2分
まんまるお目目が可愛いイノシシ。「護王神社」のおみくじです。
護王神社は別名「いのしし神社」と呼ばれており、境内のあちらこちらにイノシシが‥‥。狛犬ならぬ「狛亥」をはじめ、手水所にも鼻を撫でるとご利益があると言われるイノシシがあります。
というわけで、おみくじもイノシシです。お饅頭みたいに可愛いこの紫色の他にもパステルカラーのイノシシもありますから、お気に入りを選んで運勢を占ってくださいね!
「護王神社(ごおうじんじゃ)」は平安京の建都に貢献した和気清麻呂(わけのきよまろ)をお祀りしています。確かな創建年は分かっていませんが、明治19年に明治天皇の勅命により、京都御所蛤御門(はまぐりごもん)のすぐ前に現在の社殿が造営されました。
何故、護王神社が「いのしし神社」?
そのわけは、御祭神である和気清麻呂にあります。
奈良時代末、天皇の位を狙う道鏡の野望を阻止しようとした清麻呂は、道鏡により足の腱を切られた上に九州に流刑になりました。九州へ下る途中、道鏡の刺客に襲われた清麻呂でしたが、突然山の中から現れた300頭のイノシシに助けられました。その後足の萎えもすっかり治り、道鏡は左遷され清麻呂は天皇の信頼を得て晩年まで活躍しました。
この故事により、護王神社は足腰の守護神として広く崇敬されるようになり、「いのしし神社」と呼ばれ親しまれています。
和気清麻呂とともに護王神社にお祀りされているのが、清麻呂の姉である和気広虫姫(わけのひろむしひめ)です。広虫姫も大変慈悲深く、375名の死刑者の減刑を天皇に願い出て命を助けたり、身寄りを失った子どもたち83人を養子として育てたと言われています。
護王神社は足腰の病気やけがの早期回復や緩和にご利益があると、全国からたくさんの人が訪れています。その他にも、日本一の「さざれ石」や樹齢数百年の大イチョウ、樹齢100年を超えるかりんの木(喘息封じにご利益があり、かりん酒や水あめはここで買えますよ。)など見どころ満載です。
<護王神社の基本情報>
住所:京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385
電話番号:075-441-5458(午前9時〜午後5時)
アクセス:地下鉄烏丸線 丸太町駅下車北へ徒歩7分
京都市バス烏丸下長者町すぐ
真っ黒いボディに金色のキリッとした目が素敵な八咫烏(やたがらす)。世界文化遺産「上賀茂神社(上賀茂神社)」のお守りです。
胸には上賀茂神社の神文である「二葉葵(ふたばあおい)」が描かれていていますが、二葉葵は神と人とをつなぐとされていて、京都三大祭りの一つ「葵祭」では斎王代や牛車などいたるところに飾られます。
何故「上賀茂神社」のお守りが八咫烏なのかというと‥‥
賀茂氏の始祖である「賀茂建角身命(かもたけつねのみこと)」は神武天皇が大和の国(奈良県あたり)に入られる際、八咫烏に姿を変えて一行を無事に導いたと伝えられています。というわけで「八咫烏みくじ」は私たちを導いてくれるのです。
「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」は通称「上賀茂神社(かみがもじんじゃ)」または「上社(かみしゃ)」の名で親しまれている神社です。御祭神である賀茂別雷神が神代の昔本殿北北西にある神山(こうやま)に降臨し、天武天皇のころ現在の地に社殿が造営されました。厄除、八方除、電気の守り神、必勝の神として信仰を集めています。
世界文化遺産にも登録されており、京都で一番古く「葵祭」でも有名です。
上賀茂神社の年中行事の中で八咫烏に関係が深いのが「烏相撲(からすずもう)」です。
烏相撲は、重陽節句(ちょうようのせっく)である9月9日に行われる神事です。祭殿前の立砂のところで弓矢を持った刀祢(とね)が
からすが踊るように横跳びをし、「カーカーカー」「コーコーコー」と鳴くユニークな所作を行い、その後土俵で氏子の子供たちによる相撲が行われます。
こっけいで面白いので、ぜひご覧ください。
<上賀茂神社の基本情報>
住所:京都府京都市北区上賀茂本山339
電話番号:075-781-0011
アクセス:JR京都駅より京都市バス4系統「上賀茂神社前」下車すぐ
いかがでしたか?京都にはたくさんの神社やお寺があります。初詣や観光で訪れることも多いと思いますが、たまに訪れて手を合われると不思議とこころが落ち着き穏やかな気持ちになります。悩みや迷いがあるとき、おみくじを引いて導いていただくと心強いですよね。一度にたくさんのおみくじを引くと迷ってしまうかもしれませんので、一か所ずつゆっくりと集めるのがおススメです!
今回紹介させていただいた三か所以外にも可愛いおみくじがたくさん京都で待っています。お気に入りを見つけてくださいね。
2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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