世の中に絶叫マシーンは数多くありますが、「白馬つがいけWOW!」の絶叫アトラクションはひと味違う。最先端マシーンを導入した遊園地ではありません。長野県白馬山麓の栂池高原スキー場に2018年にオープンしたフランス生まれ、日本初上陸のアドベンチャー施設です。ここのアトラクションは、自分の身体を使って飛ぶ!登る!落ちる!が基本のいたってシンプルなスタイル。でも、それが怖い・・・静かな山の中に叫び声がこだまします。
男性も女性もお子ちゃまも、そして海外からのゲストも雄叫びは共通して「ウォォー」。あまりの怖さに叫び声さえ飲み込んでしまうことも。各アトラクションの難易度と絶叫レベルを徹底解説します。自分の腕力や身体能力が問われるアトラクションも数多い。さぁ、いくつクリアできるかな。
「白馬つがいけWOW!」は、高山植物の宝庫「栂池自然園」のある栂池高原の中腹にあります。せっかくなら、午前中は「白馬つがいけWOW!」、午後から「栂池自然園」と両方を一度に楽しむのもおすすめです。
自然豊かな風景を取り込んだ野遊びフィールドでアクティビティーを楽しむことができる「白馬つがいけWOW!」。機械を使用したアトラクションがないので、モーター音や機械音が聞こえてこない静かな環境です。「白馬つがいけWOW!」までは、栂池高原駅からゴンドラ「イヴ」に乗車して、終点まで行かずにWOW!駅で下車することになります。ゴンドラの乗り場では乗車券を買わず、そのままゴンドラ乗り場へ。乗るときに「WOW!へ行きます」と告げて乗車ください。
受付カウンターで手続きを済ませたら、貴重品などの荷物はロッカーに預けて、飲み物とタオルくらいの最低限の荷物だけにしましょう。身体を使うアトラクションとなるので、体験中は荷物を持って遊ぶことができません。安全性の確保から、ポケットの中も空にしなくてはならないので、荷物の管理に困らないよう身軽が一番いい。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る絶叫アトラクションのエースは、4層12mの高さの複合タワー。その中でも、エアーチューブに乗ってタワー頂上から地上へ滑走し、エアーマットに飛び出す「トビダス」は、絶叫レベルMAX。天気のいい日は、美しい山並みを見ながら飛べるのですが、景色を楽しむ余裕なんてありません。同行者にぜひ動画を撮ってもらって、あとで再生してみてください。自分の余裕のない必死な姿に、ちょっと笑えてきますよ。でも、何度か挑戦していると少しずつ余裕がでてきて、飛び方を工夫するまでに成長できます。
【対象年齢:小学生(8歳以上)】
写真:鮎川 キオラ
地図を見るタワー上部まで登ったら、滑り方の説明をしてくれるのでよく聞きましょう。体重や姿勢で滑り落ちる間にチューブが回って、後ろ向きや横向きになってしまうことがあります。前を向こうと焦らないことが大切なポイントです。ジェットコースターと同じようにGを感じますので、姿勢を反らさずに、少し前屈みで飛び込みましょう。
写真:鮎川 キオラ
地図を見るトビダスは、滑り台部分の最後が反り返っているので、空中へ投げ出された後の滞空時間は思ったより長い。上空で一瞬時間が止まります。飛び出すときは、チューブから手を離さずに落ちるのが一番安全。チューブを手放してしまうと、チューブが上から降ってきて痛い思いをするので、気をつけましょう。
飛び系になれている方は、空中に飛び出した瞬間にチューブを自分が落ちる場所と違う方向へ投げて、大の字で落ちる人も。最初からそんな余裕のある人はいないので、まずは普通に飛びましょう。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る複合タワー3層目の地上10mの高さには、湖上の端まで一本のワイヤーが伸びています。上空を自転車で空中散歩する「コギダス」は、湖の端から端まで約140mの自転車遊覧が楽しめます。
【対象年齢:身長140cm以上(26インチの自転車に一人で乗れる方)】
漕ぎ出す瞬間は、勇気が必要ですが、漕ぎ出してしまえばハーネスでつながれているので、思ったより安定しています。手を離してみたり、周りの景色を楽しむ余裕も。怖くてつい叫んでしまう絶叫ではなく、ありえない非日常体験に興奮して感嘆の声をあげたくなる絶叫アトラクションです。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る垂直な壁を登る「カベダス」は、身体能力が試されるアトラクション。タワー3層部分の地上10mまで腕力と脚力をつかって一気に登ります。左側のグリップは間隔が広くて、右側のグリップは間隔が狭くなっています。女性やお子さんは、右側が少しだけ楽に登ることができます。
【対象年齢:小学生(8歳以上)】
写真:鮎川 キオラ
地図を見る最後まで登り切ったら、ワイヤーでスルスルッと降りてきます。降下するときは、アクション映画の1コマにありそうな気分を味わえます。登る前にワイヤーの持ち方や降り方の説明があるので安心。
ワイヤーは、ハーネス代わりにもなるので、タワーを登っている途中で落ちてしまっても大丈夫。見ているときは簡単そうですが、普段から運動していない方や腕力不足の方は、なかなか上まで登り切ることは難しい。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る準備が完了したら、クライミングバトルをすると楽しい。途中で止まらずに、一気に登りきるのがポイント。途中で立ち止まってしまうと、次の一歩が出なくなってしまいます。バランスとリズムカルに登るテンポが大切です。
3層構造のネットの建物は、50種類以上のアトラクションを楽しめる「アミダス」。1層目は、3歳から遊べる難易度低め。2層目は、8歳以上が対象の知力と体力を使うアトラクションが用意されています。3層目は、ネットをトランポリンとして走ったり、跳ねたりできるコーナー。3層目は、一番高い位置にあり、天井に遮るものがないので、弾力のあるネットの上に大の字になって、青空を眺めてのんびりするのも楽しい。
【対象年齢:3歳以上(身長制限なし)】
アミダスは、ハーネスなどの安全具をつけずに遊ぶことができるので、思いっきり遊び回れるのがいい。もし落ちても張り巡らされたネットが身体を支えてくれるので安心です。失敗したら落ちるのもスリルがあっていいですね。
小さい子も遊べるアトラクションだからといって侮るなかれ。体幹を鍛えるような障害物がいくつもあります。子どもは身軽にぽんぽん進んでいきますが、大人はそうもいかないもの。全てのアトラクションを巡ると、二の腕がパンパンになってきます。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る各層は、それぞれに専用の登り通路があり、遊び終えたら専用の滑り台で降りてきて、次の階層へと進みます。階層が上がるごとに、入口の通路も出口の滑り台も高く、長くなります。3階へのアプローチは、まるで空中を歩いているみたい。
白馬つがいけWOW!は、身体を動かして挑戦するアトラクションばかりなので、ジムで身体を鍛えた後のような爽快感を味わえます。白馬山麓の大自然を感じながら、新感覚のスリルを楽しめるのはココだけ。アメージングな体験をどうぞ。
住所:長野県北安曇野郡小谷村千国乙12840-1
電話番号:0261-83-2255(白馬観光開発株式会社 栂池営業本部)
アクセス:
<車>安曇野I.C、長野I.C、糸魚川I.Cから車で約1時間
<公共交通機関>JR白馬駅から車で約15分(路線バスあり)
営業期間:2019年6月1日(土)〜10月31日(土)
2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
取材協力:白馬観光開発株式会社
この記事の関連MEMO
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2025/2/12更新)
- 広告 -