写真:高田 真美
地図を見る小さなお子様連れの方に是非おすすめしたいのが「バララット(Ballarat)」です。バララットでは、19世紀中ごろに大規模な金鉱が発見され、金鉱の町として大変栄えました。現在も、ビクトリア州第三の都市として数多くの人が暮らす町ですが、町の中心には、今でもゴールドラッシュ時代の街並みが残っています。
この町いちばんの観光スポットは、「ソブリンヒル(Sovereign Hill)」というゴールドラッシュ時代を再現したテーマパークです。敷地内に足を踏み入れると、そこは、まるで西部劇に出てくるような19世紀の世界!馬車に乗ったり、砂金採りを体験したり、地下の金鉱を見学したり、様々なアクティビティに参加できるようになっています。
<ソブリンヒルの基本情報>
住所:Bradshaw St, Golden Point VIC 3350
電話番号:+61-3-5337-1199
アクセス:バララット駅から21番バスでSovereign Hill下車すぐ
<バララットの基本情報>
アクセス:メルボルンのサザンクロス駅からV/Lineの列車で約1時間25分
写真:高田 真美
地図を見るテーマパークで遊ぶよりも街歩きを楽しみたい、という方におすすめしたいのが「ベンディゴ(Bendigo)」です。ベンディゴもバララットと同様に、19世紀中ごろに大規模な金鉱が発見されたことにより発展を遂げた町。当時は世界一の金の採掘量を誇ったベンディゴには、バララットよりも壮麗な建造物が多く、優雅で美しい街並みが広がっています。
ベンディゴは芸術が盛んな町としても知られています。1887年に創設された「ベンディゴ美術館」には、19世紀の作品からモダンアートまで、様々な芸術品が展示されており、地方都市の美術館としては最大規模のコレクションを誇っています。
<ベンディゴ美術館の基本情報>
住所:42 View Street, Bendigo, VIC 3550
電話番号:+61-3-5434-6088
アクセス:ベンディゴ駅より徒歩約15分
写真:高田 真美
地図を見るベンディゴ周辺は、良質の赤ワインの産地でもあります。そのため、ベンディゴには、美味しいワインと料理を提供するレストランやパブが多いのも嬉しいところ。由緒あるパブのカウンターで地元のワインを味わってみるのも楽しいでしょう。
<ベンディゴの基本情報>
アクセス:メルボルンのサザンクロス駅からV/Lineの列車で約2時間
写真:高田 真美
地図を見るベンディゴの南にある「キャッスルメイン(Castlemaine)」は、やはり19世紀に金鉱が発見されたことにより栄えた町。バララットやベンディゴに比べると規模は小さいのですが、のんびりとした田舎町風の街並みが魅力的です。
キャッスルメインには、たくさんのアンティークショップがあります。その中でも特にユニークなのが「ザ・レストラーズ・バーン(The Restorers Barn)」というお店。アンティーク家具や食器・オブジェなど、通常のアンティークショップにあるようなものに加え、このお店には、ドアノブや引き出しの取っ手など、リノベーションに使うグッズが驚くほどたくさん揃っています。アンティークの取っ手やフックを買って、部屋の模様替えをしてみるのも楽しいかも!
<ザ・レストラーズ・バーンの基本情報>
住所:129-133 Mostyn Street, Castlemaine
電話番号:+61-3-5470-5669
アクセス:キャッスルメイン駅より徒歩約10分
<キャッスルメインの基本情報>
アクセス:メルボルンのサザンクロス駅からV/Lineの列車で約1時間30分
写真:高田 真美
地図を見るキャッスルメインまでやってきたら、隣町の「モールドン(Maldon)」まで是非足をのばしてみましょう。モールドンも19世紀中ごろに金鉱が発見され、ゴールドラッシュ時代には大変栄えていた町なのですが、金鉱が閉鎖された後に急激に人口が減少してしまいました。そのため、時代に取り残されたかのようなレトロな街並みが、この町にはそっくりそのまま残っているんです。
写真:高田 真美
地図を見る小さな小さな田舎町ですが、この街並みを求めてやってくる観光客も多く、街のメインストリートには、可愛らしいカフェやティールーム、センスの良い雑貨のお店などが並んでいます。また、毎月第2日曜日には野外マーケットが開かれ、ハンドメイドのアクセサリーや雑貨、食べ物の屋台などもたくさん並びますので、この日に合わせて訪れるのも楽しいでしょう。
キャッスルメインからモールドンへは、週末および水曜日のみに運行される Victorian Goldfields Railway という機関車に乗って訪れるのがおすすめです。
機関車で訪れる場合は、午前中キャッスルメインを散策し、12時発の機関車に乗り、約45分でモールドンに到着。その後約2時間モールドンを散策し、14時45分の機関車に乗ってキャッスルメインに戻ってくる、というスケジュールになります。日によっては特別イベントの機関車しか走っていない場合や運休になっている場合もありますので、事前にVictorian Goldfields Railwayのウェブサイトで確認し、チケットを購入しておくことをおすすめします。
キャッスルメインーモールドン間は、路線バスを使って移動することも可能ですが、本数が非常に少ないため、時間配分が難しく、あまりおすすめできません。敢えて路線バスで移動する場合は、前もってPublic Transport Victoriaのウェブサイトで時刻表を調べておきましょう。
<モールドンの基本情報>
アクセス:キャッスルメインからVictorian Goldfields Railwayの機関車で約45分(水・土・日のみ)、もしくは、キャッスルメインからモールドン行き路線バスで約20分(1日3〜4便)
写真:高田 真美
地図を見る最後にご紹介する「カイントン(Kyneton)」は、ベンディゴやキャッスルメイン、モールドンなどの金鉱へ向かう中継地として栄えた町です。そのため、この町には、ゴールドラッシュ時代に建てられた建造物が数多く残っています。
写真:高田 真美
地図を見るカイントンでのおすすめスポットは、町の北部にある「パイパー・ストリート(Piper Street)」という通りです。19世紀にメルボルンから金鉱の町へ向かう通り道として賑わっていたパイパー・ストリートには、今でもその当時の街並みが残っています。近年は、センスの良いカフェやレストラン、ショップがこの通りに店を構え、散策が楽しいエリアとなっています。
<カイントンの基本情報>
アクセス:メルボルンのサザンクロス駅からV/Lineの列車で約1時間15分
今回ご紹介した5つの町は、全て、公共交通機関を使ってメルボルンからの日帰りが可能です。メルボルンから足をのばして、ゴールドラッシュ時代にタイムトリップをしてみませんか?
2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください
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