写真:東郷 カオル
地図を見る神戸の南京町から海側へ少し歩いた場所に、小さな雑貨屋さんが密集する乙仲通り(おつなかどおり)があります。栄町通りと海岸通りに挟まれた、さほど道幅の広くない、東西約800メートルの通り。昭和初期には多くの海運業者がこのあたりに事務所を構え、今でもその名残を留めるレトロなビルが立ち並んでいます。
今、このレトロな街並みに、若いオーナーたちが思い思いのお店をオープンさせています。路面店の他に、雑居ビルに入っている隠れ家的なお店も含め、1軒1軒見てまわると、大変な時間がかかってしまうほどの雑貨天国!
今回は是非のぞいていただきたい雑居ビルをご紹介します。雑居ビルに入っても、一つ一つのお店の入り口がわからないというような、カオスな雑貨店もあったり、かなり個性的です^^
写真は南京町広場から真っ直ぐ海側へ2〜3分ほど歩いたところ。この建物の向こうの東西に走る通りが乙仲通り。この建物も雑貨屋さんが多数。2階建ての古い建物に看板をいくつも見ることができます。
写真:東郷 カオル
地図を見るレトロ感ムンムンの榮町ビルディング。表に雑貨屋さんの看板が多数出ていますが、これらがなければこのビルの中にお店が入っているとは思えないような雰囲気のビル。テナントのために建てられたビルではないので入り口は狭いですが、中の通路もなかなか狭く、お客さんが譲り合って行き来しています。
オリジナリティー溢れるお店が多数入っていて、雑貨店だけではなく、カフェや古道具屋さんも。このビルにこれだけ多数のお店が…と驚きます。「若いオーナーが自分のお城を持った」という感じで、狭くてレトロなビルですが、とても活気に溢れていて雰囲気の良いお店の集まり。この雰囲気にお客さんも引き寄せられて、人の出入りの絶えないビルです。
このビルは裏口もありますので、是非裏口から出てみましょう。裏口を出ると、小さな路地に出ます。こちらにもお店がひしめき合っていて、雑貨好きにはたまりません!
写真:東郷 カオル
地図を見る先ほどの榮町ビルディングを裏口から出てすぐ左にある乙仲アパートメント。こちらは2013年に建てられたばかりの新しいビル。敷地面積10坪という狭さですので、ワンフロアにつき1店舗というスタイルです。もちろんエレベーターなどありませんので階段を上がっていくわけですが、踊り場で上の階のお店の素敵な看板が見えてくるとテンションが上がります!
2階には北欧の雑貨を取り扱う雑貨店が入っています。北欧で買い付けられた雑貨の中にさりげなく日本の民藝が置かれているところに、生活に寄り添った温かみのある商品を集めていることが伺えます。肩肘張らない、日常に溶け込む雑貨が多くあるのが好印象です。3階にはバルト3国を中心としたヨーロッパの雑貨を扱うお店。一点もののビンテージ雑貨や作家さんの作品など、オーナーのセンスが光ります。女子ウケ間違いなしのショップです。
ビルから出ると、1階にはいい香りのただようコーヒーショップも入っていて、なんとも居心地の良い縦長ビルです^^
写真:東郷 カオル
地図を見る壁面いっぱいの雑貨の数々!こちらのアルミナムビルは、乙仲通りの雑貨屋さんめぐりをするほとんどの人が立ち寄るのではないかと思われる、ランドマーク的な建物。これだけガラス越しに雑貨が飾られていると、ついつい吸い寄せられてしまいます。
ビルの右側が階段で、ビルの名前そのまんまのアルミのような内装で、3階まで上がれます。
2階の雑貨屋さんの奥にはカフェがありますので、歩き疲れたらティータイムもいいですね。
乙仲通りは、今回ご紹介したビルの他にも沢山のビルがあり、中に入っているお店も、どれもオーナーのこだわりが感じられ、活気に溢れる場所。
雑貨店、カフェ、セレクトショップが多く、一店一店見てまわるとあっという間に時間が過ぎます。
観光としてもいいですが、将来お店を持ちたいと思っている人も参考にできるのではないでしょうか。是非立ち寄ってみてください!
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/3/28更新)
- 広告 -