京都府・丹後半島ドライブ「舟屋の里公園」から「琴引浜」を走ろう

京都府・丹後半島ドライブ「舟屋の里公園」から「琴引浜」を走ろう

更新日:2019/07/05 13:48

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
日本海に突き出た丹後半島を一周する国道178号線。独特の景観を見せるノスタルジックな伊根の舟屋、最果て旅情を感じるエキゾチックな経ケ岬、鳴き砂で知られるロマンチックな琴引浜。これらを結ぶドライブ旅行は味わい深いものです。さらに丹後半島ドライブで見逃せないのが経ケ岬より西側の海岸から見える日本海に沈む夕日。伊根の舟屋から琴引浜で夕日を眺めてから余韻に浸りながら帰路につくモデルコースをご紹介します。

ノスタルジックな伊根の舟屋を一望する「舟屋の里公園」

ノスタルジックな伊根の舟屋を一望する「舟屋の里公園」

写真:モノホシ ダン

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舟屋の里公園は、伊根湾を一望する高台にあって「道の駅 舟屋の里 伊根」を併設しています。鮮度のよい旬の海の幸が味わえるレストランや特産品コーナーがあり、伊根町の地域情報の提供や観光・ドライブの道案内に便利な広報ルームもあります。

ほかに花公園や遊歩道などくつろげるスペースもあり、ドライブ途中にぜひ立ち寄りたいところです。

ノスタルジックな伊根の舟屋を一望する「舟屋の里公園」

写真:モノホシ ダン

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公園内には、1993年(平成5年)に放映されたNHK連続テレビ小説『ええにょぼ』のモニュメントがあります。ちなみに「ええにょぼ」とは、丹後の方言で「美人」という意味です。

舟屋の里公園で、全国でも珍しいノスタルジックな舟屋・約230軒の街並みの風景を楽しんでください。

<道の駅 舟屋の里 伊根の基本情報>
住所:京都府与謝郡伊根町字亀島459
電話番号:0772-32-0277
レストラン舟屋:10:00〜17:00
お食事処 油屋:11:00〜17:00
ラウンジ ABURAYA:9:00〜17:00
特産品売店:9:00〜17:00
定休日:火曜日 年末年始
アクセス:
京都縦貫自動車道宮津天橋立ICから国道178号線経由で約45分
北近畿タンゴ鉄道天橋立駅から車で40分

ノスタルジックな伊根の舟屋を一望する「舟屋の里公園」

写真:モノホシ ダン

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「徐福伝説」の残る新井では、日本海を望む棚田を見ることができます。ちなみに徐福は、秦の始皇帝に不老不死の薬を探し求めるよう命じられ、はるばる海を渡って日本にやってきたとされる人物で、ここ新井も徐福渡来の地とされ、新井崎神社のご祭神にもなっています。

<新井の棚田の基本情報>
住所:京都府与謝郡伊根町新井
電話番号:0772-32-0277(伊根町観光協会)
アクセス:舟屋の里公園から約10分

美しい“丹後ブルー”を眺める「蒲入展望所」

美しい“丹後ブルー”を眺める「蒲入展望所」

写真:モノホシ ダン

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新井から府道を走ってふたたび国道178号線に合流すると、やがて国道は断崖絶壁の切り立った岩肌を縫うように走ります。海岸線沿いの道からは、紺碧の海を見下ろす美しい景色が続きます。

丹後半島海岸地区は、2007年(平成19年)に新規指定としては17年ぶりに誕生した国定公園「丹後天橋立大江山国定公園」に含まれています。

美しい“丹後ブルー”を眺める「蒲入展望所」

写真:モノホシ ダン

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目に染みるような“丹後ブルー”を眺めるなら「蒲入(かまにゅう)展望所」がおすすめ。紺碧の日本海が目の前いっぱいに広がり思わず感嘆の声を上げずにはいられないでしょう。

美しい“丹後ブルー”を眺める「蒲入展望所」

写真:モノホシ ダン

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蒲入展望所から経ケ岬までの海岸線は「カマヤ海岸」と呼ばれ、断崖絶壁のリアス式海岸が連続するダイナミックな景観を楽しみながらドライブすることができます。

<蒲入展望所の基本情報>
住所:京都府与謝郡伊根町蒲入
アクセス:
新井の棚田から約20分
舟屋の里公園から約20分

日本三大灯台のひとつ「経ケ岬灯台」

日本三大灯台のひとつ「経ケ岬灯台」

写真:モノホシ ダン

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近畿地方の最北の地であり、丹後半島の最北端でもある経ケ岬には白亜の灯台があります。経ケ岬灯台は、室戸岬・犬吠埼の灯台と並んで日本三大灯台のひとつといわれています。

灯台へは、トイレも完備された駐車場から遊歩道を歩いて片道約30分です。遊歩道の階段はかなりきついところもありますので体力に不安のある方はマイペースでゆっくりと歩きましょう。

日本三大灯台のひとつ「経ケ岬灯台」

写真:モノホシ ダン

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経ケ岬灯台は、1898年(明治31年)に建てられた高さ12.5mの灯台で、設置から約120年たった現在でも現役の灯台として、若狭湾や日本海を行き交う船の安全を見守っています。

近畿地方では唯一の第一等フレネル式レンズを使用し、レンズの回転をスームズにするため、フランス人の考案した水銀槽式回転機械を輸入使用した第一号の灯台でもあります。海抜140mの高台から遮るもののない日本海の絶景を楽しんでください。

<経ケ岬灯台の基本情報>
住所:京都府京丹後市丹後町袖志
アクセス:蒲入展望所から経ケ岬駐車場まで約10分

“鳴き砂”の浜で知られる「琴引浜」の荘厳な夕日

“鳴き砂”の浜で知られる「琴引浜」の荘厳な夕日

写真:モノホシ ダン

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経ケ岬灯台で絶景を満喫したら、ドライブの終着点である「琴引浜」で夕日を楽しみましょう。周囲の空間を真っ赤に染めて、水平線に静かに沈んでゆく夕日は荘厳のひとこと。

“鳴き砂”の浜で知られる「琴引浜」の荘厳な夕日

写真:モノホシ ダン

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また琴引浜は、古来より“鳴き砂”の浜として知られ、歩くと「キュッ、キュッ」と音がします。これは琴引浜の砂粒が、粒がよく揃った丸みのある石英で構成されているためです。

琴引浜は、鳴き砂の浜としては、全国で初めて国の天然記念物および名勝に指定されていて、世界初の禁煙ビーチにもなっています。夏には海水浴も楽しめますので家族連れの方にもおすすめです。

<基本情報>
住所:京丹後市網野町掛津
電話番号: 0772-72-0900(京都府観光公社網野町支部)
アクセス:
経ケ岬駐車場から約40分
野田川大宮道路京丹後大宮ICより約30分

“鳴き砂”の浜で知られる「琴引浜」の荘厳な夕日

写真:モノホシ ダン

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夕日の時間帯まで、休憩や時間調整などに便利なのが国道178号線沿いにある「道の駅 てんきてんき丹後」。フードコートやお土産売り場も充実しています。また、オートキャンプ場も併設されていますので、車中泊やバイク、あるいは自転車で丹後半島を訪れた方にもおすすめです。

<道の駅 てんきてんき丹後の基本情報>
住所:京都府京丹後市丹後町竹野313-1
電話番号:0772-75-2525
フードーコート営業時間:
11:00〜17:30(3月〜11月)
11:00〜17:00(12月〜2月)
※オーダーストップはそれぞれ30分前
お土産コーナー営業時間:9:00〜17:30(通年)
定休日:7月第2火曜日 8月第4火曜日 12月31日 他の月 第2・第4火曜日
アクセス:
琴引浜から約10分
野田川大宮道路京丹後大宮ICより約30分

丹後半島ドライブで最果て旅情と夕日に心潤ませる旅を

いかがでしたか。今回は、丹後半島の伊根の「舟屋の里公園」から「琴引浜」までの日帰りドライブコースをご紹介しましたが、前半に丹後半島の代表的観光スポット「天橋立」と「伊根の舟屋」をコースに組み込んで1泊2日コースとすることもできます。

その場合、天橋立付近か城崎温泉に宿泊するのがおすすめです。丹後半島を一周する国道178号線のドライブで日本海に沿って点在する数々の名勝めぐりへ出かけてみてはいかがでしょうか。

2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/07/01 訪問

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