河童のいる酒蔵!河伯様のミイラに会いに行く 伊万里市 松浦一酒造

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河童のいる酒蔵!河伯様のミイラに会いに行く 伊万里市 松浦一酒造

河童のいる酒蔵!河伯様のミイラに会いに行く 伊万里市 松浦一酒造

更新日:2014/05/09 10:25

すがた もえ子のプロフィール写真 すがた もえ子 妖怪伝承収集家、フリーライター

お酒造り、特に日本酒の製造過程には綺麗な水は欠かせないため、酒造店の中には水神様を奉っている所も少なくありません。
今回は佐賀県伊万里市にある観光酒蔵で、河童(カッパ)のいる酒蔵として有名な「松浦一酒造」さんをご紹介いたします。

河童の世界が広がる蔵

河童の世界が広がる蔵

写真:すがた もえ子

松浦一酒造さんへは松浦鉄道西九州線楠久で下車、徒歩で15〜20分ほど進むと「河童の酒蔵」と書かれた看板が見えてきます。
車でしたら武雄北方インターより約50分、伊万里方面へ。
伊万里市街から平戸方面へ向い、204号線沿いです。

河童のイラストの看板が案内してくれます。

河童の世界が広がる蔵

河童の世界が広がる蔵

写真:すがた もえ子

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到着すると、蔵の入り口から河童の像がお出迎えしてくれます。
この蔵には河童関連以外にも古い酒造道具や農機具など200点あまりが展示されています。

見学ルートの蔵に一歩足を踏み入れた途端、おびただしい河童関連の品々に言葉を失います。
酒造がある佐賀県や九州だけでなく、日本各地の河童グッズが揃えられているのですから、これは「河童博物館」と呼んでも差し支えないほどでしょう。

日本各地で異なる河童の名称(ガワッパ、カワワロ、河太郎などなど)の地名別一覧表まで貼られているので、自分の住んでいる地方では河童は何と呼ばれていたのか見てみるのも一つの楽しみ方だと思います。

一般的な「河童」とは異なるお姿「河伯」様

一般的な「河童」とは異なるお姿「河伯」様

写真:すがた もえ子

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松浦一酒造さんには「この家には何か不思議な物が伝わっている」という話は受け継がれてきたが、はたしてそれが何なのかはわからなかったといいます。
その正体が判明したのが昭和28年。
母屋の改修中、屋根の梁にくくりつけられていた木の箱を大工の棟梁が発見。
木箱には「河伯」と書かれた紙が貼り付けてあり、その中から出てきた不思議な生き物のミイラが、現在奉られている「河伯」様なのだそうです。
(河伯とは中国の伝説では黄河の神で、それが日本に伝わる過程で河伯=河童になったという説があります。)

松浦一酒造さんによれば「ものの本によればこれ(河伯)が本当のカッパという文字だということで、カッパである事が判明した」んだそうです。

酒造りには欠かせない綺麗な水。
昔は井戸を掘り、綺麗な水を掘り当てるしか方法が無かったとか。
河童は綺麗な水にしか生息せず、水の守り神のように考えられていた点から、大切に保存されていたのではないか、という事ですが、今では一般の方々も広くお参りに訪れています。

一般的な「河童」とは異なるお姿「河伯」様

蔵の一番奥の祭壇に、河伯様は奉られています。
ガラスケースに入っており、竹で柵が組まれているので側まで近づく事はできません。
大きさはそれほど大きくは無く、およそ70センチほど。
「河童のミイラ」と言われる物は何度か見たことがありますが、この河伯様は傷や縫合の後も見あたらず、何かこういった生き物が実在し、それがミイラになったように思えてしまいます。
河童といえば一般的に頭にお皿があり、背中に亀のような甲羅を背負った緑色の妖怪、というイメージがあると思いますが、こちらは「河伯」様だけあって、通常の河童とは別格のようです。

一般的な「河童」とは異なるお姿「河伯」様

写真:すがた もえ子

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世界的な大会で賞を受賞する本格派の日本酒を試飲

世界的な大会で賞を受賞する本格派の日本酒を試飲

提供元:松浦一酒造株式会社

http://www.matsuuraichi.com/地図を見る

IWC(インターナショナル・ワインチャレンジ)という国際的なコンテストの日本酒部門で2012年シルバーメダル、2013年ブロンズメダルを獲得。
日本国内でも2013年秋季全国酒類コンクールで大吟醸とリキュールの両部門で1位をダブル受賞するなど、数多くのコンテストで入賞されています。
有田の泉山磁石場近くの井戸から汲み上げた、鉄分が少なくて適度なミネラルを含む水を使って仕込んだ日本酒は、まさに河伯様の恵みとも言えますね。

こちらは試飲台で常時数種類の日本酒を試飲する事ができ、その場で購入する事も可能です。
さっぱりとしていて飲みやすく、スイスイいけそうな上質のお酒ですので、つい飲みすぎてしまわないように気を付けてください。
お酒の他にももろみ味噌なども販売がありました。

試飲される場合は公共交通機関を利用するか飲まない方の運転で、お酒を楽しんでください。

最後に

河童は有名ですが、実際に「河童」を見た事がある人はいないと思います。
実は河童や鬼など日本各地にミイラという形で伝わっている物はそれほど多くありませんが、いくつか実在しています。
その多くは大切に守られ、信仰の対象になっている事がほとんどです。

松浦一酒造さんの河伯様はお酒造りだけではなく、最近では子宝のご利益もあるそうです。
河童に興味がある方はもちろんですが、子宝祈願の方も一度足を運ばれてはいかがでしょうか。

また松浦一酒造さんは観光酒造なので、事前に予約をすれば酒蔵見学もできるそうです。興味がある方はぜひお問い合わせ下さい。

松浦一酒造さんの公式サイトはMEMOからどうぞ。


松浦一酒造株式会社
佐賀県伊万里市山代町楠久312
TEL (0955)28-0123
FAX (0955)28-1455
年中無休
開蔵時間・・・午前9時より午後5時まで

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/08/15 訪問

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