奇岩に押し潰される!?アンダルシアの白い村「セテニル」

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奇岩に押し潰される!?アンダルシアの白い村「セテニル」

奇岩に押し潰される!?アンダルシアの白い村「セテニル」

更新日:2019/07/30 14:40

みな きむのプロフィール写真 みな きむ スペイン・グラナダの日本人向け代理店勤務

「セテニル」はスペイン・アンダルシアの絶壁の村「ロンダ」からバスで45分の白い村。セテニルでは巨大な奇岩に押し潰されたような地形をそのまま利用し、住居やバルを岩の下に作っています。特に「太陽の洞窟」と「影の洞窟」という名前の通りは訪問必至。
村の上から見ると普通の「白い村」で、岩山に押し込められたような通りが隠れている風には見えませんが、いざ近くからみるとなかなかの迫力なのです。

セテニルへ行こう!

セテニルへ行こう!

写真:みな きむ

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セテニル・デ・ラス・ボデガス(以下セテニル)は南スペインのカディス県にある人口2800人未満の小さな白い村です。セテニルはグアダルポルクン川の渓谷の岩下に押し込まれたように建つ洞窟住居で有名な村で、2016年にはToprural.comの「素敵な田舎村」第2位にも選ばれています。更に2019年には「スペインの美村」アソシエーションに新たに加えられた11村の一つにもなっています。

日本ではまだあまり馴染みはないかもしれませんが、ガイドブック等で巨石に押し潰されるように建っている家やバルの写真を見て行きたいと思ったことのある人もいるのでは?写真は「影の洞窟」通りです。セテニルではとにかく町の散策と自然が作り出した地形を受け入れて、それを利用して生きている姿を肌で感じてみてください。

セテニルへ行こう!

写真:みな きむ

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セテニル訪問に当たっての一番の難関が交通手段。公共交通機関で行きたければロンダから月〜土に限定されてしまいます。マラガ県のロンダからカディス県のセテニルへは15km強。村自体は大きくないのでロンダに行った際にセットで行く事をお勧めします。

スペインの鉄道RENFEにもセテニルという駅はありますが、この駅が曲者でここからセテニルの村までは5kmもあります。しかも周辺には何もありません。村に行きたければ事前にタクシーを予約しておくように、との注意書きも現地ブログには書かれているくらい。なのでロンダからバスで行くか、グラナダ日本語情報センターのタクシーツアーを利用するのがおススメです。

まずは高台の観光案内所へ

まずは高台の観光案内所へ

写真:みな きむ

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セテニルを歩くにあたっては地図があれば便利。時間がたっぷりあるならほぼ全員が下りるセテニルの中心部ではなく村の上までバスで連れて行ってもらいましょう。バスはロンダに戻るためにUターンするために必ず一旦頂上まで上がります。

高台でバスを降りてレジェス・カトリコス通りをまっすぐに、四角いアラブ時代の塔を目印に進むと観光案内所に。観光案内所は月曜日は休みですのでお気をつけて。
月曜に当たってしまった場合はすぐ横に村役場があるので、地図がもらえるか聞いてみてもいいですね。

折角観光案内所まで来たなら、古城の一部で残っているオメナヘの塔や城壁、エンカルナシオン教会の周辺が展望台になっているので、そこから村を見てみましょう。
塔の下の展望台からは白と黄色のサン・ベニト教会が目をひきます。

まずは高台の観光案内所へ

写真:みな きむ

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観光案内所のすぐ下にアンダルシア広場があり、その左隅にあるレストランの奥に細くてちょっとわかりにくいエレリア(Herreria)小路があります。Google mapで検索しても出てこないのでわからなければアンダルシア広場にいる誰かに聞きましょう。
細い階段を頭上に岩を感じながらここを下っていくと小さな広場に出ます。

岩を見上げようとちょっと後ろを振り向いてみると、インスタグラムで人気の「ここでキスして Besame en este rincon」という小広場なのがわかります。カップルの方は是非訪れてみてください。

まずは高台の観光案内所へ

写真:みな きむ

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ミナMina通りを進むと小さな橋があり、橋を渡るとハボネリアJaboneria通り。全く観光地化されてない道を右手に進むと岩と岩の間にサンドイッチ状態になった洞窟住居が並んでいます。有名な太陽と影の洞窟通り以外にも、村には岩に押しつぶされたように見える通りがそこここにあるのがわかるはず。観光地化されていないそれらの通りを見ると村人達がずっとその地形を利用して生きてきたのがはっきりとわかるでしょう。

ハボネリア通りを道なりにずっと進んでいくとやがて左手に大きな岩山に沿った急な階段が出てきます。上にあがればカルメン広場ですが、階段は無視してまっすぐに行くとやがて太陽の洞窟通りへと入っていきます。

セテニルと言えばココ!

セテニルと言えばココ!

写真:みな きむ

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セテニルで一番有名なのは「太陽の洞窟Cueva del sol」通り(写真)と「影の洞窟Cueva de la sombra」通りです。時間がちょっとしかなければ今までの歩き方とは逆に村中心のバス停で降りてすぐ近くのこの2つの通りと周辺の散策を。

「太陽の洞窟Cuevas del sol」通りはバスを下りてそのまま進行方向に進み、少し先を右に曲がります。まっすぐ進むと自動的にこの通りに入っていきます。急なカーブになった巨大な岩山の下にはバルやレストランが集まっており、あっさり登場した主役に衝撃を受けるはず。建物内部に入ると岩山の部分を上手に建物の屋根や壁として使っているのがわかるでしょう。

セテニルと言えばココ!

写真:みな きむ

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「太陽の洞窟」通りのお店部分が終ると橋があるので、反対側に渡るとこれが「影の洞窟Cuevas de la sombra」通り。お店自体はほんの少しなのですが、最もインパクト大な岩山はここ。岩山が落ちてきて店を押し潰してしまったように見えるのです。

「影の洞窟」通りを岩を左手に見ながら坂を登っていくと、15世紀にモスク跡に建てられたセビージャやコルドバでもよく見かける白と黄土色の小さなサン・ベニト教会に出てきます。教会を左に曲がると、壁が岩肌になっている洞窟住居内でお土産を売っているお店に出るので、土地の食品のお土産を買ってもいいですね。

セテニルと言えばココ!

写真:みな きむ

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太陽の洞窟通りを影の洞窟通りへは行くかわりに真っ直ぐ進むと、93段の岩山に沿った階段に出て来ます。階段を上りきるとカルメン広場。

正面には斜面に沿って建つ白い家々に暮らす人々の生活やサン・ベニト教会、そして右手の高台には観光案内所の近くにある城壁やアラブの塔が見えています。

セテニル全体を見たい?

セテニル全体を見たい?

写真:みな きむ

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セテニルの村全体を見たいという人は、バスのドライバーに伝えて村の上まで連れて行ってもらいましょう。観光案内所に行く時と同じです。坂を上っている途中で進行方向右手下に村全体が見えてきます。

セテニル全体を見たい?

写真:みな きむ

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バスを降りて案内所方面へ行くレジェス・カトリコス通りをまっすぐ行かずに右手の方にそれていけば、バスが登ってきた高台の方に出てきます。通りに沿って展望台になっている場所に出ますので、村全体の写真が撮りたければこちらに来て見るのが良いでしょう。地図では高低差はわかりにくいですが、ここからは全体像が掴み易いでしょう。

向かって左側の高台には観光案内所のあるアラブのオメナヘの塔や城壁、右側には川に沿って太陽の洞窟通り・影の洞窟通りに覆いかぶさる奇岩、そして周辺を白い家々が取り囲んでいます。

セテニル全体を見たい?

写真:みな きむ

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今回紹介のロンダからの日帰り旅、セテニルの滞在時間は約5時間です。ざっくりと見るなら1〜2時間の滞在でも大丈夫でしょう。食事をするなら、太陽の洞窟通りと影の洞窟周辺で頭上の岩を気にしながらどうぞ。トイレに行くと岩山が食い込み壁になっているお店もありますよ。

セテニルに行く前に

奇岩と共棲する白い村「セテニル」の魅力が伝わりましたか?とにかく村を歩いてその魅力を確かめてほしいと思います。

歩きやすい服装で、夏場ならサングラスや帽子もあった方がいいですね。夏場のアンダルシア地方はとにかく朝一番から行動しましょう。唯一涼しい時間帯です。その他の季節は時間は特に気にせずでよいですが、バスの時間だけは考慮に入れて。
小さい村なので着いてからの村歩きはそれほど難しくないですが、最大の難関はやはりセテニルまで行く方法でしょう。

時間がある方はロンダで一泊して地元のSierra de las Nieves社の66番のバスでセテニルに来るか、もしくは他の村々とセットにしてタクシーツアーで来るかのどちらかがおススメですね。

バスの場合はロンダからの往復の時間をしっかりと調べておいてください。
一番下のリンクに行き先をセテニルを選び曜日を選ぶと表示されます。月火水目金土日祝の順番になっています。
ロンダのバスターミナルの一番端の乗り場から出ます。料金は片道2ユーロ弱で乗った時にドライバーに直接払います。平日は1日5便程度。特に土曜日は本数が非常に少ないので要注意です。行ったのはいいけど帰って来れないということが起こりえます。また日曜日・祝日はバスはありません。

その他注意点として、小さい村にありがちですが地元民の生活をベースに時刻表は組み立てられているので、夏休みに入るとバスの本数が減ったりします。わからなければロンだのツーリスト・インフォメーションで聞いてもよいでしょう。
(バス情報は2019年7月時点のものです)

時間がない方は絶対にグラナダ日本語情報センターのタクシーツアーがおススメ。周遊でなくてもロンダ・セテニル間の往復も可能です。

また小さな村ですので、お昼休みの14:00〜17:00(夏場には18:00の場合も)はバルや飲食店以外のお店は殆ど閉まると思ったほうがいいですね。

それではセテニル・デ・ラス・ボデガスを楽しんできてください!

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/06/17 訪問

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