写真:スノードロップ
地図を見る秋葉原からつくばエクスプレス快速で45分。茨城県つくば市の産業技術総合研究所敷地内にある「地質標本館」は、国内最大級の地球科学専門のミュージアムです。館内には、岩石や鉱物、化石など、およそ2,000点の標本を常に展示。研究者による地質の調査で得られた知識や技術、標本などの展示を通して、私たちの“足元”にある地質の情報を総合的に分かりやすく紹介しています。
写真:スノードロップ
地図を見る1階の第1展示室で目を引くのは、日本列島の精密立体模型(34万分の1)に、地質に関する様々な情報をプロジェクションマッピングで投影した「日本列島の地質模型」。陸地と海底の地形を継ぎ目なく接合したプロジェクションマッピングとしては、世界最高クラスのサイズと解像度を誇ります。
写真:スノードロップ
地図を見る投影できる画像は地質図、地形図、衛星画像の3種類の背景画像と、活火山、河川、交通網など約10種類の個別画像。これらを自由に重ねて表示することで、私たちの住む日本列島の成り立ちや地質と郷土の自然、交通網の配置などの情報がビジュアルで理解できる他に類を見ない展示です。
写真:スノードロップ
地図を見る岩石を光が通るまで薄く削って「薄片(はくへん)」という研究用試料に仕上げることも、地質研究者の仕事のひとつ。岩石薄片を2枚の偏光板で挟み光を当てると、岩石中に含まれる鉱物がそれぞれに特有の色彩(干渉色)であらわれます。その岩石薄片を回転させると、万華鏡のように色彩が変化し、幻想的な世界が楽しめます。
写真:スノードロップ
地図を見る第4展示室では、岩石・鉱物・化石の分類展示や新着標本を見ることができます。緻密で固い結晶「ダイアモンド」の展示品は、なんと10カラット!日本産の自然金としては最大、総重量362gの自然金も展示されています。
写真:スノードロップ
地図を見る壮大な時の流れに思いをはせられる化石は、じっくりと楽しみたい展示物です。写真は、静岡県で発見された更新世前期の化石。たくさんの巻貝や二枚貝類を確認することができます。
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地図を見る新第三紀に北太平洋の沿岸地域に生息していたホ乳類デスモスチルスの化石(レプリカ)。成獣ではカバなみの体格をもち、奇妙な形の臼歯で海辺の貝や草を食べていた、とされています。完全な骨格が日本にしかなく謎につつまれた点が多いことから、世界が注目する大型化石です。
写真:スノードロップ
地図を見るジュラ紀の恐竜「アロサウルス」の足あとも復元展示されています。最近の研究から、恐竜の腰の高さは、足あとの長さのおよそ4倍になると言われています。この「アロサウルス」の足あとの大きさは約44-45cmくらいなので、腰の高さは175-180cmぐらいと想定されます。
写真:スノードロップ
地図を見る触れる化石のひとつに、「恐竜のふん化石」があります。子ども達が見学に来た際には、ガイドさんが展示説明プレートを一時的に隠し、「これは何の化石かな?」「触っていいよ〜」「触った手の匂いをかいでみよう!」という流れから正解を教え、子ども達が「ギャ〜!」と大騒ぎするのが恒例なのだとか。その光景が、目に見えるようですね。
写真:スノードロップ
地図を見る入口を入ってすぐ、1階ホールの天井に設置されているのは、日本列島周辺の震源分布を示す模型です。写真を見ると、少し違和感を感じませんか?私たちが普段見慣れているのは、空中からみた日本列島の地図ですが、これは地下1000キロメートルの地中から見上げた日本列島なのです。
よく見ると、様々な球体が吊り下がっています。その球体で、マグニチュード6以上の震源の発生深度と大きさを3次元表現しているのです。赤く光る震源は死傷者を出した地震で、震源地の深度が浅いと被害が大きいこと、太平洋側に震源が密集していることがわかります。
写真:スノードロップ
地図を見る2階の展示室に移動するときには、アンモナイトをモデルとした螺旋階段を利用してみてください。上から見てみると、その様子がハッキリとわかります。
住所:茨城県つくば市東1-1-1
電話番号:029-861-3750
アクセス:つくば駅からバスで15〜20分
2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/15更新)
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