高知の歴史とともに歩んできた老舗名旅館「城西館」の魅力

高知の歴史とともに歩んできた老舗名旅館「城西館」の魅力

更新日:2019/07/21 12:18

Happy ブンブンのプロフィール写真 Happy ブンブン
明治7年創業の「城西館」は皇族のご常宿として145年の歴史を重ねて来ました。2019年4月には本館を全面リニューアル。名称も「天誠」として生まれ変わり、一層過ごしやすい空間となりました。最上階の大浴場では、坂本龍馬が育った高知城下街やそれを囲む山々を望むことが出来ます。自慢の食事はゲストの要望に合わせた数々のプランが用意されています。地元でも愛される老舗旅館で上質な滞在を楽しんでください。

館内施設で知る高知の歴史と城西館の伝統

館内施設で知る高知の歴史と城西館の伝統

写真:Happy ブンブン

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城西館の歴史は1階のロビーで知ることが出来ます。高知県出身の吉田茂元首相は、この宿をこよなく愛しました。写真は先々代の女将と吉田首相の銅像で、他にも愛飲した「Old Parr」のウィスキーボトルや、写真がたくさん飾られています。

館内施設で知る高知の歴史と城西館の伝統

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ロビーの吹き抜けは落ち着いた佇まいの中庭となっています。庭に咲く上品な紫色の花を付ける「野牡丹」の苗木を希望の方は、プレゼントしてくれるので聞いてみましょう。

館内施設で知る高知の歴史と城西館の伝統

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2階の食事処と宴会場があるフロアには、城西館自慢の「わら焼きたたき工房」があります。ここでは高知県を代表するグルメ「カツオのたたき」を毎日17時50分から実演します。わらの炎で豪快に仕上げられたカツオをその場で堪能できます。

バリアフリーに対応した特別室を「天誠」に新設

バリアフリーに対応した特別室を「天誠」に新設

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城西館の客室は「天誠」(旧本館)と「千寿」の2棟からなる全61室となっています。高知城が望める最上級の貴賓室から、通常の部屋までたくさんのタイプが用意されています。

今回紹介する部屋は、2019年4月に全面リニューアルされた「天誠」にあるバリアフリー特別室。74平方メートルの広さと車椅子にも対応した新しい客室です。この部屋の特徴は段差をなくしたフルフラット設計で、玄関入口はスロープを設置し、客室内は全て車いすで移動が可能となっています。

バリアフリーに対応した特別室を「天誠」に新設

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ベッドは最高の寝心地を約束してくれる「シモンズベッド」を採用しています。ベッドの奥はトイレと浴室となっていて、ここも車椅子に便利な設計。ドア幅は100センチメートルで、室内も広く車椅子が容易に回転出来るようになっています。

バリアフリーに対応した特別室を「天誠」に新設

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浴槽もバリアフリーにい対応していて、広いスペースを確保しているだけでなく、電動バスリフトを完備して、車椅子で浴槽への乗降が可能となっています。

リニューアルされた「天誠」にはこの他に和モダンのツインルームが2タイプ、10畳の和室が2タイプ用意されています。

坂本龍馬の誕生した城下町を望む展望大浴場

坂本龍馬の誕生した城下町を望む展望大浴場

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大浴場は「千寿」の最上階にあり、湯上がり茶屋「城見櫓」からは高知城が一望です。夜になるとこの場所から高知城にライトアップが行われ、ゲストの方も操作する事が可能となっています。自分でライトアップした高知城を是非体験してください。

写真の左側の飲み物は、高知県のゆずを使った「ゆず茶」でお風呂上りにぴったりの飲み物です。

坂本龍馬の誕生した城下町を望む展望大浴場

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展望大浴場は絶景が楽しめる「いごっそうの湯」と「はちきんの湯」と名付けられ、朝夕で入れ替えがあるので両方のお風呂が楽しめます。写真は「はちきんの湯」の内風呂です。こちらの露天風呂はジャグジーが完備されているのだけでなく、夜(女性)はライトアップされて美しい幻想的な浴槽となります。

坂本龍馬の誕生した城下町を望む展望大浴場

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こちらの「いごっそうの湯」は間接照明が印象的な檜で造られた落ち着きのある露天風呂となっています。どちらも高知の絶景が楽しめる魅力的な大浴場です。大浴場は日帰入浴にも対応していて、ご利用の時間は12時から16時となっています。

日本でも有数の食材を誇る土佐の料理はカウンターで

日本でも有数の食材を誇る土佐の料理はカウンターで

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城西館の魅力は全国的にも知られる「カツオのたたき」を始めとする高知を中心とした四国の食材を使った料理です。和食のプランはもちろんですが、ウェディング受注組数が高知県でNo.1という実績があり、旅館でありながら洋食も大変充実しています。

魅力的なプランがいっぱいの城西館の夕食の中から、今回の紹介は料亭「四季亭」のカウンターで頂く1日3組限定の贅沢なグルメプランです。

日本でも有数の食材を誇る土佐の料理はカウンターで

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2階の料亭「思季亭」の奥にあるカウンターに案内されると、料理人があなたを迎えてくれます。一品ずつ出される料理の説明はもちろん、四国のグルメから観光まで楽しい会話が弾みます。

日本でも有数の食材を誇る土佐の料理はカウンターで

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カウンターでの懐石料理はきれいな器に盛られた前菜からスタート。上の皿はサエズリ(鯨の舌)サラダで、鯨は高知では鰹と並んで馴染みのある食材として知られています。その他にも土佐を代表する海産珍味のウツボを使ったヌタ味噌添えなどが並びます。

高知の名物と高級食材のコラボに感動

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高級食材の代表でもある伊勢海老は、風味の良い出汁で仕上げられた具足煮でいただきます。写真の伊勢海老は卵がたっぷり入っていて、大きさも満足なサイズです。

高知の名物と高級食材のコラボに感動

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高知に来たら必ず食べたいのが鰹のタタキです。城西館では手間とコストがかかる土佐の伝統的な調理方法「わら焼き」を採用しています。写真の鰹は600グラムオーバーの大物で、ひと手間加えた山葵と塩でいただきます。

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最後の締めは黒毛和牛ステーキです。添えられた薬味の「さくさく醤油」は香ばしい具材がたっぷりで、肉との相性も最高です。

朝食も大評判で曜日によって変わるメニューは、エリアNo.1の品数を誇る和洋60種類のバイキング方式となっています。

歴史と伝統の名旅館は高知の観光に最高の立地

高知市内の中心にある「城西館」は高知城やはりまや橋、よさこい祭りで有名な追手筋なども近く、観光に最適です。また「城西館」の建つ高知市上町は、龍馬の生まれた町でもあります。近くには歴史的史跡が多く、徒歩での散策もお勧めです。
日本の名士たちが訪れた歴史と伝統の名旅館で高知の良さを知ってください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/05/24−2019/05/25 訪問

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