本を楽しみたい人にはブロアヤング駅がおすすめ。まずご紹介したいのが、トロント最大級の地上50階建ての図書館「Public Reference Library」。写真でご覧いただける通り、建物内部も天井が吹き抜けで解放感のある造りになっており、若者からお年寄りまで訪れる人々の憩いの場となっています。1階部分では、なんと飲食物を持ち込んで食事をすることも可能で、住所を提示すれば無料で図書カードを作成して本を借りることができます。
蔵書も幅広く、絵本から論文執筆時の参考文献に使える資料に至るまで様々なテーマが揃っています。ちなみに過去の新聞は地下エリアで、旅行に関する本は2階で、日本語の書籍を含め語学に関する本は4階で借りることが可能です。
続いて注目したいのが、「Tha Japan Foundation(国際交流基金)」。少し分かりにくいところに位置していますが、駅に併設されている建物の3階部分にあります。通年で日本文化に関するギャラリーが催されるほか、映画のスクリーニングや語学クラスも開催。奥に進んだところには図書館もあり、漫画含め日本文化の本が多数揃っています。
お次は、カナダの最大手の本屋チェーン店「indigo」。日本の本屋さんと違い、色とりどりで形の様々な本や、文具やアロマなどカラフルな雑貨も揃っているので、本屋さんであることを感じさせないような空間を楽しめます。中には「STARBUCKS」や座って立ち読みができるスペースもあるので、少し休憩したいときや旅行の計画を立てる際にぜひ活用したいですね。
ショッピングを楽しみたい人におすすめしたいのがダンダス駅。トロント最大規模のショッピングモール、「イートン・センター」でのお買い物はいかがでしょうか。日本の「ユニクロ」から、ファストファッションブランド「H&M」や「ZARA」など、豊富にお店が揃います。
一方で、日本にはないお店も巡りたいもの。特におすすめなのが、デンマークのマークがひときわ目を引くペイストリーの「Danish Pastry House」。甘いテイストもパンが多いですが、おやつ休憩や朝食にぴったりな一品を見つけられるでしょう。
その他、日本にはないお店として、ランジェリーの「Victoria’s Secret」や、ボディクリームの「Bath Body works」も。地下部分にはフードコートもあり、アジアンフードからグリーク、ラーメン、ファストフードなど豊富に揃います。
このショッピングモールの1つ外に出ると、映画館「Cinemax」や「MUJI」もあるので、生活用品や娯楽を楽しむ機会がここですべて手に入ります。
駅からほどなく歩いた場所には「ホッケーの殿堂」があり、カナダ特有のスポーツ、ホッケーについて知れる博物館がます。なかでは記念品が飾られていたり、グッズの購入も可能です。カナダ唯一のバスケットボールチーム、ラプターズのグッズが買える「リアルスポーツ」も駅近にあり、カナダのスポーツを楽しむならマストとなっています。
また、写真はカナダ唯一の野球チーム、ブルージェイズの「ロジャース・センター」。現在は日本人選手はいませんが、大谷選手のいるロサンゼルス・エンゼルスとの試合時には必見です。
そして、南にずつと歩いていくとオンタリオ湖が見えてきます。夏になると、地元の人たちが芝生に横になって日向ぼっこをしている様子も見られます。トロント島へ行くフェリーの港もあります。
トロントで忘れてはいけないのは、ミュージアム駅にある「オンタリオ博物館」。カナダの歴史はもちろんのこと、世界史のあらゆる場所の歴史について触れることができます。ちなみに第3月曜日は、午後5時30分から8時までは無料で入場が可能です。
少し足を伸ばして東に進むと、トロント大学のキャンパスが見えてきます。3つあるキャンパスの一つ、セイントジョージ・キャンパスです。古い外観の建物は歴史を感じさせます。都心にありながらも自然に囲まれたキャンパスを歩いて学生気分を楽しみたいです。
ちなみにトロント大学の学生がボランティアとして行っているキャンパス周遊ツアーに参加すれば、無料で大学についての情報を得、寮や各キャンパスの施設を回ることができます。原則は進学を考えている高校生向けのツアーですが、一般も参加可能です。質問もフリーなのでガイドの学生に気軽に尋ねてみましょう。
春に訪れればロバーツ博物館では桜を楽しめる他、内部も歴史を感じさせる厳かな内観に圧倒されます。
スパダイナ駅から南へ伸びるストリートカーに乗り行くことができるチャイナタウンやケンジントンマーケットでは、多文化を楽しむことができます。
チャイナタウンは文字通り中華料理や安価なお土産グッズの購入に最適です。また、写真の「mothers dumpling」は地元民の評判も高く、お値段も手が届きやすくなっています。
そしてチャイナタウンから東に歩いたところに位置するのが、「ケンジントン・マーケット」。異国情緒を感じさせる、カナダの多様性を凝縮したようなエリアのひとつです。ハラール食品が売られているお店から、北欧のカフェまで何でも揃っており、統一感のなさというのが一つのコンセプトとなっています。
通年でストリート音楽パフォーマンスが行われるほか、スパイダーマンの姿も頻繁に目撃できます。また、夏に月一で開催される歩行者天国、そして9月に開催される「ジャズフェスティバル」も多くの人に愛されています。
トロントには、ご紹介したように多文化に触れられる場所、歴史を感じる場所、ショッピングできる場所など、様々なエリアが充実しています。街がコンパクトなので、交通機関や「Presto」と呼ばれる交通カードを利用して賢く周れたら嬉しいですね。
一日弾丸でご紹介したすべてのスポットを周るのも良いですし、気になった部分を自分のプランに組み合わせて周るのも良いと思います。この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
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(2024/4/20更新)
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