写真:小野 雅子
地図を見る最初にご案内するのは、ミシュラン・ハウスにあるカフェバー「ビベンダム」です。その名が示すとおりフランスのタイヤ会社ミシュランが、英国本社として1911年に建設。アール・デコ様式の建物にミシュラン社マスコットであるタイヤマン「ビベンダム(Bibendum)」君のモチーフが巧みに配され、ヴィジュアル満点です。
ミシュラン社は1985年にこのビルを売却し移転。新オーナーの世界的デザイナー、テレンス・コンランと出版業界の大御所ポール・ハムリンにより「コンラン・ショップ」を始めとする店舗やオフィスの複合ビルに再生しました。
写真:小野 雅子
地図を見るカフェとして利用できるのは地階のオイスター・バー。モザイク画が配された壁や床はオリジナルで、絵になる内装が見事です。元来このスペースには顧客がタイヤ交換のため車ごと乗りつけたというのだから、約110年という時代を感じますね!
2階にはミシュラン2つ星を獲得した実績のあるクロード・ボシによる高級レストラン「クロード・ボシ・アット・ビベンダム」があります。
写真:小野 雅子
地図を見るカフェを兼用するオイスター・バーも正式名は「クロード・ボシ・オイスター・バー・アット・ビベンダム」。愛嬌たっぷりなイラスト付きカップや、蓋にフィギュアを施したシュガーポットがテーブルに並んで、ほっこり微笑んじゃいますよ。
<クロード・ボシ・オイスター・バー・アット・ビベンダムの基本情報>
住所:Michelin House, 81 Fulham Road, London SW3 6RD
電話:+44-20-7589-1480
アクセス:地下鉄サウス・ケンジントン駅から徒歩4分
写真:小野 雅子
地図を見る次にご案内するのは、車つながりで「ジ・ウーズレー(The Wolseley)」。このビルは高級車メーカーとして名を馳せたウーズレー社が、ショールーム兼オフィスとして1921年に建てたもの。老舗ホテル「ザ・リッツ・ロンドン」のすぐ隣です。
写真:小野 雅子
地図を見る高い天井とクラシックなディテールが優雅でロマンチックな雰囲気。朝7時から(土日は朝8時から)夜11時まで営業しているカフェ・レストランですが、ランチタイム(午前11時30分〜午後3時)とディナータイム(午後5時30分以降)は食事するお客さんが優先。飲み物だけ、または飲み物とお菓子くらいならば、朝11時半前か午後3時〜5時に訪れるのがベストです。
写真:小野 雅子
地図を見る朝は香ばしい焼き立てクロワッサンやデニッシュが豊富。暖かい朝食メニューもチョイスが沢山あります。また午後3時から6時半までのアフタヌーンティーは大変人気があるので、予約してから行くのがお勧めです。
<ジ・ウーズレーの基本情報>
住所:160 Piccadilly, London W1J 9EB
電話:+44-20-7499-6996
アクセス:グリーンパーク駅から徒歩1分 またはピカデリー・サーカス駅から徒歩5分
写真:小野 雅子
地図を見るこちらはイングランド銀行の隣にある旧王立取引所(The Royal Exchange)。現在は企業オフィスや店舗などの複合ビルとなっています。2018年11月から老舗百貨店「フォートナム&メイソン」が参入し、紅茶やお菓子などを販売するショップだけでなく素敵なバー&レストランもオープンしました!
写真:小野 雅子
地図を見るこちらも前項の「ジ・ウーズレー」と同様ランチとディナーは混み合いますが、午前中や午後2時過ぎにはゆっくりコーヒーや紅茶で寛ぐ事ができます。また午前10時から終日アフタヌーン・ティーをやっているのも魅力。ただし、日曜日は休業なのでご注意を!
写真:小野 雅子
地図を見る時間があれば、お隣のイングランド銀行に併設された博物館もお勧め。平日のみですが入場無料で、お金の話やイギリス金融史を分かりやすく展示しています。
<フォートナム&メイソン王立取引所店の基本情報>
住所:4-7 The Courtyard, Royal Exchange, London EC3V 3LR
電話:+44-20-7734-8040
アクセス:バンク駅から徒歩1分
<イングランド銀行博物館の基本情報>
住所:Bartholomew Lane, London EC2R 8AH
電話:+44-20-3461-5545
アクセス:バンク駅から徒歩1分
写真:小野 雅子
地図を見る次はロンドンでもちょっと珍しい、現役の教会本堂内で営業するカフェ「ホスト(Host)」。ここには約900年前から教会がありましたが、1666年のロンドン大火で焼失。現在ある教会はセントポール大聖堂の設計で知られる建築家、クリストファー・レン卿によって1678年に建てられました。
写真:小野 雅子
地図を見る再建されてから350年もの歴史を誇る建物は、天井やステンドグラスなど細部まで魅力たっぷり。喧騒のロンドン中心部とは思えないほど心休まる空間にいると、時が経つのを忘れてしまいそう。教会離れの著しい昨今ですが、だからこそ店名の「ホスト」には、誰でも歓迎しますよという意味が込められています。
写真:小野 雅子
地図を見るフェアトレードのコーヒー・紅茶、それにガラスケースにはローカル・ベーカリーからの焼き菓子などが並びます。軽いランチには「本日のスープとパン」も。土日と祝日はお休みにつき、平日にお越しくださいね。
<ホストの基本情報>
住所:St Mary Aldermary Church, Watling St, London EC4M 9BW
電話:+44-20-7248-9902
アクセス:マンションハウス駅から徒歩1分、バンク駅から徒歩3分
写真:小野 雅子
地図を見る最後にご案内するのは東ロンドンのウォルサムストウにある、ネオンサイン工房のギャラリー内にあるカフェ。店名はイギリスの長寿ロックバンドをもじった「ザ・ローリング・スコーンズ」。ギャラリーに所せましと陳列されたネオンサイン・アートが圧巻です!
倉庫街の一角にあるギャラリーの名前は「ゴッズ・オウン・ジャンクヤード(God’s Own Junkyard)」、神様のゴミ捨て場。ここはロンドンのネオン・アート第一人者として活躍し、ティム・バートン監督映画「バットマン・リターンズ」やスタンリー・キューブリック監督「アイズ・ワイド・シャット」のセットにも起用された故クリス・ブレイシーのギャラリーで、現在は息子たちと妻が継いでいます。
写真:小野 雅子
地図を見るカフェにも作品がいっぱい。なおギャラリーは入場無料ながら、カフェも併せて金・土・日の週3日しか営業していませんのでご留意を。下記の関連MEMOに公式ウェブサイトをリンクしましたが、念のため営業時間を詳述しておきます。
営業時間:
金・土 午前11時〜午後9時
日 午前11時〜午後6時
写真:小野 雅子
地図を見るウェールズ出身の元炭鉱夫という苦労人の父親が、ロンドン下町で始めた看板・電飾制作の稼業を継いだブレイシー。カラフルで明るいネオンの光に彩られながらも、社会風刺・諧謔センスに溢れる作品が印象的です。
倉庫街ということもあり昔ながらの庶民的風情が残る界隈で、失われつつある貴重なロンドン下町の息吹きも感じましょう。
<ザ・ローリング・スコーンズ&ゴッズ・オウン・ジャンクヤード基本情報>
住所:Unit 12, Ravenswood Industrial Estate, Shernhall Street, Walthamstow, E17 9HQ
電話:+44-20-8521-8066
アクセス:ウォルサムストウ・セントラル駅から徒歩6分
他にもお勧めしたいカフェが沢山あるロンドン。その中でも特にロケーション・歴史・オリジナリティを重視して、イチオシのお店を厳選してみました。ご滞在中にぜひ行ってみてくださいね!
2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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