写真:Lily T
地図を見る萩城下町は、2015年に世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産のひとつです。
九州の長崎、熊本、福岡、佐賀、鹿児島と山口、岩手、静岡の8県に点在する23の構成資産からなる、複数の地域にまたがる日本でも珍しいシリアル・ノミネーションサイトです。
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地図を見る萩エリアは萩城下町を含め、萩反射炉、恵美須ヶ鼻(えびすがはな)造船所跡、大板山たたら製鉄遺跡、松下村塾(しょうかそんじゅく)の5つの資産で構成されています。
写真:Lily T
地図を見る当時の城下町には高度な匠の技があり、それによって日本の産業化が急速に進んだと考えられています。
産業化を試みた当時の地域社会の伝統や身分制が顕著に示されていることが、高く評価されています。
それでは、萩城下町の見どころについて詳しくご紹介します!
写真:Lily T
地図を見る高杉晋作は幕末に活躍した長州藩士で、幕末を物語るには欠かせない存在の一人です。
幼少期には藩校の明倫館に通う一方で松下村塾でも学び、見事に頭角を現して「松下村塾の四天王」と呼ばれるようになりました。
身分を問わない有志を集めた軍隊「奇兵隊」を結成し、長州藩を討幕へと導きましたが、結核のため27歳8カ月という若さでこの世を去りました。
写真:Lily T
地図を見る入り口の門をくぐると、すぐ右側に受付があります。受付を済ませた後奥へ進むと、一部の部屋が公開されています。
写真:Lily T
地図を見る室内は晋作の写真や関連するものが綺麗に展示されていて、当時の様子が伺えます。
また、外のお庭には晋作が誕生した時の産湯につかったとされている井戸もあるので、必見です!
<基本情報>
住所:山口県萩市南古萩町23
電話番号:0838-22-3078
料金:大人100円 中高生50円
営業時間:9:00〜17:00
休日:不定休
アクセス:萩循環まぁーるバス(西回りコース)「萩博物館前」バス停より徒歩5分
写真:Lily T
地図を見る木戸孝允も幕末に活躍した、歴史上の重要人物です。
桂家の養子として育てられ、桂小五郎と名乗っていました。小五郎も藩校の明倫館に入学し、勉学に励みました。松下村塾には通っていませんが、吉田松陰より直々に兵学を学び、「事をなすの才あり」と評価された程でした。
激動の時代に、当時敵対していた薩摩藩と「薩長同盟」を結び、討幕へと導いていきました。明治維新後に木戸孝允と改名し、政治家として活躍して日本の憲法制定に携わりました。
写真:Lily T
地図を見る木戸孝允旧宅は、桂小五郎が江戸に上京するまでの20年間を過ごした場所です。室内には、掛け軸や写真などが展示されていて、活躍ぶりが伺えます。
木戸孝允旧宅は高杉晋作誕生地の近くにあるため、立地的にとても観光しやすいです!
<基本情報>
住所:山口県萩市呉服町2-37
電話番号:0838-25-3139 (萩市観光課)
料金:100円(小学生未満は無料)
営業時間:9:00〜17:00
休日:無休
アクセス:萩循環まぁーるバス(西回りコース)「萩美術館浦上記念館・萩城城下町入口」バス停より徒歩約4分
写真:Lily T
地図を見る菊屋家住宅は萩藩の御用達を務めた豪商・菊屋家の住宅で、約400年の歴史があります。
当時の萩の町づくりに大いに貢献し、主屋、本蔵、金蔵、米蔵、釜場の5棟が国指定重要文化財に指定されています。
写真:Lily T
地図を見る普段は約2000坪の敷地の約3分の1が公開されていますが、新緑と紅葉の時期には「新庭」が特別に公開されています。
詳しくは、文末の関連MEMOの公式サイトよりご確認頂けます。
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地図を見る庭園以外にも、美術品や古い書籍などが数多く展示されていて、当時の暮らしぶりについて知ることができます。
また、案内係が住宅内の施設や美術品などについて説明をしてくれるので、とても参考になります。
<基本情報>
住所:0838-22-0005(2019年4月より変更)
電話番号:山口県萩市呉服町1-1
料金:大人・大学生 600円、中・高生 300円、小学生200円
営業時間:8:30〜17:30
休日:12/31 (1/1は10:00より開館)
アクセス:萩循環まぁーるバス(西回りコース)「萩博物館前」バス停より徒歩3分
写真:Lily T
地図を見る萩城下町には、藩の豪商、江戸屋、伊勢屋、菊屋の商家が並んでいたため、それぞれの名前が横町に付けられました。
その菊屋横町には美しい白壁となまこ壁が続き、「日本の道百選」にも選ばれています。
インスタ映えするスポットなので、菊屋家住宅を観光後は是非とも菊屋横町の散策をおすすめします!
萩城下町は江戸時代の武家屋敷が多く建ち並び、今も当時の面影を残している場所です。
萩城下町へは、萩市役所を起点に運行する「萩循環まぁーるバス」でアクセスできます。料金は定額で100円ですが、500円の1日乗車券もあるので、旅の目的にあわせて利用することをおすすめします。
今回ご紹介した歴史あるスポット以外にも見どころが沢山あるので、是非とも萩城下町へ足を運んでみてください!
2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
Lily T
世界遺産に訪れたことがきっかけで、旅行が好きになりました!それ以来、国内、海外問わず、世界遺産を訪れて旅行を満喫しています。世界遺産をはじめ、家族で気軽に行ける公園などのレジャースポットや、神社仏閣を…
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