写真:Ise Shinkurou
地図を見るくみ紐の技術はとても古く、現存する古文書には、仏教とともに大陸からもたらされたと書かれています。中でも伊賀くみ紐は3種類以上の絹糸と金糸を緻密に組みあわせるのが特徴。その強度と美しさから、装束・武具・仏具など様々な場面で使用されてきました。
「伊賀くみ紐」に使用される絹糸は、光沢のある輝きが特徴です。
この伝統の技術を組紐台(丸台)を使って体験できるのが、伊賀上野城の近くにある「組匠の里(くみのさと)」。伝統工芸の技術ですが、専門のスタッフが丁寧に指導してくれるので、気軽に体験できます。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る団体客も受け入れる大きな施設ですが、個人で体験する場合は、一階の畳の部屋を利用します。6名までの個人で体験される方は、事前予約なしでOKですよ。
建物の内装は古民家風で、20台ほどの丸台が置かれています。伝統工芸品を作り上げるための、素敵な雰囲気を持つ部屋です。
組む絹糸はあらかじめ何種類かセットしてあり、糸玉の色を見ながら自分のお気に入りの台を選ぶ事ができます。色の組み合わせが多く、糸玉だけでは、仕上がりのイメージがわかりにくいので、スタッフに完成品の色を見せてもらって下さいね。
写真:Ise Shinkurou
地図を見るキーフォルダー・ブレスレット、ストラップを組むことが出来、個人差はありますが、約30分〜40分ほどで完成です。自分の手で組んだ、世界に一つだけの絹の伝統工芸品。
カップルで、また家族で体験するのもお薦めです。スタッフがていねいに指導してくれますので、小さいお子様も気軽にチャレンジしてみてくださいね。5歳くらいから体験できます。伝統の技術を学びながら素敵な旅の思い出を作ることができますよ。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る長い歴史を持つ伊賀くみ紐ですが、その組み方は300種類以上あると言われています。糸だけでこれだけの模様を組めるとは本当に驚きですね。
体験で使用した丸台だけでなく、「角台」と言われる組台も展示されています。糸によりをかけながら組む台です。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る会館二階は「団体用くみ紐道場」と「伊賀くみ紐資料室」になっています。体験が終わったら是非二階の展示室を覗いてみてくださいね。
伊賀くみ紐にまつわる歴史資料・代表作品・高台などが展示されています。高台とは半畳ほどの大きさのくみ紐の編み台の事。伊賀くみ紐を代表する和装用「高麗組の帯締め」はほとんどこの高台と呼ばれる組台で制作されます。
何と50個〜70個もの糸玉をあやつり、まるで魔法のように複雑で美しい模様を組んでいきます。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る館内一階にあるショップでは、伊賀くみ紐で作られた商品を販売しています。その種類の豊富さには驚きです。
現在のくみ紐商品は多種多様。ポピュラーな和装用の帯締めから髪飾り、さらにはネックレス、ストラップまで。これだと身近にくみ紐を楽しむことが出来ますよね。
また女性の思いを組み込んだ「男雛と女雛」は、日本ならではの伝統的な作品です。是非じっくりとご覧下さいね。
写真:Ise Shinkurou
地図を見るまた手芸などを楽しまれる方にお薦めなのが、太さも選べるカット販売のくみ紐。種類が多くとてもカラフルなので、色々な手芸に利用できます。こちらも海外からのお客さんに人気の商品ですよ。
住所:三重県伊賀市上野丸之内116-2
電話番号:0595-23-8038
アクセス:名阪国道中瀬ICまたは上野ICから約10分
開館時間:9:00〜17:00
休館日:毎週月曜日(祝祭日は開館)
会館前に専用駐車場有(約10台)
2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
Ise Shinkurou
はじめまして。旅連れの小太郎と日本中に足跡を付けたく始めた旅も2周目に入りました。「やっぱり日本は広くて深い」ペットと愉しむ旅を・・そして有名観光地に加え「えっ?」って思っていただけるような穴場スポッ…
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