丸一日楽しい横浜の弘明寺商店街。締めには温泉銭湯「中島館」へ

丸一日楽しい横浜の弘明寺商店街。締めには温泉銭湯「中島館」へ

更新日:2019/07/30 14:44

毎川 直也のプロフィール写真 毎川 直也 風呂デューサー
横浜駅から京急線急行で3駅の、弘明寺というまちをご存知でしょうか。横浜市内最古の寺院「弘明寺観音」、その門前町「弘明寺商店街」、自然あふれる「弘明寺公園」と、一日まち歩きをするには最適なまちです。弘明寺商店街近くの温泉銭湯「中島館」は旅気分を盛り上げる温泉露天風呂に加え、大きなサウナ、温泉水風呂、ミルキーバスといったバリエーションのある設備を揃え、まち歩きの休憩、締めにオススメしたい銭湯です。

老舗と新店混ざり合う大商店街

老舗と新店混ざり合う大商店街

写真:毎川 直也

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横浜から京浜急行線で3駅の弘明寺は、横浜市内最古の寺「瑞應山 蓮華院 弘明寺」、別称「弘明寺観音」が有名なまち。その門前町、弘明寺商店街は昔ながらの商店を始め100軒以上の商店が立ち並ぶ活気ある商店街です。

7、8月の3、13、23日は聖天様ご縁日、8、18、28日は本尊十一面観音様ご縁日が開催され、商店街では夕方から「三八縁日」として出店が並びます。

老舗と新店混ざり合う大商店街

写真:毎川 直也

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商店街の近くには緑豊かな弘明寺公園があります。買ったものを持ってゆっくりと食事をするには最適です。他にも商店街と大岡川が交差する観音橋周辺に腰かけられる場所があります。

長い営業時間が嬉しい中島館

長い営業時間が嬉しい中島館

写真:毎川 直也

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弘明寺商店街から一本脇道に入ると、温泉マークが目印の温泉銭湯、中島館が営業しています。営業時間は12:00〜24:00まで、日中から深夜まで営業しており、日中の一休み、まち歩きの締めにも対応しています。

長い営業時間が嬉しい中島館

写真:毎川 直也

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入場したら、まずは靴を下駄箱へ。札ではなく鍵をかけてロックします。奥に移動しフロントで入浴料金を支払い入場します。浴室内にシャンプー等のアメニティはないので、必要なものはここで購入します。脱衣場のロッカーは100円返却式なので、支払いの際に100円を手元に残すようにしましょう。

長い営業時間が嬉しい中島館

写真:毎川 直也

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中島館は1階に島の湯、2階に中の湯と浴室が2つあり、1週間ごとに男女が入れ替わります。入口にかかる暖簾の確認を忘れずに。

異なる特徴を持つ中の湯と島の湯

異なる特徴を持つ中の湯と島の湯

写真:毎川 直也

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1階と2階の浴室はそれぞれ異なる雰囲気、設備があります。こちらは暖かい色合いが特徴的な中の湯。L字型の湯船は腰かけられる部分が大きく取られ、ゆったりと湯に浸かれるつくりになっています。湯船の種類は電気風呂に、背中、ふくらはぎ、足裏にジェットを当てる座風呂、体を囲うようにジェットを噴射するボディマッサージ、そして写真左手には強力な水流を噴射するハイパワージェットがあります。

異なる特徴を持つ中の湯と島の湯

写真:毎川 直也

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こちらは1階の浴室、島の湯。中の湯と比べてシックな色合いとなっており、湯船や洗い場の位置が大きく異なっています。湯船に関しては中の湯と同様の設備が入っていますが、少し小さめ。その分島の湯で大きな存在感を放っているのが浴室中央にあるミルキーバスです。

異なる特徴を持つ中の湯と島の湯

写真:毎川 直也

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白く濁ったこちらの湯船は、細かい泡を発生させることで、毛穴の汚れをかきだす洗浄効果、そして肌に触れて弾ける時にマッサージをしてくれる効果が期待できます。肌触りもまろやかで、よく温まると評判の湯船です。最近では導入する施設が増えてきていますが、中島館ではこの設備を平成15年に先駆けて導入し、地元からの支持を集めています。

ととのい三大要素を完備

ととのい三大要素を完備

写真:毎川 直也

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2017年にリニューアルしたサウナは穏やかな色合いで、非常に清潔感があります。温度は85〜90度、10人程度なら余裕で入れる規模に加え、肌が壁面にあたって「熱っ!」とならないよう、壁面に木のワンクッションと細やかな配慮が嬉しいですね。470円に加えてサウナ料金100円(専用バスタオル付)を支払うことで利用できます。

ととのい三大要素を完備

写真:毎川 直也

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サウナのあとは水風呂へ。覗き込んでみると水が真っ黒です。これは「黒湯」という関東地方に多く湧く温泉。泉質はナトリウム−炭酸水素塩泉で、肌をさっぱりと洗い流してくれます。中島館の黒湯は源泉温度が17.6度(季節によって変動あり)なので、そのままの温度で水風呂に注いでおり、加温をしない黒湯本来の姿を堪能できます。

ととのい三大要素を完備

写真:毎川 直也

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サウナ後は外気浴派のかたには、脱衣場にある涼み所がオススメ。余計なものは何もないので、しっかりと自分の世界に没頭してととのうことができます。脱衣所内に自販機があるので、飲み物を飲みながらぼーっと過ごすのもよいでしょう。自販機にビールが置かれているのも注目です。

旅情豊かな温泉露天風呂はまち歩きの締めに

旅情豊かな温泉露天風呂はまち歩きの締めに

写真:毎川 直也

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中の湯、島の湯にはそれぞれ、趣の異なる露天風呂があります。こちらは中の湯の庭園露天風呂。天井がガラス張りになっており、空を眺めることができる明るい雰囲気の露天風呂です。日中、太陽の光を浴びながら体を大の字にして空を仰げば、何とも言えない多幸感に包まれます。

旅情豊かな温泉露天風呂はまち歩きの締めに

写真:毎川 直也

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こちらは島の湯の和風露天風呂。大きさは中の湯に譲りますが、演出された雰囲気は温泉旅館そのもの。シンプルなつくりゆえに石造りの灯篭、光沢のある木の柱、梁が存在感を放っています。日が落ちると一層雰囲気が増し、忙しさすらも洗い流す、ゆったりとした時間が流れます。

旅情豊かな温泉露天風呂はまち歩きの締めに

写真:毎川 直也

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どちらの露天風呂にも適温に温められた黒湯がお湯張りされています。夜ぐっすり眠れる、肌がすべすべすると、常連さんから評判です。聴覚でも温泉地にいるような感覚になってほしいと願い、どちらの露天風呂も湯船から滝のようにお湯を流すことで音を出し、旅情を演出しています。

充実した休日を過ごすにはもってこいの弘明寺商店街。その締めに、このエリアで湧く温泉で、のんびりと汗と疲れを流してみてはいかがでしょうか。

中島館の基本情報

住所:神奈川県横浜市南区中島町4-75
電話番号:045-731-5309
営業時間:12:00〜24:00
定休日:金曜日(年末年始は営業)
特別な許可を得て撮影しています。営業中の脱衣場、浴室の撮影は厳禁です。

2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/01/13−2019/07/13 訪問

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