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写真:土庄 雄平
地図を見る三方を山に囲まれ、大自然が育む三河の奥座敷「新城市」。そこには、都会のイメージが強い愛知県とは一線を画す風景が根付いています。美しい阿寺川の清流、熊野古道を彷彿とさせる鳳来寺山、一面に広がる田園風景など、実に美しい自然景観が魅力です。
とはいえ、そこには人の営みがしっかり垣間見える点も見逃してはならないでしょう。今回紹介する「四谷の千枚田」はその代表的な景観です。四谷集落の裏山にあたる「鞍掛山」の南西斜面に開墾された田んぼで、その山の山頂から注ぐ湧水を活用して農業を行う様子は、まさに「日本の原風景」と言うべき、自然と人の営みが織りなす癒しの景観です。
写真:土庄 雄平
地図を見る新城市街から車で20kmほど、長篠の戦いで知られる「本長篠」から県道32号線を北上し、設楽町に入る直前で北東側・鞍掛山方面へ進むと「四谷の千枚田」が現れます。こぢんまりとした四谷の集落景観から、一気に広大な田んぼが展開するギャップが印象的!
大規模に開墾された石積み棚田、背後の鞍掛山、そして山から注ぎ込む湧水。かけがえのない要素が三位一体に結びつくことで、見る人の心を魅了する美しい景観を作り上げています。
写真:土庄 雄平
地図を見るそして、そんな癒しの風景を眺めながら散策してみましょう!総数で四百枚にも及ぶ棚田を縫うように道が整備されており、実際に棚田の区画へと入ることができます。
鮮やかな稲の緑色、流れる湧水の音、どこか懐かしい田んぼのにおい等、五感に訴えかけるように千枚田の情緒が伝わってきます。これがとても心地よく、リフレッシュできる時間です!
写真:土庄 雄平
地図を見るそして歩き始めて15分〜20分ほどで高台の東屋へと到着します。目安としては、ここで折り返すのも一つ。棚田は標高220m〜440mにわたって展開しており、中々の標高差となっています。
しかしながら余力があれば、一番上に位置する「四谷の千枚田 展望台」までぜひ上って欲しいところ。なぜなら谷筋に展開する美しい棚田のパノラマが見られるから!5月上旬にはツツジのピンク、夏までは青もみじとのコラボレーションが見事です。
写真:土庄 雄平
地図を見るそんな癒しの「四谷の千枚田」の風景から、この場所が地元の宝として大事に守り受け継がれてきたことが伝わってきます。それを象徴するのは、地元の鳳来小学校の生徒が作成した張り紙です。
今年に入って田植えを行ったばかりの小学5年生の子供たちの、千枚田への愛着や、この場所を訪れる観光客へのメッセージが元気いっぱいに書かれています。中にはユーモアに富んだクイズもあって、探して読むのがとても楽しいですね。
写真:土庄 雄平
地図を見るこの張り紙や、しっかりと景観整備された棚田の佇まいを見れば、この場所が営まれてから現在に至るまで、地域一体となって大切に受け継がれてきたことが分かります。この美しい農業景観は、この地の人々の結束力と郷土愛の賜物なのです。
写真:土庄 雄平
地図を見る山の斜面や丘陵地に段々と積み重なり、独特の曲線美を見せる四季折々の棚田の美しい風景は、はるか太古の昔から「日本の原風景」として日本人の心に安らぎを与えてきました。この「四谷の千枚田」も、そうした棚田の魅力が詰まっています。
枯れることのない潤沢な湧き水、生命力あふれる緑濃い稲、そしてそれを守り受け継いできた人の営みの軌跡。この場所を訪れることで、古き良き日本の田舎の良さを大いに満喫することができます。ぜひ、素朴だけど心癒される「四谷の千枚田」へ足を運んでみませんか?
住所:愛知県新城市四谷230
電話番号:0536-32-0022
アクセス:新城市街から車で20kmほど
2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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