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地図を見る沖縄本島南部、南城市にある「おきなわワールド」。沖縄の文化・歴史・自然がまるごと楽しめる、沖縄のテーマパークの草分け的存在でもあります。その「おきなわワールド」の真向いにあるのが「ガンガラーの谷」。ここでは自然豊かな森の中や洞窟を、専門ガイドと一緒に歩くネイチャーツアーが開催されています。
このツアーはの出発点・入口は「ケイブカフェ」という洞窟を利用したカフェ。近年インスタ映えスポットとしても人気のカフェですが、ツアーはここから出発!
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地図を見るちなみにこのケイブカフェ内には遺跡があり、新聞に載るような発見が相次いでいるのです。現在もなお調査中で、この「ガンガラーの谷」には何かとてつもないものが眠っているのかも・・・。そう思えるような雰囲気がここには漂っています。
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地図を見るツアー参加者は出発時刻になればスタート地点に集合。まずはツアーの簡単な流れなどの説明を受け、出発となります。専門ガイドの案内のもと「ガンガラーの谷」のツアーは生命の神秘を辿るべく、壮大なストーリーを追うような形で展開していきます。ちなみに森の中を約1km歩くことになるので歩きやすい靴は必須です。そしてツアー中にはトイレがないので、必ず済ませてから集合場所へ!
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地図を見るツアー全体の所要時間は1時間20分。まずは豊かな自然が残る亜熱帯の森の中を歩いていきます。多種多様な樹木が生い茂る「ガンガラーの谷」ですが、ただ道を歩いていくだけではなく、ポイントごとに専門ガイドによる説明があります。
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地図を見る「ガンガラーの谷」は、数十万年前まではもともと鍾乳洞だった。にわかには信じがたいそんな事実も、痕跡などを丁寧に辿りながらツアーは進んでいき、「イナグ洞」「イキガ洞」と呼ばれる洞窟を目指していきます。
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地図を見るツアー中盤の山場である「イナグ洞」と「イキガ洞」。ちなみにイナグは女性、イキガは男性を意味しています。まずは「イナグ洞」からですが内部に入ることはできず、入口から洞内を眺めるだけになります。洞内には女性の臀部のような鍾乳石と乳房のような鍾乳石があり、入口には誰が立てたか不明という「母神」の看板が立てられています。
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地図を見るそして次の「イキガ洞」は内部に入る事が可能。真っ暗な中ランプを手に進み、最深部にある巨大な鍾乳石を目指します。「イキガ洞」のシンボルともいえるその鍾乳石は、見事な大きさの「男性のシンボル」そのもの。これに祈りを捧げれば子宝に恵まれるとのご利益があるそうです!
「イナグ洞」「イキガ洞」は良縁・安産や子宝、命の成長の祈りを捧げる拝所(うがんじゅ)であったとされ、古くから祈りの場として大切にされてきた場所なのです。遠く久米島や宮古島やなどからもはるばる拝みに来る人がいるのだとか!
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地図を見るツアー終盤の山場は「ガンガラーの谷」でもダントツの人気を誇る、森の賢者「大主(ウフシュ)ガジュマル」でしょう。推定樹齢150年というこの「ウフシュガジュマル」見たさにツアーに参加する人も多いほど!とにかくデカい!!言葉を失ってしまうほどの迫力なのです。
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地図を見る沖縄の森の妖精、キジムナーが住むと言われるその巨大なガジュマルには余計な説明は無用!その場にいる者を圧倒する絶大な存在感を放っていて、この木の前では「何か」を感じざるを得ません。じっくりとウフシュガジュマルと対話をしてみてください。
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地図を見る展望スペースになっているツリーハウスを経て、「ガンガラーの谷」ツアーの最終ポイント「武芸洞」に辿りつきます。ここでは遺跡の見学と、なかなか味わえない洞窟内でのちょっとした座学も行われます。
1970年、旧石器時代のホモサピエンス「港川人」がここから近い場所で発見されており、「武芸洞」では港川人の痕跡を求めて発掘調査が進められてきました。そして近年の発掘調査により、数多くの土器や化石などが発見!港川人ではなかったものの、石棺に入れられた人骨も発掘され、少なくとも7千年前からこの武芸洞は人類の生活の場として使われていたことが証明されています。
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地図を見るひょっとしたら今後、この「ガンガラーの谷」から日本人の祖先が発見されて教科書に載るようなことがあるのかも!?ここはそんな夢を追い求め、現在も研究が進められているロマン溢れる場所なのです。
ともあれ沖縄というイメージを覆すような体験ができる「ガンガラーの谷」。とてもその魅力の全てをここではお伝えしきれません、ぜひ実際に訪ねてその目で確かめてみてください!
住所:南城市玉城前川202
電話番号:098-948-4192
ツアー料金:大人2200円、高・専門・大学生1700円、保護者同伴の中学生以下無料
ツアー出発時間:10:00、12:00、14:00、16:00の1日4回
予約:要(当日予約は空きがある場合のみ可能)
アクセス:那覇空港から車で約30分
2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/12/14更新)
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