写真:古都の U助
地図を見る京都でも特に歴史の古い神社として知られる「松尾大社」の主祭神は、大山咋神(おおやまぐいのかみ)と市杵島姫命 (いちきしまひめのみこと)。開拓、治水、土木、建築、商業、文化、寿命、交通、安産の守護神として知られ、特に醸造祖神として全国から信仰を集めています。
写真:古都の U助
地図を見る松尾大社の行事としては節分祭やひなまつり、松尾祭や山吹まつりなどがあり、例年9月の第一日曜日には八朔祭が行われ、京都で最期の夏祭りと言われています。当日は六斎念仏踊りや八朔相撲、また前日の土曜日と当日の日没からは境内にズラリと設置された2500以上もの提灯に明かりが灯る万灯も行われます。楼門前には多くの露店も出て、かなりの賑わいに。
写真:古都の U助
地図を見る松尾大社本殿は室町時代の建築で、2018年に平成の御遷宮として大規模な修復が行われたばかりです。御遷宮というのは神社のご神体を一旦仮のお社に遷し、本殿の造営や修復をおこなうもので、松尾大社では約50年ぶりの御遷宮となりました。
神様は新しく綺麗な建物ではより一層力を発揮してくれると考えられていて、伊勢神宮などでも式年遷宮とよばれる御遷宮が行われています。
写真:古都の U助
地図を見る松尾大社ではお酒の神様を祀る神社らしい樽うらないがおこなわれています。300円で3本の矢を購入し的に当て吉凶を占うもので、樽の中央の的を射ることができれば樽うらないをモチーフとしたストラップ、矢が樽の中に入れば絵馬のストラップ、樽の中に入らなくても、財布などに入れる福亀がもらえます。
写真:古都の U助
地図を見る山吹の名所である松尾大社では、お守りなどの授与品には多くの山吹のモチーフが。山吹花守は金運を守ってくれるといいます。山吹の花言葉にはズバリ金運というのがあるので、とても縁起が良さそうですね。
写真:古都の U助
地図を見る本殿の周辺などにずらりと御神灯の提灯が並びます。八朔祭の八朔とは旧暦8月1日のことで、台風などの被害が多いこの時期、五穀豊穣や家内安全などを祈り、明治13年からはじまったのがこのお祭です。
写真:古都の U助
地図を見るこちらは子供絵提灯。花火や海、山など夏休みの思い出でしょうか、微笑ましい作品が並びます。
写真:古都の U助
地図を見る本殿の南側にある神輿庫もライトアップ。松尾大社では八朔祭の女神輿のほか、4月の神幸祭、5月の還幸祭でも神輿の巡行があります。
写真:古都の U助
地図を見る松尾大社といえば「山吹の宮」と呼ばれるほど京都でも屈指の山吹の名所として知られ、例年GW前後の花の最盛期には山吹まつりも行われます。特に境内を流れる一ノ井川の周辺は黄金色の花が咲き乱れる美しいポイント。夏場に山吹の葉が万灯の明かりに照らされるのも趣があります。
写真:古都の U助
地図を見る水面に写る提灯の灯りも本当に美しく感動的。小さな川にかかる石橋も風情が有り、境内の随所に配される石灯籠も明かりが灯され幻想的な姿になります。
写真:古都の U助
地図を見る松尾大社がお酒の神様として有名なのは、境内の背後にそびえる松尾山の麓に神泉が湧き、その水を混ぜ酒を造れば酒が腐らないとご神託が合った為。境内では手水舎の亀や本殿そばの撫で亀など、あちこちで亀のモチーフを見ることができます。
写真:古都の U助
地図を見る八朔祭の宵宮では盆踊り大会も行われます。老若男女 多くの人が踊りに興じるのは見ているだけでも楽しく、パワーを貰えます。あまりガイドブックなどに載ることはありませんが、京都では伏見稲荷大社や東寺、西本願寺やはたまた上七軒といった花街でもお盆や7月など、夏の間に盆踊りが行われています。
定番はなんと言っても江州音頭。他に会場によっては、河内音頭や丹波篠山のデカンショ節など関西近隣のご当地ものや王道の炭坑節、子供向けの楽しい曲目が踊られます。
写真:古都の U助
地図を見る八朔祭当日の出番を待ち、独特のオーラを放つこの神輿は1998年に結成された「松尾大社女神輿やまぶき会」のメンバーが毎年担う女神輿。女神輿は松尾大社を午前8時半に出発し、櫟谷宗像神社や野宮神社など約4キロの行程を巡行します。掛け声は祇園祭の神輿渡御と同じく「ホイット、ホイット!」。
渡月橋の上流では、神輿を船に乗せて川を渡す船渡御(ふなとぎょ)も行われ、観光名所として名高い竹林の道も巡行します。
住所: 京都府京都市西京区嵐山宮ノ前町
電話番号:075-871-5016
アクセス:
阪急嵐山線「松尾大社駅」から徒歩約2分
京都市バス松尾大社前から徒歩約2分
2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/3/28更新)
- 広告 -