写真:安藤 美紀
地図を見る年間2300万人以上が利用する福岡空港。その国内線ターミナルビル3Fに現れたのが、「ラーメン滑走路」です。
入口で輝くゲートは、夜景がきれいな滑走路の誘導灯からヒントを得たもの。よく見ると、左に「RUN WAY(滑走路)」、右に「RAMEN(ラーメン)」と書かれているんですよ。
写真:安藤 美紀
地図を見る「ラーメン滑走路」とは、「本当においしいラーメン店が福岡空港に着陸し、ここで有名になって全国へ旅立ってほしい」という願いを込められて作られた、実力店の“夢の共演”スポット。実際に空港の開発スタッフが、日本全国のラーメンを100軒以上食べ歩いて見つけた、常設+期間限定の計9つのラーメン店とスイーツ店1つが入っています。
ラーメンのテーマパークは福岡のキャナルシティや横浜にもありますが、ここが他と違うのは、フロア自体が「滑走路」を意識したデザインになっていること。
例えば、天井の照明は誘導灯がモチーフ。休憩用の椅子に腰掛けると、正面の壁には飛行機が描かれています。
写真:安藤 美紀
地図を見る他にも、床に「16」と「34」が記されていますが、これは実際に福岡空港の滑走路に表記された数字と同じもの。飛行機が滑走路に侵入する際に必要となる「磁方位角」を数字で表したワードで、「16」なら「160度方向へいきましょう」という意味なんですよ。
こんな風に「ラーメン滑走路」は、本物の滑走路とリンクしたポイントが満載!楽しくて非日常感あふれるスポットです。
写真:安藤 美紀
地図を見るここからは、実力派の名店が揃う「ラーメン滑走路」で食べておきたい、おすすめの一杯をご紹介しましょう。
まずは、豚骨ラーメンの聖地・博多の中で、圧倒的ネームバリューを誇る「一幸舎」から。
写真:安藤 美紀
地図を見る1.味玉チャーシュー麺(1200円)
博多の人なら誰もが知っている、「一幸舎」のこってり“泡系”ラーメン。しかし、「ラーメン滑走路」はひと味違います!老若男女が利用する福岡空港だからこそ、「誰でも食べやすいように」と考えられた、あっさりながらもクリーミーな進化系ラーメンを堪能できます。
この味は、「一幸舎」創業時に試行錯誤していた、屋台系の豚骨ラーメンの味を取り入れたもの。どこか懐かしくて、でも新しさを感じる幸せな一杯です。
写真:安藤 美紀
地図を見る店内には、博多の町が1年で最も熱くなるお祭り「博多祇園山笠」のイラストや、「舁き山」で使われた置物が飾られています。虎柄パンツを履いた鬼のような置物は、2017年の山笠で実際に使われた邪気を払う神様。舌だけでなく、目でも博多らしさを感じられますよね!
写真:安藤 美紀
地図を見る埼玉の大宮に本店を構える「ラーメン凪」は、「ラーメン滑走路」で唯一、煮干しラーメンが食べられるお店。
店員さんの掛け声も「にぼらっしゃい!」。コップや壁に書かれているのも「煮干しが苦手な方はご遠慮下さい」。お土産も「食べるにぼし」。ここは、煮干し無しでは語れない名店です。
写真:安藤 美紀
地図を見る2.凪豚(750円)
こちらのお店でおすすめなのが、極上の豚骨スープに風味豊かなあご出汁を加えた「焼きあごだしとんこつ 凪豚」です。
あっさり系のスープは、最後の一滴まで飲み干せる、軽やかな味わい!さらに、テーブルの煮干し酢を加えると、さわやかな清涼感がアップします。ちょこんと乗ったにぼしも、話のネタに一役買ってくれそう!
動画:安藤 美紀
地図を見る「ラーメン凪」は全席カウンター席。ラーメンが出来上がると、レーンに乗ってピューンといち早く届けてくれるんです!
追加注文をするときは、かわいい煮干しに癒されるタッチパネルで。いろいろムービージェニックで驚きます。
写真:安藤 美紀
地図を見る「ラーメン滑走路」が出来る20年以上前から、福岡空港で親しまれてきた「玉龍」。
店内は「屋台ラーメン」をイメージしていて、中央にはリアカーにのったラーメンの龍のオブジェが!赤いのれんもかけられていて、博多らしい雰囲気です。
写真:安藤 美紀
地図を見る3.味玉ラーメン(800円)
鹿児島県産の良質な豚を使用した豚骨スープは、まろやかで優しい口当たり。幅広い世代に支持される、王道の博多ラーメンと言えるでしょう!
観光客はもちろん、博多の人も「これぞ博多ラーメンたい!」と言いたくなるおいしさ。旅行中に博多ラーメンを食べ逃しちゃった方にもオススメです。
写真:安藤 美紀
地図を見る4.ラーメン辛子明太子(920円)
2009年に博多で1号店をオープン。その後、芳醇な魚介の香りが食欲をそそる「魚介とんこつラーメン」が人気となり、福岡市内に次々お店をオープンさせた「ラーメン海鳴(うなり)」。「ラーメン滑走路」に来たら、空港限定の「ラーメン辛子明太子」をぜひオススメします。
このラーメン、見事に博多ラーメンと明太子が一体化した感動の逸品。それもそのはず、明太子を作る原液を豚骨スープに溶かし込み、トッピングに辛子明太子を使用。最後にかけるのも明太子パウダー…と明太子尽くし。
とにかく、想像以上に辛くてうまい、“うま辛”の応酬が止まりません!
写真:安藤 美紀
地図を見る「ラーメン海鳴」は、新しいことにも意欲的に挑戦する名店。さきほどの「ラーメン辛子明太子」を注文すると、巨大なマグカップ型の器で出てきます!
この器は、かつて丼のデザインを決めるコンテストでグランプリを受賞したもの。見た目もかわいいし、スープを飲み干しやすいグッジョブな一杯です。
写真:安藤 美紀
地図を見る「ラーメン滑走路」には、ラーメンじゃないお店も1軒だけあります。それが、あの「お〜いお茶」で有名な「茶寮 伊藤園」。こちらは、テイクアウトだけでなく、イートインスペースもあるので、ラーメン後のお口をサッパリしたいときにおすすめです。
福岡を代表するお茶のブランド「八女茶(やめちゃ)」を注文すると、無料でサイズアップ!和スイーツが好きな方は、八女抹茶のソフトクリーム、小豆、白玉がのった「抹茶白玉」を。甘さ控えめでおいしいですよ。店内には、木箱に入った八女茶や福岡空港限定パッケージの八女茶もあるので、福岡のお土産にもぴったり!
いつ訪れても、名店の味を気軽に食べ比べできる「ラーメン滑走路」。お腹が許す限りラーメンを食べて、忘れられない一杯の思い出を持ち帰ってくださいね。
住所:福岡県福岡市博多区大字下臼井767-1(福岡空港国内線ターミナルビル3F)
営業時間:10時〜21時45分(ラストオーダー21時)
2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2023/11/30更新)
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