今回紹介する円頓寺(えんどうじ)界隈は、名古屋駅から徒歩圏内という便利な場所に、歴史のある小径や活気のある商店街、お子様が大喜びの駄菓子やおもちゃ、花火の問屋街などがあり、ぶらぶら歩きがとても楽しい街です。
円頓寺商店街は昭和30年代から続く「円頓寺七夕まつり」「中日ドラゴンズ優勝時の応援ビールかけ」(優勝時)、着物姿の客にサービスする「円頓寺、四間道界隈着物日和」、そして2013年からは大規模なマルシェイベント「円頓寺パリ祭」もはじまり、多彩なイベントで人気をよんでいます。
地下鉄を浅間町(せんげんちょう)駅、又は国際センター駅で降り、円頓寺の交差点を東に歩くと、長久山円頓寺があります。長久山円頓寺は1650年頃から現在の場所にあり、円頓寺界隈は門前町として栄えました。350年以上にわたって、この地を見守ってきた、地元の人々の誇りです。
商店街というと、昔ながらのお店を思い浮かべる方が多いと思いますが、円頓寺商店街には、近年の町おこしで若い商店主が増え、おしゃれでお値打ちな飲食店が並んでいます。
中でもおすすめは写真の「BAR DUFI」というスペインバル。ランチは780円でパエリアなどのスペイン料理のビュッフェを楽しむことが出来ます。千種区にある人気カフェの系列店ということもあり、メニューはどれも外れがありません。夜はサラリーマンや地元の人などがワインとタパスを賑やかに楽しんでいます。
庶民的な商店街のアーケード街にこのようなおしゃれなお店が並ぶのが円頓寺商店街の特徴で、近年注目を集めるようになった理由の一つです。
ランチ後は周辺の路地に迷い込んでみて下さい。細かい路地に隠れた名店があったりと、のんびりと楽しい街歩きになるでしょう。また、この界隈には四間道(しけみち)と呼ばれる散策路があります。円頓寺から堀川の辺りで1700年頃に大火事が起こり、その後尾張藩4代藩主の徳川吉通が堀川沿いの商家の焼失を避ける為に道幅を4間(約7m)に広げ、それが元で四間道と呼ばれるようになりました。
四間道は戦後も奇跡的に古い街並みが残っており、1986年に名古屋市の街並み保存地区に指定されています。
「円頓寺商店街」をゆっくりと北に5分ほど歩くと、地下鉄浅間町駅周辺に「新道菓子問屋街」が広がっています。種類豊富な駄菓子を眺めているだけで楽しい気持ちになりますし、子どもの頃の夢、駄菓子の大人買いも思う存分楽しめます。
他にも、ビー玉やおはじき、風船などのおもちゃを扱う店や人形、花火の問屋があり、どのお店も最近見かけない懐かしい品ぞろえで、誰しも童心に帰ってしまうことでしょう。お子様も大喜び間違いなしで、欲しいものがあるとただをこねてしまうかもしれませんが、お財布にも優しい価格の商品ばかりなので、ご家族でわいわい散歩するのにぴったりですね!
ちなみに、写真に写っている「菓子問屋たつや」さんは日曜日が定休日です。ご注意を。
昭和30年代まで賑わった円頓寺界隈も、近隣の市電が廃止された後は衰退していましたが、四間道(しけみち)と共に、近年注目を集めています。
2011年10月には町おこしとして、円頓寺商店街を舞台とした映画「WAYA! 宇宙一のおせっかい大作戦」が全国公開され、知名度が大きく上がり、今後の更なる発展を期待されています。懐かしい雰囲気の中にも、常に新しい話題を振りまく円頓寺界隈にぜひ訪れて下さい!
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(2024/10/16更新)
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