提供元:Deny Altermatt
地図を見るまずはバーゼル動物園のすぐ近くの、ビニゲン城(Schloss Binningen)をご紹介しましょう。1290年代、プライベートの宮殿として建てられたビニゲン城は、破壊と再建をくり返した後、1871年よりビニゲン市が所有しています。
広々とした庭には、レストランとホテルが併設。特にレストランは、フランス料理を基本とした多国籍料理で、ミシュランガイドにも掲載されています(ミシュランプレート)!
ビニゲン城はそのアクセスの良さとロマンチックな外観で、結婚式場として人気のお城。日曜の朝には、ゆったりと太極拳をする人がいるなど、市民の憩いの場にもなっています。
<基本情報>
住所:Schlossgasse 5, 4102 Binningen
電話番号:+41-61-425-60-00
アクセス:バーゼル中央駅(Basel SBB)からトラム10番か17番に乗り約15分、ビニゲン・シュロス(Binningen, Schloss)駅下車、徒歩0分
写真:平川 いく世
地図を見るビニゲンからトラムでさらに行くと、ボトミンゲン(Bottmingen)のヴァイヘア城(Weiherschloss)に到着します。13世紀後半から残るヴァイヘア城は、ヴァイヘア(池、沼)という名の通り、お堀に囲まれた城。スイスに現存する数少ない水城のひとつであり、ロマンチックな結婚式場として有名です。特にクリスマス時期は城全体がライトアップし、水面にも光り輝く様子は圧巻!
内部のレストランは、こちらもミシュラン掲載(ミシュランプレート)。優雅なひとときを過ごせることでしょう。
<基本情報>
住所:Schlossgasse 9, 4103 Bottmingen
電話番号:+41-61-421-15-15
アクセス:バーゼル中央駅(Basel SBB)からトラム10番か17番でボトミンゲン駅下車、徒歩0分
提供元:Deny Altermatt
地図を見るもうひとつ、市内から気軽に行けるのはプラッテルン(Pratteln)のヴァイヘア城(Weiherschloss)です。1275年に完成したこのお城も、ボトミンゲン同様にお堀がありましたが、戦いによる打撃とバーゼル大地震により破壊。16〜17世紀の大がかりな修復後は、お堀も要塞の面影も失ってしまいました。
現在はそのエレガントな外観から、レンタルスペースおよび結婚式に利用されています。裏庭でピクニックやバーベキューも!
<基本情報>
住所:Oberemattstrasse 11, 4133 Pratteln
電話番号:+41-61-821-41-45
アクセス:バーゼル中央駅から電車でプラッテルン駅下車、徒歩8分。またはトラム10番か11番、Bankvereinで14番に乗り換え、プラッテルン・シュロスシュトラッセ(Schlossstrasse)駅下車、徒歩4分
写真:平川 いく世
地図を見るバーゼル近郊のアーレスハイム(Arlesheim)は大聖堂でも有名ですが、エルミタージュ(Ermitage)というスイス最大の英国式庭園がヨーロッパ各国から観光客を惹きつけています。
1785年にオープン、約40万平方mの景観庭園は多角的にデザインされ、様々な動植物はもちろん、広大な池、18世紀の建物跡などが残っています。フランス革命の中でエルミタージュは破壊され、現在残っているのは1812年に再建されたもの。丘を登っていくと大小の洞窟が至るところにあり、内部は強い大気光を放っていると言われています。
そして丘の上にそびえるのが、ビルセック城(Burg Birseck)。5月中旬〜9月末までは内部見学もできます(毎週水・日14時〜17時)。
<基本情報>
住所:Burg Birseck, 4144 Arlesheim
電話番号:+41-61-706-95-50
アクセス:バーゼル中央駅(SBB)からトラム10番に乗り約20分、アーレスハイム(Arlesheim,Dorf)下車、徒歩17分ほどでエルミタージュに到着。お城までは道標をたどって約20分
写真:平川 いく世
地図を見るそしてこちらは、ヴァルテンベルク(Wartenberg)城。3つの城跡が、徒歩5分程度の至近距離に並んでいます。12世紀半ばに建てられ、13世紀までに様々な所有者の手に渡り拡大されてきましたが、1356年のバーゼル大地震と第二次世界大戦中の軍事利用により破壊、廃墟となりました。
現在では、バーゼル近郊のウォーキングコースとして市民に親しまれています。城までの坂道は少々きついですが、頂上からはバーゼル市全体を眺めることができます。
<基本情報>
住所:Ruine Wartenberg, 4132 Muttenz
アクセス:バーゼル中央駅からトラム10番か11番、Bankvereinで14番に乗り換え、ムテンツ・ロートハウスシュトラッセ(Muttenz,Rothausstrasse)駅下車。道標にしたがって徒歩約30分
写真:平川 いく世
地図を見る13世紀に建てられたとみられるアンゲンシュタイン城(Schloss Angenstein)。もともとの所有者はわかっていません。バーゼルとの戦いの中で、この要塞は何度も火災に遭い、再建と拡張の後、最後に行われた修復は1991年のことです。
現在では住居となっていますが、内部には美しいチャペルもあり、結婚式などに利用できます。駅から簡単にアクセスでき、周囲は緑深い森で、非常に歩きやすいウォーキングコースとなっています。
<基本情報>
住所:Schloss Angenstein, 4147 Duggingen
電話番号:+41-61-751-71-78
アクセス:バーゼル中央駅から電車(S3)に乗り約10分、エッシュ(Aesch)駅下車、徒歩10分ほど
バーゼルは街の中心部が、フランス・ドイツの国境から約2qという国境の町。特にトラム10番は、フランスに入ってまたスイスに戻るルートなので、これを利用してランズクローン城(Burg Landskron)に行ってみましょう!
13世紀ごろに建設されたランズクローン城は、15世紀に起こったヨーロッパとスイスの間の宗教対立の際に強力な要塞となります。30年間の戦争後、ランズクローン城はフランス国王の手に渡りました。現在では、仏瑞2カ国が管理にあたっています。
城までは30分ほどで、急な地点もあります。が、頂上テラスには360度のパノラマが広がっていて、フランス・スイス・ドイツの3カ国が一望できます!
<基本情報>
住所:Burg Landskron, 68220 Leymen
電話番号:+33-3-89-68-51-37
アクセス:バーゼル中央駅からトラム10番、フリュー(Fluh、スイス)またはライメン(Leymen、フランス)駅下車、道標にしたがって徒歩30分ほど
バーゼル市内外はトラムやバスなどの交通網が発達していて、どこへでも快適にアクセスできます。どのルートも重装備は必要なく、歩きやすい靴であればOK。時間に余裕がある方は、ウォーキングを兼ね、ぜひ訪れてみてください!
2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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