写真:藤 華酉
地図を見るそろそろEUに加わらんと準備をしているヨーロッパのマイナー国家セルビア、その貴重な観光地の一つが、パリチ自然公園です。
セルビアの首都であるベオグラードからバスで3時間程、ハンガリーの首都、ブタペストからなら列車で4時間程。アールヌーヴォー建築が美しい観光地である「スボディツア」の郊外にパリチ自然公園はあります。
アクセス良好にも関わらず、パリチがマイナーであるのは、ここが歴史を終えた場所だと思われている所為かもしれません。パリチは、今は無き社会主義国家ユーゴスラビアの時代、国民の避暑地として愛されていた場所だったのです。
しかし、パリチは今でもセルビア人の避暑地として庶民的な人気スポット。独裁者もオススメする素晴らしい立地は健在です。
今のパリチは、四つ星・五つ星ホテルにも安価で泊れてしまう、ヨーロッパの隠れ家的避暑地となりました。
写真:藤 華酉
地図を見るパリチは、パリチ湖を囲む一帯を指します。自然公園に指定されている湖は澄み、泳ぐにも魚釣りをするにも最適です。湖の周辺はサイクリングコースとして整備されており、あちこちにある貸し自転車で疾走するのも爽やかな夏の味わいです。
写真:藤 華酉
地図を見る歴史好きなら、湖を囲む立派な施設も見どころです。湖が広い事もあり、それほど混まないパリチ湖周辺ですが、「施設」としか言いようのない立派な公共の建物が幾つも散見されます。社会主義国家の頃なら、公共宿泊施設や集会場として賑わっていたのでしょうか。ガランとしていても廃墟ではない、なんとも独特の空っぽさです。
写真:藤 華酉
地図を見るパリチ湖で自転車を借りたなら、ここには是非とも走って訪れたくなる美しいワイナリーが点在しています。セルビアワインはマイナーですが、それは産出量=国内消費量のため。地産地消したくなる、美味しいワインだと言う事です。(そして酒呑み国民セルビア人のワイン消費量が多いため)
パリチ、そしてセルビアでもとりわけ有名なワイナリーが、ズヴォンコ(Zvonko)です。田舎と言って差し支えないパリチの風景の中にあって、見渡す限りの大葡萄畑、その中に聳え立つお屋敷と、異世界に迷い込んだかのような贅沢な空間を味わえます。
写真:藤 華酉
地図を見るテイスティングとワイナリーツアーは予約が必要ですが、お屋敷を訪れるだけなら、無料で心行くまでお邪魔させて頂けます。
<基本情報>
住所:Kanjiski put 45, Palic
電話番号:+381-62-789979
開館時間:
火曜日、月曜日 8時00分〜16時00分
水曜日、日曜日 8時00分〜18時00分
写真:藤 華酉
地図を見る夏のバカンスと来たら気取ってられない、大衆ワインは浴びる程呑んでこそ!となんて方にも、ワイナリー兼レストラン、マジキン・サラス(Majkin Salas)がオススメできます。
これも周囲はワイン畑、古民家を改装した愛らしい内装のワイナリーです。テイスティングを……と注文すれば、1品目あたり0.5リットルのデカンダで提供されますから、これは実質ワイン飲み放題。
パリチのワインは赤も白もがっつりタンニンの効いた飲み応えで、セルビア名物のこってりハムやチーズ、豚皮の揚げ物が良く合います。
事前に纏まった人数で予約をすれば、生セルビア音楽の演奏が付きます。浴びる程のワインともりもりの美味しいセルビアつまみが味わえる大衆ワイナリー、楽しい夏の夜が約束されようと言うものです。
<基本情報>
住所:Atile Jozefa 79 Salas 294, Hajdukovo, Atile Jozefa, Palic 458574
電話番号:+381-24-753672
開館時間:
日曜日-木曜日 12時00分〜22時00分
金曜日-土曜日 12時00分〜00時00分
写真:藤 華酉
地図を見る湖で泳ぐのも素敵ですが、ちょっと寒いですからね。プールサイドでカクテルなど楽しみつつ、パラソルの日陰の下でまったりするのが「夏」というもの。
パリチ湖周辺にある、4〜5つ星ホテルなら、お手軽価格で理想のプールサイドを楽しめます。
パリチで最も有名な大型ホテル、プレジデント(Hotel Prezident)は、国外からの観光客も多く宿泊しています。立派なプールやサウナ、マッサージなども充実しており、日帰り利用も可能です。
<基本情報>
住所:Olge Penavin, Palic
電話番号:+381-24-622662
写真:藤 華酉
地図を見るもう少し隠れ家感が欲しいなら、4つ星ホテルのヴィラ・ミロード(Villa Milord)もオススメです。コテージ風のホテルは、綺麗な中庭を持ち、まったりと過ごすのには最適です。
<基本情報>
住所:Splitska aleja, Palic 24413
電話番号:+381-24-602800
夏のゲルマン人の大移動、ことヨーロッパのバカンスシーズンはどこも混み合い、旅行費用もかさむもの。隠れ家的避暑地を求めているなら、セルビアのパリチはまだまだ観光客に知れ渡っていないお値打ちバカンス地だと言えます。
湖を渡る涼しい風を浴びながら、好みのワインに舌鼓を打ち、快適なプールサイズで夏の日差しを浴びれば、心はもう大富豪。
まだEUに加入しておらず、独自通貨で物価の安いセルビア、パリチ。ヨーロッパの隠れ家で最高の夏をお楽しみください。
2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
藤 華酉
ドイツ、フランクフルト在住。大学では歯学と宗教学を修めた為、いつ中世ヨーロッパに飛ばされても活躍できる逸材。 訪れた国は30ヵ国以上、時の権力者に城を陥落されて北海道に逃げ延びたご先祖様の無念を晴らす…
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