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地図を見る絶海の孤島、南大東島は珊瑚礁が隆起してできた島。そのため島はほとんどが石灰岩でできています。石灰岩の多い所には鍾乳洞あり。沖縄県内の島々に鍾乳洞が多いのと同じく、南大東島も小さな島ながら120を超える鍾乳洞が確認されています。
そんな南大東島で最大の規模を誇る鍾乳洞が「星野洞」。その名は星野さんの私有地にある為についたそうです。この「星野洞」こそが南大東島でも一番の観光スポットであり、南大東島を訪れる観光客はほぼ100%訪れるのだとか!
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地図を見るここへ入るにはまず地上の受付にて入場料800円を払い、音声ガイドと懐中電灯を借りてから洞窟へ向かいます。しかし受付には人が常時いませんので必ず一度電話で問い合わせた上、足を運びましょう。なにぶん、観光客は島中に数えるほどしかいない島なので・・・。
一見どこに洞窟があるのかと心配になるほど、目の前にはさとうきび畑が広がっています。しかし洞窟への入口は唐突に現れ、のどかな地上の様子からは想像できない程ギャップのある世界がこの先に待ち構えています。
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地図を見る入口からはさながら何かのシェルターかのような通路を100mほど歩き、地下空間へ向かいます。通路の終点で扉を開けば、中からむおっとした湿気が顔に襲い掛かります。そして階段を降り、視界が開けたところでまず目に飛び込んでくるのは、ライトアップされたおびただしい数の鍾乳石!
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地図を見る内部の広さは約1000坪あるとされていて、かなりの奥行のある洞窟であることはすぐに目視できるはず。そんな広大な空間の星野洞内部ですが、順路がちゃんと設けられていますので受付で借りた音声案内を聞きながら探検しましょう!もちろん通路はしっかりと整備されていますので、歩きやすく、観察しやすい洞窟なので安心です。
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地図を見る長く延びた鍾乳石、地面から生えている石筍、それらが合体した石柱が無数に並び、床も天井も覆いつくされています!まさに圧倒的という表現がピッタリで、言葉を失ってしまうような光景がこれでもかという程に続きます。
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地図を見る「星野洞」は外気に触れることなく、風化していない真っ白な鍾乳石が多く、極めて保存状態が良い学術的にも貴重な洞窟とされています。またそれらを守る為に洞窟の入口は二重扉の構造になっていて、洞窟内部の湿度は常に100%近くに保たれているのです。また保存状態の良さの一因には南大東島近辺で大きな地震が無いということも寄与しているそう。
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地図を見る「星野洞」にはオーロラのようにも見える「カーテン」と呼ばれる幕状鍾乳石や、「ストロー」とよばれる鍾乳管など、数え切れない程の種類の鍾乳石があります。中でもストローはここ「星野洞」に日本国内最長のものもあるそうです。
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地図を見るとにかく見て回っても飽きないというのが「星野洞」のポイントのひとつ。次から次へと自然の作り出した芸術品を鑑賞しているかのような気分を味わえるのです。また高低差も40m近くあり、ちょっとした探検気分も楽しめるます。
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地図を見る「星野洞」を探索していると岩陰に泡盛の瓶を見つけることができます。これらは、中学を卒業した子供たちが「星野洞」に酒を納めたもの。南大東島には高校が無く、中学を卒業すると子供たちは島外へと旅立ちます。星野洞へと納めた酒は成人式で帰ってきた際に開封し、家族みんなで飲むという縁起もの!
2013年に公開された、南大東島が舞台の映画『旅立ちの島唄〜十五の春〜』でも主人公たちが卒業式の後、星野洞へと酒を持って行くシーンが描かれています。洞窟内は泡盛の熟成に適した環境であるためにこのような風習があるそうです。
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地図を見る圧倒的な美しさで訪れた人を魅了する「星野洞」。南大東島では他の観光客と鉢合わせする確率は低いので、絶景空間を独り占めできるかもしれません!東洋一美しいという触れ込みはダテではありません、南大東島まで足を運んだのならば必訪ですよ!
住所:島尻郡南大東村北64
入場料:800円
電話番号:09802-2-2037
アクセス:南大東空港から車で約20分
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(2025/1/20更新)
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