写真:ろぼたん
地図を見る「現代を休む日、谷の集落に滞在する」をコンセプトとする「星のや軽井沢」。リゾート地として多くの文化人に愛されてきた軽井沢で、1914年に開業した「星野温泉旅館」を前身に、2005年に開業しました。
これが星野リゾートのはじまり。宿泊の基本は2泊から。宿泊と食事をわけた料金体系「泊食分離」のスタイルと、お一人様いくらではなく、一室いくらという設定が特徴的といえるでしょう。
写真:ろぼたん
地図を見る「星のや軽井沢」のチェックインは、特別な時間のはじまりを感じる儀式のような雰囲気が。ここでゲストをもてなしてくれるのは、ウェルカムドリンクの甘酒と、やぐらと呼ばれる楽器による美しい音色。
大きな窓の向こうに見えるのは、軽井沢の森林の緑と湯川のせせらぎ。見えるもの、聴こえるもの、味わうもの…慌ただしい日常から離れて、休息の時間へと誘われていきます。
動画:ろぼたん
地図を見るレセプションからフロントのある「集いの館」までは専用車で移動します。豊かな水があふれる棚田。静かで凛とした空気。鳥たちのさえずる声。「星のや軽井沢」の滞在の雰囲気を動画でご覧ください。
写真:ろぼたん
地図を見る星のや軽井沢の客室数は77室。水波(みずなみ)・山路地(やまろじ)・庭路地(にわろじ)と呼ばれる3タイプがあります。
雑誌などでよく紹介されているのが水波の部屋(写真)。川の流れに沿って立ち並び、ゆるやかに流れる水の音や鳥の声が響くのを心地よく感じる客室です。
写真:ろぼたん
地図を見る奥まったところにあって人の気配を感じることなく過ごせるのが山路地の部屋。2階の部屋のテラスからは、谷の集落だけでなく、谷の先にある「野鳥の森」までを望むことができます。お籠り感のある雰囲気がリピーターに人気。
メゾネットタイプや薪ストーブを備えた棟、愛犬と泊まれる棟など、バラエティに富んだ設計なのが庭路地の部屋。戸建てタイプなので家族で軽井沢の別荘のように過ごしたい人におすすめです。
写真:ろぼたん
地図を見るご紹介した3タイプの客室に大きく分類されますが、実は水波の部屋にも色々あり、水辺にせり出すようにテラスが作られた部屋もあれば、水辺を見下ろすタイプの部屋も。
はじめての滞在なら水面に水行灯が揺れるのが見える水波の部屋が筆者のおすすめ。視界には常に緑があり、霧が立ち込める朝夕には、軽井沢の自然を強く感じます。
足元や天井にも快適な仕組みが。温泉の排熱と地中熱を使った床暖房や天然のエアコンともいえる小屋根「風楼」のおかげで、足元は温かく、客室内の空気が自然と循環。裸足で歩くのが気持ちいい。自然エネルギーを使ったエコシステムが快適な滞在を強力にサポートしているのです。
写真:ろぼたん
地図を見る部屋着として用意されている作務衣は、館内はもちろん「ハルニレテラス」や「村民食堂」など星野エリアに着たまま訪れてもOK。これを身にまとえば、あなたも谷の集落の住人に。こちらの他に柔らかな着心地のパジャマの用意もあります。
写真:ろぼたん
地図を見る2泊3日では体験しつくせないほどのアクティビティがある「星のや軽井沢」。天気が悪いと中止になるものもありますが、逆に雨だからこそ楽しめる体験も。
「雨音のひととき」は、和スイーツをいただきながら雨音のリズムを感じ、生き生きと輝く緑の美しさを眺める時間を愉しむもの。滞在中ずっと雨でもいいかもしれない。そんな美味しいスイーツが無料で振る舞われています。
豊富なアクティビティはスタッフの説明時におすすめを聞くか、客室内にある冊子をチェック。季節限定のもの、天気によって開催が決まるもの、時間限定のものなど、一期一会のアクティビティは要チェックです。
写真:ろぼたん
地図を見る美肌の湯として愛されてきた温泉は源泉かけ流し。宿泊者専用の「メディテイションバス」は瞑想をテーマとしており、内湯には「光の部屋」と「闇の部屋」が。90cmと深い浴槽で、真っ暗闇に包まれると徐々にほのかな灯りが見えてくるという不思議な体験ができます。
SPAは雨の日はすぐに予約でいっぱいになるので、利用したい場合は早めの予約がおすすめです。
写真:ろぼたん
地図を見る日本の古くからの温泉宿は1泊2食の宿泊プランが一般的ですが、「星のや軽井沢」では周辺の星野エリアで自由に食事をするという選択肢も。ルームサービスは24時間利用でき、お部屋で食事をとるのも人気。
メインダイニング「日本料理 嘉助」では季節の旬を味わえる料理がいただけます。窓の向こうに見える棚田の庭に続いているかのようなダイニングも段々の棚田のよう。通路と客席は「川」と「川床」のように流れのある開放的な空間です。
写真:ろぼたん
地図を見る食材それぞれに五感を刺激する仕掛けを施された「日本料理 嘉助」の「山の懐石」は、楽しさと驚きのある献立が魅力です。
信州ならではの山の食材と清流に育まれた川の食材が中心。土地の食材の美味しさを丁寧に引き出しています。
写真:ろぼたん
地図を見る朝は野菜出汁を使った身体を優しく目覚めさせてくれる「山の朝食」がいただけます。ゲストがダイニングに到着してから焼き始めるお魚、素材の旨味を最大限引き出した炊合せやお味噌汁など、休息をとるのにふさわしいお食事です。
宿泊者専用「森のほとりcafe&bar」は360度自然に囲まれた非日常空間。森に浮かぶ夜空を見上げながら、グラスワインや地ビール、ウィスキーにカクテルなどが愉しめます。
写真:ろぼたん
地図を見る軽井沢星野エリアの全施設は申し出ればいつでも宿の専用車で移動が可能です。ハルニレテラスも日が暮れるとゆったりとした雰囲気に。
谷の集落から徒歩5分ほどの距離には「星野温泉 トンボの湯」も。先程ご紹介した「メディテイションバス」が瞑想のための温泉なら、「トンボの湯」は軽井沢の四季を感じる開放感たっぷりの温泉です。
朝に宿泊者専用の時間帯があるのでゆったり入るなら断然朝がおすすめ。鳥のさえずりと柔らかな日差しに包まれる、一番風呂の時間は極楽…!
「星のや軽井沢」をはじめ、「トンボの湯」や「ハルニレテラス」などのある星野エリアはここだけで人気の観光スポット。そうした星野エリア全てが庭のように散策できるのも魅力です。
アクティビティに参加したり、食事に行ったり…。そんな場面で感じるのはスタッフのおもてなし。ほどよい距離感でさりげない心遣いを感じることでしょう。
JR軽井沢駅より無料送迎シャトルバスも運行しており、東京からのアクセスは1時間ちょっとの「星のや軽井沢」。水行灯がゆらゆらと揺れ、星や月が輝く夜。豊かな森の声に包まれていく早朝。目や耳が深呼吸しているかのような感覚を呼び起こす…そんな心と体を調える滞在ができます。
仕入れ状況により料理内容や提供物、食材の産地が一部変更になる場合があります。
2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
取材協力:星のや軽井沢
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