写真:よしおか
地図を見る鳳珠郡能登町にある高野山真言宗のお寺『和住山 平等寺』。能登空港から珠洲道路(のとスターライン)で珠洲方面へ走って約15分。「花の寺・あじさい寺」と書かれた看板が見えてきます。無料の駐車場が15台ほどあり、アクセスも良いのでお車でお越しの方も安心です。
平等寺は、約1,000年前に荘園の宮寺として創建されました。平安時代初期の僧で真言宗の開祖として知られる『弘法大師(こうぼうだいし)空海』の「広く世を救い、人々の幸せを施そう」という願いを込めて建てられた境内には、身近な仏様として知られている弥勒菩薩(みろくぼさつ)などの十三仏諸尊が先祖供養の本尊として祀られています。
写真:よしおか
地図を見る平等寺の見所はなんといっても紫陽花の開花時期(6月中旬から7月中旬頃)。その通称の通り、6月中旬頃から境内には100種類以上の紫陽花が見頃を迎え、その数はなんと約4,000株。色とりどりの紫陽花に囲まれ、平等寺は癒しの場に様変わりします。
ひとくちに「紫陽花」といっても種類が豊富なので見応えたっぷり。毎年この紫陽花と寺のコラボレーションを見ようと多くの観光客が訪れます。訪れるのは年配の方ばかりかと思いきや、若年代の方も大勢いらっしゃいます。珠洲道路で珠洲方面へ行く際の通り道でもあることから、気軽に立ち寄ることができる観光スポットです。
写真:よしおか
地図を見る紫陽花が見頃を迎える6月下旬頃に平等寺では「あじさい花灯り回廊」というイベントが開催されます。辺りが暗くなると行燈やろうそくの灯りによって照らし出す紫陽花は、幻想的で非常に見応えがあります。昼間の明るい時間帯にみる紫陽花に比べ、淡く浮かび上がる紫陽花はロマンチックな空間を演出♪カップルの方々にもオススメです。
(開催日時については、下部の[MEMO]より「能登町観光ガイド - 石川県能登町観光ポータルサイト」をご参照ください。)
参道を歩いて聞こえるのは、美しい紫陽花を見て感動した方々の感嘆の声。行燈やガラス瓶に入ったろうそくの灯りで照らし出される紫陽花も新鮮で、また違った美しさがあります。
写真:よしおか
地図を見る「あじさい花灯り回廊」では、参道の紫陽花を照らし出すほかに、ろうそく瓶を使用した様々なアート作品も見ることができます。
2013年では能登町のゆるキャラ「のっとりん」や、能登ふるさと博のマスコットである「のとドン」がろうそくの灯りで造り出されていました。かわいらしいキャラクターの前でお子様も大喜び!多くの方が記念撮影していましたよ。毎年異なるロウソクアートは見所です。
ろうそくの灯りで灯された境内には、ヒグラシの鳴き声が響き渡り、いよいよ夏だなと、感じさせられる雰囲気。どこか懐かしく、思い出に浸るような時間になることでしょう。
写真:よしおか
地図を見る平等寺では「あじさい花灯り回廊」とは別に、毎年8月15日になると「ろうそくまつりの万灯会(まんとうえ)」というイベントが開催されます。8月ということで、もう紫陽花を見ることはできませんが、行燈やろうそくで境内が灯し出されます。夏の夜に柔らかな光で照らし出された境内を歩くとロマンチックな気分になることでしょう♪
なお、「あじさい寺」は、紫陽花以外にも桜が100本、モミジが200本も植えられており、春は桜、夏は紫陽花、秋はモミジと四季折々に美しい花を見ることができます。四季によって違った雰囲気を醸し出すので、年間通して楽しむことができますね。
紫陽花の花言葉は「辛抱強い愛情」、「元気な女性」、「移り気」。
その言葉通り、紫陽花は私たちに元気をくれます。平等寺に行くことで「紫陽花」という花について再度勉強することもできますし、紫陽花の美しさに魅了され、より好きになることでしょう。
能登半島の紫陽花の見頃は6月中旬から7月中旬頃までです。この時期を逃さず、是非「能登のあじさい寺」に行かれてみてはいかがでしょうか。
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(2025/1/19更新)
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