写真:小野 雅子
地図を見る創始者は1700年初頭、王室に仕えていたウィリアム・フォートナム。当時の王室では毎日新しいロウソクを使うことを徹底していたため、燃え残ったロウソクを庶民に転売したのが始まりという商売人です。
やがてフォートナムは、当時彼が間借りしていた住居の大家だったヒュー・メイソンとの共同経営を持ちかけ、2人の苗字からフォートナム&メイソンと名付けた小さな食料品店を開きました。それが1707年のこと。
写真:小野 雅子
地図を見るその50数年後にはウィリアムの孫チャールズも王室仕えとなり、宮廷で培った人脈を大いに活用して富裕層の顧客を増やしました。イギリス王室御用達の令状を拝したのは1955年からと比較的近年ですが、実際にはその創設時から王室とは切っても切れない間柄を保ち続けているのです。
現在販売している商品の多くは、まさに贅沢品という形容がピッタリな高級志向。他店との差別化に成功した好例ともいえるフォートナム&メイソンで効率よくショッピングできるよう、全6フロアーを簡潔にご案内いたしましょう!
写真:小野 雅子
地図を見るそのためにまず、イギリスにおける階数の数え方から。日本でいう1階はグラウンド・フロアー(地階)。その下はベースメントとしてB1と表記する建物もありますが、ここではロウワー・グラウンド・フロアーです。そして日本式ならば2階にあたる階がファースト・フロアー、3階がセカンド・フロアー・・・という具合。紛らわしいけれど慣れるしかありません。
だから「トイレはどこですか?」と尋ねて「ファースト・フロアーにありますよ」と言われたら、日本でいう2階に行ってくださいね!
写真:小野 雅子
地図を見る店内に入って最初に目につくのは、お菓子と紅茶がずらりと並ぶ地階の光景。とくに紅茶バリエーションの豊かさは有名で、ティーバッグ・タイプが紙箱に入ったお求めやすい値段のものから、女王など王室メンバーにちなんで名づけられた美装缶入りルース・ティーなど、予算とお好みに合わせて選択肢豊富です。
お気に入りの紅茶を好きな量だけ買えるカウンター販売もあるので、店員さんと相談しながら選ぶのも良さそう。紅茶だけでなくコーヒーやハーブティーも沢山ありますよ!
写真:小野 雅子
地図を見るお菓子や紅茶のコーナーよりも奥に進むとジャムやマーマレード、蜂蜜などの売り場。またしても紅茶と同じくらい多様な種類のジャムや蜂蜜に、一瞬たじろぐくらい。これらの商品はほとんど瓶詰めですが、お会計時に頼めば店員さんがプチプチで包装してくれます。ちなみにプチプチは英語でバブルラップ(Bubble Wrap)です!
写真:小野 雅子
地図を見る地下1階にあたるロウワー・グラウンド・フロアーは精肉、チーズ、燻製の魚といった高級グルメ食材やワインなどのお酒、それにデリとベーカリーがあります。
旅行者にとって生鮮コーナーなんて用がない?なんて事はありません。こちらで絶品ハムやチーズに極上パンとデリのサラダを調達すれば、ホテルのお部屋での簡単な食事や、近くにある王立公園グリーンパークでのピクニックに最適。
またオリジナル文献を紛失したそうで証明はできないものの、ゆで卵をソーセージ肉に包んで揚げたスコッチエッグも、ここが発祥と主張しています。もちろんデリで売ってますから、ぜひ元祖(かもしれない)レシピをご賞味あれ!
写真:小野 雅子
地図を見る次はファースト・フロアー、日本人的には2階へ。名だたる高級陶器メーカーによる食器やクリスタルグラス製品、そして自社オリジナル・デザインの銀食器が眩いばかりの輝きを放ちます。銀製のティーポットなど一式なんて買うのもお手入れするのも大変そうですが、麗しい銀のティー・ストレーナー1個くらいだったら自分へのご褒美に許されそうですよね?!
写真:小野 雅子
地図を見る荷物としてかさ張らず破損の心配もないお土産をご希望ならば、オリジナルのティータオル(イギリス流キッチンふきん)がお勧め。コットン100%の丈夫な生地に、いかにもフォートナム&メイソンらしい上品かつアートな図柄が施されています。
「F&M」ロゴが人気のジュート製手提げバッグ、折りたためて便利なコットンバッグなども、ちょっとお洒落なイギリス土産の定番です。
なお毎年8月から12月にかけて華やかなクリスマス・グッズ売り場が設けられるのも、この2階。フォートナム&メイソンならではのゴージャスなオーナメントをはじめ、圧巻の品揃えは必見です。
写真:小野 雅子
地図を見るその上は日本ならば3階と呼ぶ、セカンド・フロアー。こちらは宝飾品などのアクセサリー、フレグランス、スキンケア、バス&ボディ製品などが中心です。ちょっと面白いのは一角にベビー用グッズ売り場があること。赤ちゃんはお母さんから生まれるわけだから、いわば全フロアーがレディース向けと言えるかもしれません。
写真:小野 雅子
地図を見る次はサード・フロアー、日本ならば4階です。こちらは先ほどとは打って変わって、ジェントルメン一色。すべて紳士用のアクセサリー、グルーミング&フレグランス、ギフト用品、高級文具・・・の他に、靴磨きや床屋まであります。
ちょっと髭剃りにと床屋へ行くにも、行きつけがフォートナム&メイソンだったら格が違う!?英国紳士が利用する床屋がどんな雰囲気なのか、男性ならば一度トライしてみるのも面白い経験かもしれません。
写真:小野 雅子
地図を見るいよいよ最上階であるフォース・フロアー、日本の5階にやって来ました!ここは「ダイヤモンド・ジュビリー・ティーサロン」と名付けられており、エリザベス2世女王の戴冠60周年(ダイヤモンド・ジュビリー)を祝った2012年に新装オープンしたティーサロン。
オープニング・セレモニーには女王様が主賓となったのはもちろんのこと、カミラ妃とケイト妃もが来賓として参加。この百貨店がいかに王室と強い絆を保持しているかを示しました。
こちらのティーサロンではラグジュアリーな雰囲気たっぷりのアフタヌーンティーが主役。ぜひ予約をしてから、ちょっとお洒落して行ってくださいね!
写真:小野 雅子
地図を見るちなみに他の階にも、それぞれ趣向の違うカフェやバーなどがあります。下から順番に地下のワインバー、1階の格式張らないレストラン、2階の可愛らしいアイスクリームパーラー、4階のカクテルバー。飲食スペースが何もないのは、3階だけです。
イギリス屈指の老舗百貨店でグルメなお土産ショッピング、はたまたラグジュアリー感に浸る午後のお茶・・・目的に合わせて、思い思いに楽しんでくださいね!
住所:181 Piccadilly, St. James’s, London W1A 1ER
電話番号:+44-20-7734-8040
アクセス:ピカデリーサーカス駅またはグリーンパーク駅から、それぞれ徒歩約3分
2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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