写真:麻生 のりこ
地図を見る1986年に開館した「浜松科学館」が1年3ヶ月を費やし、2019年7月にリニューアル!
全面的に更新された館内は、自然・光・宇宙・力・音のゾーンに分かれ、一度に複数人で同時に体験できる展示アイテムが充実。さらにカフェが新設され利用しやすくなりました。
また、スマホアプリに組み込まれたAI対話システムには、展示を解説してくれる機能が備わっています。
入場料金ですが、常設展はなんと中学生以下無料! (年に数回行われる特別展は別料金)
写真:麻生 のりこ
地図を見るそれでは中に入ってみましょう。1階の中央部分は、浜松市内の生態系をさまざまな角度から見ることができる「自然ゾーン」です。
入り口右手の大きな壁面には浜松市内の山間部や海辺、弁天島周辺の干潟などが映し出されます。パネル上の泡をタッチすると泡がはじけ、そこに暮らす生き物が現れる仕組みです。
海・山・川・湖…、市内にこれだけの自然を持つ浜松市には、いったいどんな生き物が生息しているのか、知りたいと思いませんか?
写真:麻生 のりこ
地図を見るエリアのほぼ中央、標本ステーションには昆虫や植物、鉱物の標本がズラリと並んでいます。
これらはデジタルスコープや顕微鏡、虫めがねなどで観察可能。同じ標本を一度に複数人で見ることができます。気になる箇所の拡大も簡単。親子でカップルでグループで。それぞれの視線の違いが楽しめるかも!?
このほか、館内1階にはミュージアムショップやサイエンスライブラリー&カフェがあります。ものづくりラボとサイエンスラボでは、週末を中心に実験イベントを開催。授乳室も完備です。
写真:麻生 のりこ
地図を見る2階は光・宇宙・力・音ゾーン+新技術コーナーに分かれています。
「光ゾーン」では、目の仕組み、視覚のふしぎ、光ファイバーの仕組みなど、身近なものから光技術についてまでを学べます。とはいえ、難しいことは言いっこなし!
色当てチャレンジやカラーミキサーなど、大人も子どもも楽しめる展示アイテムがいっぱい。シューティングゲームで腕を競い合いましょう!
写真:麻生 のりこ
地図を見る「宇宙ゾーン」ではゲームやクイズで、宇宙について知ることができます。地球と宇宙の関係は、こちらのアクティブ・スペース・ミッションで。一度に10人まで対応できるクイズ形式で、問題を選ぶことができますよ。
写真:麻生 のりこ
地図を見る探査機の航行の方法をイメージしたスイングバイの遊び方は簡単。手元にある装置から白い球を発射し、ステージ隅にある3ヶ所のポケットに入れるだけ。でもこれがなかなか難しいんです。
天体の重力を表した穴に引き寄せられる力を利用し、加速させたりコースを変えたりして、ポケットを狙います。球を落とさずにポケットへ入れることができるのか、見ているだけでもドキドキ。
2階の光ゾーンと宇宙ゾーンの間には、キッズ・サイエンス・ランドと授乳室があります。
写真:麻生 のりこ
地図を見る「力ゾーン」では、地元企業の協力によるバイクや自動車のシミュレーションゲームが大人気!
こちらのアクティブ・パワー・コースターは、上から転がるボールが落ちる様子を観察するもの。コーナーをぐるりと取り囲んでいるアクリル板には、時折、ボールが転がる時に発生する力についての画像が映し出されます。まずは転がすことからスタート。
"ものづくりのまち"浜松はヤマハ、河合楽器、ローランドなど楽器メーカーの創業地。「音ゾーン」の展示にも地元企業の協力によるものが多数あります。
こちらは一度に4人まで体験できるアクティブ・サウンド・ライブ。メロディ、チェロ、ベース、リズムに分かれ、音程やリズムに合わせて腕を動かすことにより曲を完成させましょう。コツを掴むまでは難しく感じるかもしれませんが、百聞は一見にしかず。一度試してみて!
このほかに、聴力チェックや、おでこで聴こうなどが。アテレコ体験も人気です。救急車のサイレンの聞こえ方が気になる方は、こちらのゾーンへどうぞ。
写真:麻生 のりこ
地図を見る「みらいーらコア」は科学館の中心部分となる中2階。1日3回サイエンスショーが行われる、みらいーらステージと、簡単な工作が楽しめる、みらいーらテーブルが背中合わせになっています。
ステージではサイエンスショーが毎日開催されます。身近な道具を使った家でもできる実験を取り入れつつ、科学館ならではの大掛かりな仕掛けも登場。
写真:麻生 のりこ
地図を見る実験の結果がどうなるのか観客の反応を見たり、時にはショーへ誘うことも。科学への敷居を下げつつ、原理を教えてくれます。
ショーの様子は建物の中心にある大型スクリーンにも映し出されるので、2階からも見ることが。席が取れなくても諦めないで。
なお、サイエンスショー開催時間は、平日と土日祝日および夏季では開催時間が異なります。詳しくは文末の「関連MEMO」から公式サイトをご覧ください。
写真:麻生 のりこ
地図を見るみらいーらテーブルでは、簡単な実験や工作を体験できるミニワークショップを毎日開催。参加料は1回100円〜。内容は定期的に変わります。
写真:麻生 のりこ
地図を見るノーベル物理学賞受賞に、浜松市内の企業が関与していることをご存じでしょうか?
岐阜県にある観測装置「スーパーカミオカンデ」の内部を覗いてみると、そこに浜松にゆかりのある技術が見つかります。宇宙ゾーンにあるカミオカンデVRという展示で確認してみて!
新技術コーナーでは、宇宙開発に携わる地元企業の展示も人気です。
写真:麻生 のりこ
地図を見る2014年には浜松出身の天野教授がノーベル物理学賞を受賞しました。こちらのコーナーでは、青色発光ダイオードの研究開発の軌跡を紹介しています。
写真:麻生 のりこ
地図を見る実際に自分の手で発光させる展示も! この青色LEDが開発されたことにより光の三原色が揃い、白い光を効率良く作ることができるようになりました。
天野教授は2015年に浜松科学館の名誉館長に就任。同館の西側散策路は、夕暮れどきになると足元が青色LEDで照らされます。一日遊んで帰る途中に見てくださいね。
3階のプラネタリウムは別料金になりますが、椅子、床、スクリーンもリニューアル。ドーム内ではオリジナル番組を日替わりで生解説します。浜松の極上の夜空を、ぜひご覧ください。
住所:静岡県浜松市中区北寺島町256-3
電話番号:053-454-0178
アクセス:JR「浜松駅」から東へ徒歩約7分
東名高速道路「浜松」I.Cより約25分、「浜松西」I.Cより約30分
開館時間:9:30〜17:00(入場は16:30まで)
※夏季の一部の期間(2019年は7月20日〜9月1日まで)は9:30〜18:00(入場は17:30まで)
料金:
常設展入場料 大人600円、高校生300円、中学生以下無料(当日に限り再入場可能)
常設展入場料+プラネタリウム1回分観覧料 大人1,100円、高校生550円、中学生以下無料 ※団体割引あり
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)・年末年始(12/30〜1/2)ほか
2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/19更新)
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