花火を知るなら「はなび・アム」秋田・大曲の最新鋭花火資料館

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花火を知るなら「はなび・アム」秋田・大曲の最新鋭花火資料館

花火を知るなら「はなび・アム」秋田・大曲の最新鋭花火資料館

更新日:2019/08/06 15:03

やた 香歩里のプロフィール写真 やた 香歩里 鈍足の旅人、地域の魅力発掘人、花火鑑賞士

秋田県大仙市といえば、日本三大花火の1つ「大曲の花火(全国花火競技大会)」が開催される花火のまちとして知られています。ここに2018年、「はなび・アム」が生まれました。花火の歴史や製造方法などの展示のほか、花火シアターで「大曲の花火」の映像を見ることができたり、実物大の花火玉のレプリカに触れたり、花火をデザインしてヴァーチャルで打ち上げたり! 花火に興味をもったらぜひ、「はなび・アム」へ!
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花火のまちに誕生した新しい花火資料館

花火のまちに誕生した新しい花火資料館

写真:やた 香歩里

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秋田県大仙市の大曲地区は、毎年夏に開催される「全国花火競技大会」、通称「大曲の花火」で有名です。そんな大仙市に2018年、花火の文化的価値の向上や継承、その発展などを目的に、花火伝統文化継承資料館「はなび・アム」が誕生しました。伝統文化継承というと何やら難しいイメージですが、いえいえそんなことはありません。子供が見て触って体感できる展示もあれば、大人がじっくり読み込む展示もある、花火の魅力がぎっしり詰まった資料館です。花火資料館は全国に3つありますが、その中で最も新しく、様々な新しい技術を取り入れています。

さてどんな展示があるのでしょう? エレベーターに乗って4階から見て行きましょう。

花火のまちに誕生した新しい花火資料館

写真:やた 香歩里

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「はなび・アム」は4階建て。1・2階は生涯学習エリアとなっており、研修室や多目的ルームがあります。見学できるのは3・4階の花火伝統文化継承エリアです。

4階は、大きな窓から大曲の街が見渡せる展望展示ホール。明るい開放的なホール内には、花火関連の展示がいっぱい! 壁には花火の歴史や、花火の種類や楽しみ方、全国各地の花火大会などについての説明が。全部読んだら完璧な花火通になれそうですが、なんとなく眺めていても、写真や図がたくさんあるので十分楽しめます。

花火のまちに誕生した新しい花火資料館

写真:やた 香歩里

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難しい文字ばかりの展示だと疲れる、子供が飽きちゃう…そんな方も大丈夫。上の写真の円盤には、天井に設置されたプロジェクターにより、真ん中の白い部分に映像が映し出されるようになっていて、近づくと花火づくりの工程が映像でも見られるようになっています。ほかに、大型モニターで花火工場の内部を360度見渡すことができるヴァーチャル見学も。

花火玉レプリカにはなびシアター、楽しい展示がぎっしり

花火玉レプリカにはなびシアター、楽しい展示がぎっしり

写真:やた 香歩里

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花火玉のレプリカも展示されていて、触ったり持ち上げたりすることもできます。

花火玉は、5号玉、10号玉などのように数字で呼びますが、この1号分の大きさは約3cmなので、3号玉ならおおよそ直径9cm、5号玉なら15cm、10号玉なら30cmほどの大きさがあります。重さも花火玉と同程度に再現しているので、ぜひ、持ち上げてみてください。

花火玉レプリカにはなびシアター、楽しい展示がぎっしり

写真:やた 香歩里

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こちらは5号玉で、直径約15cm、重さは約900g。小さいように見えますが、実際に打ち上げた時には直径約150mの花火が開きます。ちょうど両掌で抱えるくらいのこの花火が約千倍もの大きさに広がるのです。東京の隅田川花火大会で打ち上げられる最大の花火はこの5号玉。広い打上場所を確保できない都市部では、5号以下の花火玉が大活躍しています。

花火玉の展示は3号玉・5号玉・7号玉・10号玉・20号玉がありますが、持ち上げられるのは約8.5kgの10号玉まで。20号玉は約60kgもあるのですが、こちらはさすがに持ち上げることができないようになっています。

花火玉レプリカにはなびシアター、楽しい展示がぎっしり

写真:やた 香歩里

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4階にある「はなびシアター」は、高精細な映像で大曲の花火を見ることができます。正面のほか天井と左右にも映る4面スクリーンで大迫力! 大曲の花火のダイジェスト映像など、10分前後のプログラムが上映されています。

※はなびシアター内は撮影禁止です。特別に許可を得て撮影しています。

はなび創作工房でヴァーチャル花火打ち上げ体験!

はなび創作工房でヴァーチャル花火打ち上げ体験!

写真:やた 香歩里

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4階でぜひ見ておきたいのが「はなび創作工房」。自分でデザインした花火がスクリーンに映し出されます。

制限時間は5分。左手の箱の中にある花火の「星」を、中央の丸い「花火玉」に好きなように置いていきます。並べ終わったら、打ち上げボタンを押して、正面のスクリーンで花火を確認! 「星」の色は8色、色が変化する星や点滅する星もあるので、無限にパターンを作れます。

実際にどのように見えるのか?動画にしましたので、ぜひご覧ください。

動画:やた 香歩里

打ち上げ時間は約30秒。この時間内なら何度でも打ち上げられますし、星の配置を変えて打ち上げることもできます。動画にあるように、まん丸い花火だけじゃなく、星型の花火や、四角い花火などにチャレンジすることもできますよ。花火師さんの気分になって、いろんな花火を打ち上げてみてください。

3階の花火資料室は多彩なテーマで資料を展示

3階の花火資料室は多彩なテーマで資料を展示

写真:やた 香歩里

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3階は花火資料室になっており、さまざまなテーマで企画展示をしています。写真は2019年7月22日までの展示のもので、7月30日からは「全国花火競技大会 受賞作品展」が開催されています。花火資料室では定期的に展示替えをしており、内容によっては大幅にレイアウトも変更して、変化し続ける、生きた展示を展開しています。全体的な展示替えは2月・8月前後に行われます。

また資料室の奥には、影絵作家・藤城清治氏の作品「大曲の花火」のレプリカが展示されています。水に反射して美しく揺れ、合わせ鏡で無限に広がる不思議な世界は必見です。

※花火資料室は撮影禁止です。特別に許可を得て撮影しています。

3階の花火資料室は多彩なテーマで資料を展示

写真:やた 香歩里

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資料室内にあるモニターでは、「大曲の花火」の大会提供花火(目玉プログラムの1つのワイドスターマイン)の映像を見ることができます。「はなびシアター」に比べれば画面は小さいですが、30年以上前の画像まで遡って見ることができるので、花火好きにはたまりません。

3階の花火資料室は多彩なテーマで資料を展示

写真:やた 香歩里

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この模型、何の模型だかわかる人はかなりの花火通です。これはかつて「大曲の花火」で上げられたワイドスターマインの設置模型です。花火の設営は素人は近くで見ることができませんから、このような形で見られるのは貴重。比較的よく展示されていますが、常設展示ではないので展示内容によっては見られないこともあります。

深くも気軽にも楽しめる「はなび・アム」

深くも気軽にも楽しめる「はなび・アム」

写真:やた 香歩里

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1階のエントランスホールには「大曲の花火」の歴代受賞社(者)の名前がずらりと展示されています。花火大会の盛んなところが必ずしも受賞社(者)が多いというわけでもなく、意外に思われる地域の花火会社の名前があるかもしれません。あなたの住む都道府県の花火会社の名前もあるかも?

深くも気軽にも楽しめる「はなび・アム」

写真:やた 香歩里

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「はなび・アム」の隣には平屋の別館(旧産業展示館)があります。かつての秋田藩主佐竹侯の御本陣だった建物を再建したどっしりした和建築。例年、全国花火競技大会「大曲の花火」開催時期には特別企画展が開催されますので、「はなび・アム」訪問の際にはぜひ立ち寄ってみてください(展示期間は8〜10月)。

深くも気軽にも楽しめる「はなび・アム」

写真:やた 香歩里

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自動販売機やベンチにも、あらゆるところが花火づくしの「はなび・アム」。壁や床にも注目してみてくださいね。

こちらは基本的に自由見学なので、花火が大好きな人は心ゆくまで見ることができますし、なんとなく入っちゃった人も、目についたところだけを気軽に楽しめばOK。お子さんの夏休みの自由研究のテーマにもいいいですね。

花火を知って、より深く花火大会を楽しんでください!

はなび・アムの基本情報

住所:秋田県大仙市大曲大町7-19
開館時間:(3・4階)9:00〜16:00
休館日:月曜日(月曜日が祝休日にあたる場合は翌平日)、年末年始
入館料:無料
電話番号:0187-73-7931
アクセス:JR大曲駅から徒歩約10分

2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/06/29 訪問

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