長谷寺を彩るあじさいの見所は、「あじさいの径(こみち)」と呼ばれる眺望散策路にあります。山肌を彩るあじさいの斜面を登れば、鎌倉の街並みや由比ガ浜、更には三浦半島や相模湾をも一望できます。
斜面のあじさいは散策路を登らなくても見上げることはできますが、あじさいに囲まれた散策路を歩き、上から見下ろす景色は格別!
長谷寺を訪れた際は、眺望散策路の見学は外せません。
あじさいは同じ株でも、土壌や根から吸収される成分によって色が変わります。そして、あじさいは「七変化」といわれ、咲き始めは薄緑ですが、そこから青やピンクや紫などの色に変わっていきます。
その為、例年同じように植えられていても、まったく同じ色合いを見せることはありません。
そんな「移り気」という花言葉がぴったりのあじさいですが、長谷寺では特に種類が多いため、たくさんの色合いを楽しむことができます。
長谷寺境内にある経蔵(きょうぞう)は斜面の下にあり、あじさいの径の終点でもあります。周辺は竹林になっていて、建物やあじさいとの競演がとても美しいです。
この経蔵は内部に回転式の書架を備えてあり、書架を時計回りに一回転させることで、一切経読んだと同じ功徳が得られるとされています。
回転書架は保護の為、観音ご縁日の毎月18日と、正月三ヶ日のみ回すことができます。
長谷寺はあじさいのシーズンになるとテーマパークかと思うくらいの混雑になります。あじさいの径は入場制限の整理券が配られ、平日でも1時間待ち、休日ともなると2時間以上待つ場合があります。
朝8時から入場できますが、9時くらいから人はどんどん増えてゆくので、出来れば朝一番に行きましょう。
混雑に巻き込まれてしまったら、まず最初にあじさいの径の整理券をもらってから境内を見学しましょう。
境内は菖蒲の花が美しい庭園や、可愛い『なごみ地蔵』、海が見える見晴台、洞窟など、見所がたくさんあります。
長谷寺の境内には海光庵(かいこうあん)という食事処があり、由比ヶ浜を店内から望みながら食事をすることができます。
『お寺のカレー』や『お寺のパスタ』などのメニューがあり、お肉は入っていないお寺らしい食事です。
海光庵のおすすめは『華麗なるうどん』で、その名の通りカレーうどんです。麺がもちっとした食感で、スパイスがしっかり利いているのにスープがさっぱりしていてとても美味しいです!名前負けしていないうどんなので、ぜひご堪能下さい。
鎌倉は、長谷寺の他にもあじさいの名所が多いので、あじさい巡りの鎌倉散歩はおすすめです。
あじさいは雨が降っても風情があるので、ぜひ梅雨のしっとりとした鎌倉に行ってみて下さい!
長谷寺境内の花の状況は、HPに掲載されます。
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(2024/10/15更新)
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