写真:トラベルjp NEWS
地図を見る斎藤茂太賞とは、長年にわたり世界と日本の旅行文化の発展に貢献した日本旅行作家協会創立会長である斎藤茂太氏の功績を讃えて、その志を引き継ぐために創設されたもの。
今回は2018年に出版された紀行・旅行記、旅に関するエッセイ及びノンフィクション作品を対象として選出されました。
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地図を見る第4回斎藤茂太賞を受賞したのは、たかはたゆきこさんの『おでかけは最高のリハビリ!要介護5の母とウィーンを旅する』(雷鳥社)。
脳出血によって要介護5になった母とともに、40代独身・介護離職した著者が音楽の都ウィーンを目指した怒涛の3年間が描かれています。
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地図を見る会場には、受賞者のたかはたゆきこさんとお母様の姿(写真)も。たかはたゆきこさんにはクリスタルトロフィーと30万円が贈られました。
たかはたゆきこさんは受賞スピーチで「介護をしていても、されていても、おでかけを通して人生を楽しむことができる。それを皆さんに伝えたくて、たくさんの人に伝えたくてこの本を書きました」と真摯に語っていました。
斎藤茂太賞の発表に続いて、今回の授賞式から「旅の良書2019」の授賞もスタート。中学生以上を対象として、旅の持つさまざまな魅力を読者に伝えてくれる優れた書籍を選出する賞です。
「旅の良書2019」の受賞作品はこちら。
・清水浩史『深夜航路 午前0時からはじまる船旅』(草思社)
・渡辺憲司『いのりの海へ ― 出会いと発見 大人の旅』(婦人之友社)
・藻谷浩介『世界まちかど地政学 90カ国弾丸旅行記』(毎日新聞出版)
・内田洋子『モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語』(方丈社)
・森まゆみ『「五足の靴」をゆく 明治の修学旅行』(平凡社)
・角幡唯介『極夜行』(文藝春秋)
・大畠順子『離島ひとり旅』(辰巳出版)
・芦原伸『森の教え、海の教え 〜 辺境の旅から』(天夢人)
・花房ゆい『遊廓へ ― 女子ひとりで街歩き』(柏書房)
・内田宗治『外国人が見た日本 「誤解」と「再発見」の観光150年史』(中央公論新社)
※2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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