高山の古い町並みから歩くこと数分のところにある「飛騨高山レトロミュージアム」は、廃業した土蔵造りの蔵をリノベーションして造った博物館。昔ながらの造りの建物内は急な階段があるなど、建物自体からも昭和を体感できるようになっています。
館内に入ると昭和レトロ感満載の展示物に目を奪われますが、まずはじっくりと建物の造りをご覧ください。二階に上がる急階段はもちろん、使われている梁なども、太くて頑丈なものです。冬が厳しい高山の建物は、雪の重みにも耐えられるようにしっかりと造られています。
入口から進むと、まず最初に小学校の教室が目に入ります。そして、教室の外の廊下部分には懐かしいアイドルが宣伝する学生服のパネル、昭和38年頃誕生した、薬局の店頭カエル「ケロチャン」など、なつかしさにあふれた展示物が並びます。
教室内に入ってみましょう。机や椅子、ランドセルはどれも小さく見えますが、当時はこの大きさのもので勉強していました。置かれている筆箱などの筆記用具も、男の子のもの、女の子のもの、当時はやっていたアニメのもの、さまざまな懐かしグッズが置かれています。
教室の横には券売機があります。実はこの「飛騨高山レトロミュージアム」では、午前11時から午後3時まで、教室内で学校給食を食べることもできます。
アルマイト食器を使った当時の給食を再現したメニューで、揚げパンやソフト麺、ミルメークなどが用意されています。
順路に沿って進んで行くと、昭和の町並みが再現されていたり、当時の自転車やバイクなども展示されていて、実際に見て触れることもできます。
ホーローの看板、昭和の名優の映画ポスターなど、ひとつひとつじっくり見ていく方もいらっしゃいます。
フィギュアコーナーはさすがにケースの中での展示です。ケース内にはマニアが喉から手が出るほど欲しがるような、入手不可能なフィギュアまでありますし、数十万円以上の価値があるブリキのおもちゃも展示。さすがにこのケース内のものは、手に取って遊ぶことはできません。
ミュージアム二階では、おばあちゃんの家に遊びに来たかのような体験ができます。昭和のおもちゃやファミコンなどのテレビゲームで実際に遊ぶことも可能。今では見なくなったブラウン管テレビで遊ぶテレビゲームは、大人が夢中になることもあるとか。
再現された町並みは、看板やポスターだけでなく、床から天井まですべてご覧ください。赤電話の公衆電話や電話ボックス、綿菓子の機械、軒先に干してある洗濯物まで、昭和の風景を忠実に再現してあり、映画のセットのようです。
真空管から出るレコードの音を聞くことができる、AMI製のジュークボックス。1曲100円で実際にレコードをかけられます。蓋をあければレコードが入れ替わるところも見られます。
昭和のアイドルのシングルレコードが並べられ、自分のファンだったアイドルを探すのも楽しいです。
温泉地などにはよくあったスマートボールも、実際に使うことができます。館長さんがこまめにスプリングを調整してくれるおかげで、今でもこうして遊ぶことができます。
リアルな再現は町並みだけでなく、店舗にも及びます。町のお医者さんの雰囲気がたっぷりの医院であったり、今でも田舎にありそうな床屋さんだったり、調度品などの状態もかなりよいので、インスタ映えもしますよ。
なつかしいパチンコ台が並んだコーナーでも、実際のパチンコを体験できます。ここではお子さんでも堂々とパチンコ遊びができますよ。
「飛騨高山レトロミュージアム」は、ペットとの入館もOK。ミュージアムと名前が付いていますが、かなり自由度が高いミニテーマパークと呼んだほうがいいでしょう。
駄菓子屋さんがあったり、スマホ撮影の自撮り三脚や無料Wi-Fiも完備。撮って、触って、遊んで、食べて、さまざまな楽しみ方ができるミュージアムです。
住所:岐阜県高山市神明町4丁目7
電話番号:0577-70-8384
アクセス:高山中心地の中橋(赤い橋)から南へ徒歩1分、市政記念館の南
2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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