夏のアウトドアにピッタリ!鳥取・雨滝の水飛沫で暑さを吹き飛ばせ!

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夏のアウトドアにピッタリ!鳥取・雨滝の水飛沫で暑さを吹き飛ばせ!

夏のアウトドアにピッタリ!鳥取・雨滝の水飛沫で暑さを吹き飛ばせ!

更新日:2019/08/14 13:07

津田 泰輔のプロフィール写真 津田 泰輔

年々厳しくなる夏の暑さ。外出したいけど、アウトドアで汗をかくのもちょっと…という人にオススメなのが「滝巡り」。遊歩道が整備されている場所ならば、登山ほど頑張る必要もなく、簡単に滝前に辿り着くことができる。鳥取県の雨滝は駐車場から徒歩5分というお手軽滝で、高さ40メートルから一気に水が落ちる大迫力の滝姿と舞い上がる水飛沫で、夏でもひんやり涼しい空間が堪能できる夏にピッタリの納涼スポットになっている。

扇ノ山の麓、雨滝渓谷

扇ノ山の麓、雨滝渓谷

写真:津田 泰輔

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雨滝は、鳥取県と兵庫県の県境にある扇ノ山を源流として、その山麓にかかる滝である。扇ノ山は水の豊富な山で周辺には数々の名瀑がかかっているが、鳥取県側の代表的な滝が「日本の滝百選」にも選ばれているこの雨滝である。
鳥取市から車で30〜40分ほどの距離で鳥取砂丘を見た帰りに立ち寄ることもできる場所。駐車場も20台ほど停められるスペースがあるので、自動車移動であれば比較的容易に訪れることができる。

雨滝以外にも周辺にはたくさんの滝がかかっていて、この一帯は雨滝渓谷とも呼ばれている。雨滝までは遊歩道が整備されているので普段着でも大丈夫だが、それより奥の滝は登山道のためにそれ相応の装備が必要になる。駐車場近くに案内板があるので、雨滝に向かう前に一度確認しておいて欲しい。

扇ノ山の麓、雨滝渓谷

写真:津田 泰輔

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滝へのアプローチは駐車場の先にあるこのような下り坂を降りていくだけという何とも簡単なもの。簡単すぎて物足りないかもしれないが、坂道を降りて川に近づくにつれて、少し冷んやり湿った空気に変わるのを感じて頂きたい。

水が集まる空間

水が集まる空間

写真:津田 泰輔

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坂道を降りてくれば正面に雨滝の雄姿が見えるのだが、その手前にも小さな滝があり、こちらもチェックしたい。

降りて左側の崖から染み出してくる湧水が滝になって落ちている。布引の滝という名前の通り、白い布を垂らしたような流れである。水量こそ物足りないが、地下水がそのまま滝になっているので、1年中枯れることなく流れている。そして水の染み出してくる部分だけ青々とした苔と草が生えていて、命の水のようになっている。

水が集まる空間

写真:津田 泰輔

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反対側の右側の斜面には佛谷の滝と呼ばれる小さな流れが落ちてきている。滝と呼べるほどの落差はないのだが、何より目を奪われるのが、苔むした岩の間を流れる白い水の流れ。天気が良い日なら日差しが差し込んで、その美しさはさらに神秘的な光景になる。

布引の滝と佛谷、そして雨滝。それぞれが違う谷から水が集まっている場所なので、常に水を含んだ空気に包まれていて、夏でも冷んやりとした感じを受けることだろう。

日本百選の滝「雨滝」

日本百選の滝「雨滝」

写真:津田 泰輔

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雨滝は坂道を降りて正面に見えてくる。巨木の間から白い塊が落ちているのが雨滝の本体だ。

手前に見えているカツラの木も雨滝のカツラと呼ばれていて、幹周りは8メートルもある巨木だ。江戸時代には20メートルもあったという記録があるが、落雷で中央幹が失われ周りのひこばえだけ残ったという。
もともとカツラの木は綺麗な水が豊富にある場所にしか自生しない。常に雨滝の水飛沫が飛んでくるこの場所だからこそ、主幹を失った後もこうして大きく成長したのだろう。

日本百選の滝「雨滝」

写真:津田 泰輔

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雨滝本体は巨大な岩壁からダムの放水のように一気に落ちてくる、文句なしの直瀑。手前の岩場を越えていけば滝壺も見ることができるのだが、叩きつけられた水が大量の水飛沫を上げているのでかなりずぶ濡れ覚悟で接近する必要がある。濡れた岩は滑りやすくもなっているので、注意したい。

また落ちてくる水と一緒に大量の空気も運ばれてくるので、滝前は非常に強い風が舞っていて、まさに暴風雨状態。水量が多い日ならこれだけ離れていても水飛沫が飛んでくるぐらいだ。

滝壺に打ち付けれられる水音が轟音となって響き渡るため、近くではほぼ会話ができるような状態ではない。滝前の岩場で滝を眺めていると、気がついたら後ろに別の観光客がたくさん待っていたというのもよくあるパターンなので、たまには後ろを振り返って状況を確認してみよう。

時間と体力があればもう一つの滝へ行ってみよう

時間と体力があればもう一つの滝へ行ってみよう

写真:津田 泰輔

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ほとんどの観光客は雨滝だけ見て帰るのだが、時間と体力があればもう一つの滝と雨滝を上から見下ろせる場所にも立ち寄ってみて欲しい。

雨滝の手前に橋があって対岸に渡ると、山の斜面を登っていく階段がある。結構な高さがあるので、お手軽にとは言えないが、頑張って登っていくと雨滝の展望所にたどり着くことができる。

時間と体力があればもう一つの滝へ行ってみよう

写真:津田 泰輔

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雨滝の展望台になっているのだが、そこまで眺望は良いとは言えないものの、雨滝が放物線を描いて落下していく様を見ることができる。

ここまで来る観光客は少ないので、いつも雨滝を独り占めできるだろう。下から滝を眺めるのと上から見下ろすのはまた趣が異なって面白い。

もう一つの名瀑「筥滝」

もう一つの名瀑「筥滝」

写真:津田 泰輔

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滝好きの間では割と有名なのだが、雨滝の奥、もう一つ隣の谷筋に「筥滝」呼ばれる大きな滝がかかっている。雨滝より筥滝の方が好きな人もいるくらい見応えのある滝なので、普通の滝だけでは満足できない方は一緒に訪れて欲しい。

雨滝から500メートルほどの距離で、道も遊歩道ではなく登山道の域に入ってくるのである程度覚悟して行く必要がある。極端に危険がある場所はないのだが、時折崖が崩れて通行止めになってしまうことも多いので、事前に鳥取市のホームページなどをチェックして欲しい。

もう一つの名瀑「筥滝」

写真:津田 泰輔

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これが筥滝の正面からの写真。2段になっていて上段はブロック状の柱状節理の岩の間を滑り落ちる滝で、雨滝とはまた趣の異なるすばらしい滝である。滝の右岸には木の階段があって、上段の滝壺まで行くこともできる。滝にかなり近づくことができるので、こちらも体いっぱいに水飛沫を炙ることができるだろう。

癒しと冒険心を同時に満足させる場所

雨滝は古来より神聖な地として、修行や信仰の対象として大事にされてきた場所。その理由は雨滝を訪れた時の周りの雰囲気ですぐにわかるだろう。
周囲から水が集まってくるような空間で、その水に育まれた緑が明らかに他の場所とは異なるほど生き生きと生い茂っている。なんというか生命力に溢れる場所なのである。

滝の巻き上げる水飛沫が辺りの空気を冷やして夏でも涼しく、滝に近づけば豪快に叩き落ちる水に冒険心をかきたてられる。さらに冒険をしたいならば、筥滝まで道中がお手軽なリアル冒険になる。
子供からお年寄りでも楽しめるスポットなので、鳥取砂丘の帰りにでも熱くなった体を冷やしに立ち寄ってみてはいかがだろうか。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/04/21 訪問

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