写真:村松 佐保
地図を見る街の一角に在る鳥居をくぐると、境内は参拝客の熱気に包まれています。御祭神は「源頼政公、崇徳天皇、大物主神」。不幸の連続に打ちのめされた崇徳天皇が、人々が自分のように辛い思いをしないようにと護って下さる神社、として知られています。
「縁」という言葉を耳にすると、「男女の縁」を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、他にも私たちは様々な「縁」に取り囲まれています。病気、酒、煙草、賭事・・・など。『安井金比羅宮』は、自らを惑わすものとの縁を切り、ポジティブに生るためにご利益がある神社です。
また、マリンスポーツを楽しまれる方の「海上安全」や、あらゆる交通に関わる災難からお守りいただく「交通安全」の御神徳もあります。京都観光で人気の祇園近くに位置する神社に、ぜひ足を延ばしてみてください!
安井金比羅宮の詳細は、下記[MEMO] 安井金比羅宮 をご覧ください。
写真:村松 佐保
地図を見る写真は『縁切り縁結び碑(いし)』という、願かけをする巨大な石です。多くの方々からとても頼りにされていますので、お願い事が書かれたお札で、碑が見えないほどです。
『安井金比羅宮』ならではの、ユニークな願かけ方法をご紹介いたします。手順は以下の『5つ』です。
【1】ご本殿にお参りをします。
【2】「形代(かたしろ)」というお札をいただきます。(100円以上のお志を賽銭箱に納めます。)向かって左側に「切りたい悪縁」を書き、右側に「結びたい良縁」を書きます。裏には氏名も忘れずに。また内容が多くなったら裏まで書き込んでいいそうです。
【3】形代を手に持ったまま、まず碑(いし)の前で願い事を念じます。そして碑の表側から、思いを念じながら、裏側にくぐり抜けます。
【4】また形代を持ったまま、裏側から表に向かって、念じながらくぐって戻ります。
【5】最後に形代を「縁切り縁結び碑」の好きなところに貼れば終了です。(糊は用意されています)
お参りをされた際は、ぜひ体験してみてください!
写真:村松 佐保
地図を見る『安井金比羅宮』では、年頭の祭儀「歳旦祭」に始まり、「節分祭」「春季金比羅大祭」「櫛まつり」「秋季金比羅大祭」「終い金比羅祭」・・・など、年中行事が盛りだくさんです。
中でも9月に行われる「櫛まつり」は、使い古した櫛やかんざしに、感謝を込めて供養する祭りで、時代風俗行列が祇園界隈を練り歩く、時代絵巻とも言える風情ある行事です。
写真は「櫛まつり」が行われる「久志(くし)塚」(櫛塚)と言われるもので、皆様から寄せられた櫛を納めるための「塚」です。女性の命ともいわれる髪を引き立てる櫛をお祀りすることで、女性の美容・美顔・美髪にもご利益があります。美容に従事する方々からも、厚く信仰されている神社です。
『安井金比羅宮』ならではの年中行事も、味わってみてはいかがですか!
悪縁を切り、良縁を結ぶ神社『安井金比羅宮』は、いかがでしたでしょうか。立地が良いので、少しだけ空いた時間に訪れることもできます。ご自分の京都散策マップにキープして、ぜひ足を延ばしてみてください!
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
村松 佐保
大自然に惹かれて、東京から群馬県の嬬恋村に移住しました。私の住まいは村の南部で、長野県寄りの標高の高い地域です。周囲には豊かな自然が広がり、四季の移り変わりを肌で感じる日々を送っています。鴬のさえずり…
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