写真:藤谷 愛
地図を見る宮島と言えば世界遺産「嚴島神社」。平清盛をはじめ、時の権力者が厚く信仰していました。平安時代から続く朱色の社殿と大鳥居は、フェリーからの眺めがベスト!背後にそびえる弥山の深い緑との素晴らしいコントラストを生み出します。
写真:藤谷 愛
地図を見る宮島へ渡ったら、嚴島神社を参拝する前に是非丘の上に立つ豊国(ほうこく)神社へ。
豊臣秀吉が1587年に建立を命じた経堂ですが、完成前に秀吉が亡くなった為、未完のまま現在に至っています。雨戸も何もない写真の千畳閣からは、夏には豊かな緑、秋には美しい紅葉、春にはやわらかな桜景色と、四季折々の自然と嚴島神社のコラボ風景を楽しむことができます。
写真:藤谷 愛
地図を見る豊国神社からの景色や五重塔などを堪能したら、嚴島神社へ参拝。社殿は平安貴族の館のような寝殿造りで、廻廊で結ばれています。この廻廊のおかげで社殿を見学しながら、いろいろな角度で嚴島神社の美しい景色を楽しむことができます。
自然と調和した豪華な建築とそれにまつわる深い歴史、日本古来の宗教的特徴などが認められ、1996年に世界遺産に登録されました。
写真:藤谷 愛
地図を見る「嚴島神社への厚い信仰=出世間違いなし」とまで言われた日本有数のパワースポット。社殿を去る前には是非おみくじで運試しを!
豊国神社と嚴島神社の見学で約1時間半ほど。深い歴史や自然、仏教文化をさらに満喫するには、真言宗御室派の大本山「大聖院」の見学、ロープウェイを使用しての弥山登頂など、半日〜1日の計画でお出かけください。
<嚴島神社の基本情報>
住所:広島県廿日市市宮島町1−1
電話番号:0829-44-2020
アクセス:宮島桟橋から徒歩10分
※2019年9月現在、大鳥居の修復を行っており、工事中大鳥居の景観が写真とは異なります。工事の終了時期など最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
写真:藤谷 愛
地図を見る宮島観光が終わったらフェリーでJR宮島口に戻り、ここでお待ちかねのランチ。外せないのはやはり宮島名物「穴子飯」でしょう。
数ある穴子飯の名店の中でもおすすめなのが、明治34年創業の「あなごめし うえの」(以下、うえの)です。
写真:藤谷 愛
地図を見る「あなごの白焼き」と地酒に始まり、肉厚穴子の蒲焼がご飯にのって出てくる「あなごめし」(写真は特上)を堪能するのが、うえのでのおすすめの楽しみ方。白焼きもあなごめしも味、食感、薫りどれもが最高の貫禄です。
店内飲食の他、お弁当を指定の日時に店頭で受け取ることもできます。これなら宮島観光にもたっぷり時間をかけ、売り切れの心配なくうえののあなごめしを楽しむことができます。
*お弁当予約の詳細は下記「関連メモ」にあるお店の公式HPをご確認ください
<あなごめし うえのの基本情報>
住所:広島県廿日市市宮島口1-5-11
電話番号:0829-56-0006
アクセス:JR宮島口駅から徒歩3分
写真:藤谷 愛
地図を見る見どころが多く歩き疲れた宮島観光後の宿泊におすすめなのが、宮島から一番近い海沿いの温泉郷・宮浜温泉での滞在です。
今回ご紹介するのは「旅館 かんざき」。無料送迎(要事前予約)の拠点となるJR大野浦駅まではJR宮島口駅からたったの2駅!宮浜温泉郷は目の前に宮島の美しい緑と海が広がるとても静かな場所。静かに温泉に浸かってゆったり過ごしたい大人旅にはぴったりの宿です。
写真:藤谷 愛
地図を見るお風呂は大浴場利用となります。緑豊かなお庭に囲まれた大浴場で、歩き疲れた体をリラックスさせることができます。
宮浜温泉はラドン含有率が高いのが特徴で、自律神経の調整、消炎、免疫向上などに効果があると言われています。また入浴後もポカポカが持続するので秋からの滞在にもおすすめです。
写真:藤谷 愛
地図を見るお風呂でゆっくり体を癒した後はそのまま食事会場へ。
夕食は瀬戸内の幸がギッシリ詰まった懐石。海が近いのでお魚も新鮮。陶板焼きには穴子が含まれているのもこの地域ならではで嬉しい限りです。写真のお料理の後には魚介を含む熱々の天ぷら、茶わん蒸し、お吸い物にご飯、デザートと続くので、お腹いっぱいになること間違いなし。
季節によっては牡蠣コースなどもあるので、予約時にその時期の特別メニューのご確認を。
<旅館かんざきの基本情報>
住所:広島県廿日市市宮浜温泉1丁目21-42
アクセス:JR大野浦駅まで無料送迎あり
写真:藤谷 愛
地図を見る2日目の午前中は宮浜温泉郷から電車とバスで約50分。世界遺産登録を目指す山口県岩国市の「錦帯橋」を見学。
1673年に完成した初代「錦帯橋」。錦川の川幅と流れの速さ故、何度も流されてきた橋を数十年かけて「流されない橋」に作り替えたのですが、1年も経たず洪水で流出。年内に再建され、その後は改良に改良がくわえられ昭和25年の台風被害まで一度も流されない橋となりました。2001年には「平成の架け替え」が行われ、現在の錦帯橋は4代目となります。
春の桜、夏の鵜飼い、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季折々の景色と木造の建築美の融合が国内外の観光客に人気で、日本の名勝に指定されています。
写真:藤谷 愛
地図を見る「名勝・錦帯橋の美しさはどこから眺めるのがベストか?」
この悩ましい問いに答えるには、とにかく自分の足で歩き回るしかありません。人それぞれで美しく感じるポイントが違うと思いますが、橋の真下もなかなかの眺めです。
写真:藤谷 愛
地図を見る錦帯橋の架かる錦川では、季節ごとに遊覧船に乗ることもできます。春の「さくら舟」、夏の「花火鵜飼遊覧」、秋の「もみじ舟」など、川の上からも錦帯橋の美しさを堪能してみてください。
<錦帯橋の基本情報>
住所:山口県岩国市岩国1丁目2
アクセス:JR岩国駅から路線バスで20分
写真:藤谷 愛
地図を見る錦帯橋周辺では岩国の郷土料理を出すお店があるので、是非岩国寿司や蓮根麺などをランチでチョイスしてみてください。
午後は腹ごなしに歴史散策を楽しんでみましょう。
関ヶ原の戦い後、出雲から移封された吉川広家が築城した岩国城(復元)をロープウェイと徒歩で目指します。
8年がかりで1608年に広家が築城した岩国城でしたが、一国一城令により1615年に取り壊しに。1962年に現在観光できる岩国城が外観復元(写真)されました。
写真:藤谷 愛
地図を見るロープウェイを降りてのんびり天守閣へ向かって歩くと見えてくるのが写真の「大釣井」 (おおつるい)。築城時に作られた大井戸の遺構です。お殿様の非常脱出口だったとも言われており、近くに行ってのぞき込むこともできますが、この中をどのように脱出のために進んだのか、興味が湧くばかりです。
写真:藤谷 愛
地図を見る天守閣に到達する直前にある写真の石垣。実はここが広家が築城した天守閣のあった場所です。現在のお城は錦帯橋からも見えやすいように、わざわざ50メートルほど移動して復元されました。
岩国城の天守閣には様々な資料の展示や展望フロアもあり、その眺望は岩国空港まで見渡せるほど。天守閣に行くまでの道のりは前述したように森林浴気分で数々の遺構を眺められるルートでもあります。是非その行程も楽しんでください。
<岩国城の基本情報>
住所:山口県岩国市横山3丁目
アクセス:錦帯橋から徒歩5分でロープウェイ乗り場、降車後徒歩5分程度で天守閣に到着
県をまたいでの旅となると大変そうなイメージですが、宮島と岩国は近距離にあり、それぞれが一度は訪れてみたい名勝。温泉郷を合間に入れることで親子旅にも喜ばれるルートになります。
世界遺産や日本史、建築美を堪能できる大人旅をお楽しみください!
2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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