チェジュ島の守り神がユニーク!?一度は行きたいトルハルバン公園

チェジュ島の守り神がユニーク!?一度は行きたいトルハルバン公園

更新日:2019/08/12 10:55

makana airiのプロフィール写真 makana airi 週末トラベラー
トルハルバンとはチェジュ島の守り神でありチェジュの象徴とも言えます。チェジュ島出身の芸術家によって作られたユニークなトルハルバンが大集合しているのがこのトルハルバン公園。まっすぐにそびえ立っている姿が一般的ですが、この公園にはラブポーズをしているものやピースサインのもの、楽器を演奏しているものなど珍しい姿を見ることができます。

そもそもトルハルバンって?

そもそもトルハルバンって?

写真:makana airi

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トルハルバンとはチェジュ島の方言で「石のおじいさん」という意味。鼻を触ると男の子、耳を触ると女の子が生まれるという言い伝えもあり、守り神としてチェジュの象徴となっています。

冠帽子と大きな鼻が特徴で、右手を上にしたものと左手を上にしたものが対になっており、2つで1セットとして家やお店の門前に置かれているのが一般的です。昔から厳しく苦しい生活をする人々を癒す役割をしてきました。

そもそもトルハルバンって?

写真:makana airi

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トルハルバン公園は、そんなトルハルバンの様々な姿が見られ、一緒に写真を撮ることのできるテーマパークのような森の中の屋外美術館です。園内は30〜40分程でまわることができます。

チェジュの自然、文化、芸術を通じて「チェジュらしい平和」とは何なのかを問うために、芸術家たちによって作られました。その作品の数は250以上にもなり、今でも年々増え続けているんですよ。

様々な役割を持つ万能なトルハルバン!

様々な役割を持つ万能なトルハルバン!

写真:makana airi

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これは「警戒を表示するトルハルバン」。つまり標識石です。昔、各城に建てられたトルハルバンは、城の中と外を区別するための警戒石としての役割があり、進入禁止を知らせたり道を案内する標識などの機能がありました。

様々な役割を持つ万能なトルハルバン!

写真:makana airi

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これは「守門将トルハルバン」。朝鮮時代、チェジュ島は済州城、大静城、旌義城の3つの行政区域に分かれていましたが、城に入ると守門将トルハルバンがたたずみ、城を守る役割をしていました。その姿は気品もありながら威圧的であることから、どんな強い兵士も敵わなかったとも言われています。

様々な役割を持つ万能なトルハルバン!

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これは「赤ちゃんを授けてくれるトルハルバン」。昔、チェジュ島では子供を授かることができない女性が毎晩トルハルバンの前でお祈りをしていました。

トルハルバンの鼻を削って水に入れて飲むと妊娠するという伝説があり、逆に削った粉をそのまま飲むと流産するという伝説もありました。そのため、あらゆるところで鼻の潰れたトルハルバンを見かけることができるのです。

トルハルバンと一緒に!おすすめフォトスポット

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写真:makana airi

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こちらの包容力があり優しげなトルハルバンは中に2、3人ほど入って一緒に撮影することができます。他にも1人サイズの小さなものや、トルハルバンの手のひらに乗っているかのような大きなものまで様々な種類があります。

トルハルバンと一緒に!おすすめフォトスポット

写真:makana airi

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観光地に行くとよくある顔はめパネルならぬ、顔はめトルハルバンです。裏に石の台が置いてあるので、お子さんでもちゃんとぴったり顔はめできる高さになっています。ちなみに隣には横向きバージョンがあります。

トルハルバンと一緒に!おすすめフォトスポット

写真:makana airi

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このトルハルバン、一見おそ松くんのあのポーズに見えますが実はハートの半分を作っているんです。つまり隣で対照的なポーズをして一緒にハートを作るのが正解。撮影のヒントが書かれているので参考にしてみてくださいね。

トルハルバンだけじゃない!他にも見どころたくさん

トルハルバンだけじゃない!他にも見どころたくさん

写真:makana airi

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こちらは地区別平和旅行団というテーマのエリア。廃棄となった木材や鉄くずを利用した彫刻作品が展示されています。日本やインド、アメリカなど世界各国のオブジェで「PEACE」という文字ができているのがわかりますね。

トルハルバンだけじゃない!他にも見どころたくさん

写真:makana airi

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こちらは童子石といい、お墓の前に立てられ、放し飼いにしていた牛や馬に破損されないよう守る役割を果たしていました。もちろんここにお墓はありませんが、トルハルバンと同じくチェジュを代表する石像として展示されています。手にはしゃもじやスプーン、お酒、花などを持っているのが特徴です。

トルハルバンだけじゃない!他にも見どころたくさん

写真:makana airi

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園内にはコッチャワル散策路があり、様々な植物や樹木を観察できます。この公園は、火山の噴火により済州島が生まれた時、流れ出た溶岩の上にできた林にあるため、世界で唯一、亜熱帯・温帯・寒帯の植物を一箇所で見ることができる場所なのです。

ゴール地点のカフェでまったり

ゴール地点のカフェでまったり

写真:makana airi

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じっくり写真を撮りながらまわると1時間程かかる園内ですが、ゴール地点(入口と同じ)にはオシャレなカフェがあります。コーヒーや紅茶を始め、フルーツジュース、スムージーなどもあるので帰る前に休憩するのも良いですね。

ゴール地点のカフェでまったり

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お店の一角にはショップもあり、ここでも様々なトルハルバンに出会えます。手のひらサイズの可愛らしいものはお土産にもぴったり。

店員さんはとっても親切で、質問すると色々教えてくれます。最寄りのバス停までは10分程ですが、必要であればここでタクシーを呼んでもらうようにしましょう。

ゴール地点のカフェでまったり

写真:makana airi

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とってもたくさんのトルハルバンが大集合しているトルハルバン公園いかがでしたか?芸術家が1つ1つ手作りしたユニークな作品に会いに、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?

トルハルバン公園の基本情報

住所:70 Bukchonseo 1-gil, Jochon-eup, Jeju
電話番号:+82 64-782-2844
営業時間:4-9月 9:00〜16:30、10-3月 9:00〜17:30
アクセス:201番バスで北村里海洞下車徒歩10分

2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/06/30 訪問

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