古墳の内部が見学できる!茨城「虎塚古墳」で遺跡探索

古墳の内部が見学できる!茨城「虎塚古墳」で遺跡探索

更新日:2019/08/30 12:44

服部 旅城のプロフィール写真 服部 旅城 歴史スポットライター
茨城県ひたちなか市にある「虎塚古墳(とらづかこふん)」は、7世紀前半頃につくられた全長56.5mの前方後円墳です。春と秋に一般公開をしており、古墳の内部を見学することができます。
発掘調査で発見された石室の内部に描かれた約1400年前の彩色壁画を実際に見ることができる「虎塚古墳」をご紹介します。
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「虎塚古墳」はどんな遺跡?

「虎塚古墳」はどんな遺跡?

写真:服部 旅城

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「虎塚古墳」は、全長56.5mの前方後円墳です。古墳時代(3〜7世紀頃)は、全国で前方後円墳などの古墳がつくられました。

「虎塚古墳」はどんな遺跡?

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古墳時代後期(6世紀頃)になると、前方後円墳の大きさは小型化していき、前方部(四角形の部分)が後円部(円形の部分)よりも高くつくられたり、幅も広くなるなど以前よりも前方部が大きくつくられるようになりました。

「虎塚古墳」の後円部は直径32.5m、高さ5.7m、前方部は幅38.5m、高さ5.2mあり、古墳時代後期の古墳の特徴をもっています。

内部が見学できる!

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写真:服部 旅城

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昭和48年(1973年)に発掘調査が行われ、前方後円墳の後円部南側から凝灰岩製の横穴式石室が発見されました。石室内部には、保存状態が良好な東日本でも珍しい彩色壁画が描かれており、成人男子の遺骸や大刀・小刀・鉄のやじりなどの副葬品が出土しました。

ひたちなか市教育委員会所蔵の「虎塚古墳」は、昭和49年(1974年)に国の史跡に指定され、墳丘の特徴や出土品から約1400年前の7世紀前半頃につくられたと考えられます。

石室内部で発見された壁画は、疑灰岩の表面に白色粘土を塗り、ベンガラ(酸化第二鉄が主な成分で、赤色の顔料として使われる)で連続三角文などの幾何学文(三角形や円形などの図形、直線、曲線を組み合わせて描かれた抽象的な文様)や武器・武具・装飾具などの文様が描かれています。
隣接する埋蔵文化財調査センターでは、「虎塚古墳」の石室壁画のレプリカを見ることができます。

内部が見学できる!

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昭和55年(1980年)に公開保存施設が完成し、春と秋に一般公開をしており、貴重な古墳の内部に入って、約1400年前に描かれた彩色壁画を見ることができます。

2019年の秋の一般公開で、「虎塚古墳」の内部を見学してみてはどうでしょうか。

(虎塚古墳石室壁画 令和元年 秋季一般公開)
公開期間:
令和元年10月31日(木曜日)〜11月4日(月曜日)の5日間
令和元年11月8日(金曜日)〜11月10日(日曜日)の3日間(計8日間) 
公開時間:9時〜12時30分,13時30分〜16時
観覧料:大人160円(団体130円),小中学生80円(団体60円)
※団体は30人以上
問い合わせ:教育委員会文化財室 029-273-0111(内7307,7308)
埋蔵文化財調査センター 029-276-8311
虎塚古墳事務所 029-273-3663(公開中のみ)

東日本最大級の横穴墓群!

東日本最大級の横穴墓群!

写真:服部 旅城

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「虎塚古墳」から約300mの場所に「十五郎穴(じゅうごろうあな)」という古墳時代末期から奈良時代(約1200年前)につくられた横穴墓群があります。

東日本最大級の横穴墓群!

写真:服部 旅城

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横穴墓は、崖面に横から穴を掘ってつくられた集団の墓で、内部は玄室(遺体を埋葬する部屋)、羨道(玄室へ通じる道)、前庭部(入り口前)にわかれており、人骨や直刀・土器・勾玉などの副葬品が出土しました。

平成26年(2014年)までの調査で274基の横穴墓が発見されており、全部で500基をこえる東日本最大級の横穴墓群と考えられています。ひたちなか市教育委員会所蔵の「十五郎穴」は、館出支群の34基が昭和15年(1940年)に県の史跡に指定されています。
「十五郎穴」の名前の由来は、この場所に十郎・五郎という人物が住んでいたという伝説からきています。

「虎塚古墳」や「十五郎穴」といった1000年以上前の遺跡があり、隣接する埋蔵文化財調査センターでは、古墳の解説や展示されている出土品を見ることができます。「虎塚古墳」の内部が見学できる一般公開もありますので、この機会に遺跡探索を楽しんでください!

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虎塚古墳の基本情報

住所:茨城県ひたちなか市中根3494-1(虎塚古墳)
茨城県ひたちなか市中根3499(埋蔵文化財調査センター)
電話番号:029-276-8311(埋蔵文化財調査センター)
開館時間:「埋蔵文化財調査センター」 9時〜17時(入館は16時30分まで)
「虎塚古墳の外観・十五郎穴」は、常時解放
休館日:毎週月曜日(祝日の場合はその翌日),12月28日から1月4日,館内整理日(7日以内)
料金:「虎塚古墳の外観・十五郎穴・埋蔵文化財調査センター」は、無料
「虎塚古墳」の一般公開において、古墳内部に入る場合は有料
アクセス:
「ひたちなか海浜鉄道湊線」勝田駅から中根駅下車 、徒歩約25分
「ひたちなか市スマイルあおぞらバス」勝田南コース「中根小学校」下車、徒歩20分
車では、北関東自動車道・東水戸道路「ひたちなかIC」から約10分
駐車場:あり(無料)

2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/08/05−2019/08/15 訪問

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